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子育て、仕事、社会活動 ~サードプレイスで活躍するママの話

これからの女子キャリと生き方(18)

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NIKKEI STYLE

こんにちは。manmaの新居日南恵です。今回は子育てと仕事の両立だけでなく、仕事のスキルを生かしてボランティア活動をする「プロボノ」としても活動しているママのライフキャリアについてご紹介します。いわゆる「サードプレイス」とも呼ばれる、職場と家庭以外の場でも活躍するアクティブなママ。ただでさえ両立が簡単ではないと言われている子育てと仕事に、さらにプラスアルファを加えるママの気持ちに迫ってみました。

manmaプロボノとして活躍中

お話を伺ったのは、manmaプロボノとしてもご活躍中の今村さん(30代)。東京都にお住いの今村さんは7歳と4歳の2児のママです。現在は2度の育児休暇を経て、人材サービス会社でコーディネーターとしてご活躍中。大学生時代は元々結婚や子育てに関して具体的なイメージを持っていなかったという今村さん。それ故に決してたくさん情報収集をしてから結婚したというわけではなかったそうです。

「今から思えば、結婚や子育てを若いうちから真剣に考えていたら、自分の性格的に情報収集をたくさんしてしまい、結果的に先入観だらけで結婚は躊躇していたかも(笑)。それに、元々子どもにも苦手意識があったんですよ(笑)。夫と結婚して、子どもが生まれて......何も先入観がなかったからこそ子育ては予想外の連続で、刺激的な日々で、子どもは可愛くて仕方ないです。体当たりな日々の生活の中で、先入観なく入り込めてよかった部分と知っていればよかったと思う部分の両方があり、だからこそmanmaの家族留学は意義のある取り組みだと思っています」。

結婚と出産によって、仕事中心だったライフキャリアに大きな変化がありました。しかしその変化が本当に多くのプラスをもたらしてくれたとも話してくださいました。最初のお子さんが生まれた時は「てんやわんや」な状態で日々が過ぎていったといいます。仕事をしながら家族との生活をどう回していったらよいかが、よくわからない状態が続いたすです。

子育ての中で気付いた精神的なゆとりの大切さ

「朝、早起きをしても子どもが起きてきて、結局やりたかった家事ができないとか、仕事が時間内に終わらなくて休日出勤したりとか」。続く二人目のお子さんが生まれたときは、育児や家事で自分がストレスを溜めないためのリズムや手の抜き方はわかってきたものの、仕事面では時間内で目標を達成することや、社内で頑張りを認めてもらうにはどうしたらいいのかに葛藤していたそうです。しかし、そんな様々な葛藤を超えていく中で「自分が大事にしたいのは精神的な『ゆとり』だ」ということに気づいたと言います。

「言葉の使い方の問題かもしれませんが、そもそも『両立させよう』と思うからどんどんキツくなっていくのかなと思うんです。なので、私は両立という言葉は意識して使わないようにしています。とりあえず仕事は仕事で時間内に全力で向き合う。帰ったら家族と過ごす時間を大事にする。同時に上手くやろうとするのではなく、まずはひとつひとつに向き合っていく。そうすることで精神的に少し『ゆとり』を持って仕事は仕事、子育ては子育てと向き合っていけると思っています。これって結局両立させようとしていると言えばそうなんですが、言葉からくる心持ちって結構違いませんか?」

そんな今村さんは先ほど話したようにmanmaのプロボノとしてもご活躍くださっています。サードプレイスを知ったのは二人目のお子さんの育児休業中でした。産後ケアプログラムを提供するNPO法人の活動を、地域に広める活動をしているママとの出会いでした。「特に社会貢献しよう! という強い気持があったわけではなく、何となく今の自分にピンとくるものに飛び込んでいった感じです」。そんな今村さん曰く、サードプレイスは職場や家庭では得られない心の充足感が得られることがポイントだといいます。

第三の場はストレートに感謝が返ってくる

「子育てしていると、子どもはめちゃくちゃ可愛いに違いない。でも子どもの病気で仕事を休む、子どもが公共の場で騒いでしまうなど、周りに対して申し訳なさを持ってしまうことがあります。また、子どものためと思ってやっていることが、子どもにとっては意に沿わないことだったなど、空まわりしたようなことがたくさんあるのも事実です。そうしたとき、やったことに対してストレートに感謝が返ってくる第三の場は、私にとって貢献したことを感じられる場であり、それが家庭や仕事にもプラスの効果を発揮していることがたくさんあります。面白さは色んな属性の人と出会って色んな考えに触れられることですね。manmaメンバーをはじめ、家族留学を通して出会う学生や若手社会人は、自分の子どもとはまた違った可愛さがあり、一方で私の学生時代より成熟している部分もあって、私もパワーをもらっています」

やることの総量が増えれば増えるほど両立は難しい。もしかすると、子育てや仕事はそんな風に思われることが多いかもしれません。しかし、今村さんのように仕事は仕事として全力で向き合い、家庭は家庭でしっかりと向き合い、さらにはその他にピンときたものにも取り組む。そうする中で「両立させなければならない」という強迫観念のようなものをなくしてしまえば、「両立」はそんなに難しいことでもないのかもしれません。自分が好きなことを、心にゆとりを持ちながら好きに取り組むこと。それこそがハッピーなライフキャリアへの近道なのかもしれませんね。

新居日南恵(におり・ひなえ) 1994年生まれ。東京出身。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在学。2014年に"いまの女子大生の手で安心して母になれる社会をつくる"をコンセプトに掲げ、任意団体「manma」を設立。2015年1月より学生が子育て家庭の日常生活に1日同行し、生き方のロールモデルに出会う体験プログラム「家族留学」を開始。

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