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大学生観光まちづくりコンテスト2017参加リポート(1)
インフラツーリズムステージ
山口県立大学チーム
「サイクル県やまぐち」を盛り上げよう

authored by 観光まちづくりコンテスト参加チーム
大学生観光まちづくりコンテスト2017 参加リポート(1)インフラツーリズムステージ山口県立大学チーム「サイクル県やまぐち」を盛り上げよう
 「大学生観光まちづくりコンテスト」(観光庁、文部科学省など後援)が今秋、開催されます。これは大学生が自分たちで考えたいろいろな地域の観光振興のアイデアを競うイベントです。今年で7回目となるこのコンテストに、「日経カレッジカフェ」は一昨年から公式ネットメディアとして協賛しています。9月上旬から中旬にかけて金沢、川崎、大宮、大分の全国4会場で、92大学計241チームが熱いプレゼン合戦を繰り広げる予定です。

 コンテストに先駆けて、参加している学生から企画内容やこれからの意気込みを綴ったレポートが届きましたので、順次紹介します。第1回は、今年新設されたインフラツーリズムステージに参加する山口県立大学チームです。他のチームは8月22日のプラン提出の締め切りに向けて企画作りや進捗状況の参考にしてください。自分たちのレポートの投稿もぜひお願いします。

【山口県立大学「WAYA labo」】

無茶苦茶なくらい面白い提案を

メンバーは語学留学、海外でのフィールドワークやインターンシップなどを経験

 私たち山口県立大学の国際文化学科異文化交流論研究室では、観光資源や地域資源を活用した人や文化の交流について学んでいます。チーム名の「WAYA」というのは、「わやする」という山口県の方言からきています。無茶苦茶をする、程度が甚だしいなどといった意味ですが、変革をもたらすのは「ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」と言われるように、従来の常識を超えて面白い提案を出し合おうという気持ちを込めて、この名前に決めました。

 企画案のテーマは「サイクルを通した山口県の観光まちづくりの促進」です。県内には魅力あふれる観光地や豊かな自然がありますが、鉄道でのアクセスが難しいという課題もあります。一方で道路はよく、公共交通より自動車に頼った生活をしています。そこで、企画案では自転車を使う観光スタイルを推進し、2016年度から県が開始した「サイクル県やまぐち」というプロジェクトを視野に入れた取り組みとしました。最近では、自転車マニアが国内外から高級自転車を携えて山口県を訪れ始めています。私たちは「サイクル県やまぐち」をより多くの人々に知ってもらうことで、観光客の増加やインバウンド効果などを推進していきたいと思い、サイクルイベント開催やサイクルマップの作成を企画しています。

 「WAYA labo」のメンバーは、語学留学、海外フィールドワーク、海外インターンシップのいずれかを経験しており、中国からの交換留学生も2名います。英語・韓国語・中国語のいずれかを学んでおり、それぞれの強みを考えた役割分担をしています。フィールドワークで地域の方へのインタビュー、県庁での相談など、様々な方にお話を伺い、チームでも日々話し合いをしています。海外留学はソトからの目で日本文化や日本社会を見直す機会を与えてくれますが、既存の常識からはずれた非常識な者ともみられがちです。「出る杭は打たれる」が、「出過ぎる杭は打たれない」というのが、国際文化学科で学んだモットーです。

周防大島でフィールドワーク

山口県の周防大島をサイクリングでフィールドワーク

 7月に私たちが提案するサイクルイベントの開催地と想定する山口県の周防大島でフィールドワークを行いました。自転車に乗って島を回るグループ、道の駅や宿泊施設でインタビューするグループに分かれ、それぞれの視点から現状を把握し、課題を発見することができました。暑い日差しの中、30キロ、40キロと走った達成感は最高です。

 この企画を始めて、「こんなところにもサイクリストが」と驚くことが多く、多種多様な自転車やファッショナブルなサイクルウエアの進化に目を見張ることもありました。このフィールドワークを通して得られた課題やアイデアをプランに盛り込み、現在企画案を作成中です。下関市へのフィールドワークや、島コンへの参加も予定していますが、一つの課題はまた次の課題へ、一つの質問はまた次の質問へと発展していき、終わりのないロードを走っていると感じます。

 観光まちづくりプランを考えるにあたっては、国際文化学科での学びをもとに、自分たちらしい発想をどんどん提案していくことを特に意識しています。フレッシュなアイデアは「いいね」と言っていただけますが、本当に実現できるかと多方面から問われます。ご指導いただいている先生、取材させていただいた方々、協力していただいたすべての方々に自信をもってプレゼンできるような、納得のいく企画ができるよう、提出日直前まで粘って考えるつもりです。

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