日本経済新聞 関連サイト

OK
[ career-働き方 ]

大学生が見たカイシャ(6)Yahoo! JAPAN~変化の激しいサービスで挑戦したい

authored by 国学院大学学生キャリアサポーター
大学生が見たカイシャ(6) Yahoo! JAPAN~変化の激しいサービスで挑戦したい

 ヤフー株式会社は1996年にYahoo! Incとソフトバンク株式会社が共同で設立、日本語での情報検索サービス「Yahoo! JAPAN」を開始しました。当初は検索の役割を担っていましたが、1999年にはYahoo!ショッピングを始めとする、自社でのオンラインサービスを開始し、今では100以上のサービスを提供しています。

 今回は、Yahoo!ショッピングで美容・健康カテゴリの営業を担当していらっしゃる小西さんと、二年間の営業を経て、現在は広告を企画する仕事をしていらっしゃる大久保さんにお話を伺いました。

ストア数50万店以上のYahoo!ショッピング

――ヤフーの強みについて教えてください。

左から取材した大和田、星名、茶木

 ヤフーの強みは、100を超える幅広いサービスと日本最大級の利用者数です。また、EC、メディア(広告)、決済金融の三つのサービスを幅広く扱っている企業はあまり多くありません。現在、ヤフーはこれらのマルチビッグデータをより連携し、新たなサービスや広告などに活かしていくということを重視しています。

――Yahoo!ショッピングの特徴について教えてください。

 2013年10月に、Yahoo!ショッピングは「eコマース革命」を掲げ、ビジネスモデルを大きく変化させました。Yahoo!ショッピングはオンライン上のショッピングモールですが、それまで出店事業者(ストア)から徴収していた月々の出店料や売り上げ手数料などの手数料をすべて無料にしました。

 これにより、ネット通販での出店ハードルが下がったことでYahoo!ショッピングでビジネスを始めるストアやアイテム数が増え、売り場の魅力が増していきました。それにより取扱高(ストアの売上高の合計)が増え、一方でモールの中で自ストアの商品をもっと販促したいというストアが増えたことから、Yahoo!ショッピング内での広告出稿が盛況になりました。

 2017年3月時点で、商品数はビジネスモデルの変化前と比べ約3倍に、ストアの数は約6.5倍と大きく伸び、2億以上の商品数、50万以上のストア数と国内最多(ヤフー調べ)に至っています。

――国内でフリマサイトが流行していますが、その影響などありますか。

大久保さん(左)と小西さん

 ヤフーにもヤフオク!のサービス内でワンプライスで売買を行う「フリマモード」が存在します。ヤフオク!の出品数はとても多いです。それを活かしてCtoCでの売買をすることも重要ですが、フリマモードをご利用いただいた方に、Yahoo!ショッピングもどう利用していただくのか、どう連携するのかを考えることで、当社のサービスをお客様にご理解いただく良い機会だと考えています。

――ジョブチェンという制度があるようですが、それについて詳しく教えてください。

 入社して二年経つと、ヤフーの中で新たな経験にチャレンジしたい場合に、その希望を申告できる自己申告型の異動制度です。他の企業で営業をしていたからといって、営業にしかなれないという訳ではありません。自分が何をやりたいか、今後どうしていきたいのかを明確に考えていて希望部署から採用されれば、異動が可能です。全く経験のない人であっても、成長のために経験することができるのが、ジョブチェンの良い所です。

――なぜYahoo!ショッピングを希望されたのですか。

小西 最初はYahoo!ショッピングではなくYahoo!きっずを希望していました。Yahoo! JAPANなら、日本中の子どもたちが、インターネットを通じて安価、あるいは無償で教育の機会を得られる仕組みがつくることができるのではないかと考えたからです。希望した配属ではなかったものの、Yahoo!ショッピングの仕事に携わる中で、ストアの課題を大小問わず解決した時の喜びや、とてつもなく早いスピードで成長するサービスに携わるワクワク感はここでしか味わえなかったと感じています。

大久保 就活の際、自己分析で飽きやすいということがわかりました。飽きやすい自分が日々楽しく仕事ができるのは、変化の激しいインターネットのサービスではないかと考えました。当時、ヤフーはeコマース革命でネット通販分野を拡大していくことに重点を置いていました。ヤフーのなかでも変化の激しいサービスだと考え、Yahoo!ショッピングを希望しました。

――広告を企画されているということでしたが、売り上げ上昇のために努力していることはありますか。

大久保 ネットショッピングでは、ユニークユーザー(集客数)、購買率(何割の人に買っていただけるか)、いくら買っていただけるか、の三つのかけ算から売り上げが成り立っています。要素分解をして、どこに課題があり、その課題に対する対策にはどのようなものがあるかを考え、提案することが重要です。

成功を目指した失敗は咎められない

――お仕事をされているなかで、一番やりがいを感じたことについてお聞かせください。

小西 たとえば地方の小さな眼鏡屋さんから、「本業の眼鏡店の売上に加えてYahoo!ショッピングでも売上を作ることができ、より生活が豊かになった」と喜びのお声をいただいた時は嬉しかったですね。

大久保 インターネットだと対面で接することがないイメージがあるかと思いますが、営業ではストアと直接コミュニケーションをとることができます。人と人とのコミュニケーションのなかで、ともに努力し、喜びを共有できるところにやりがいを感じます。

――トラブルが起きた時の対処法があれば教えてください。

大久保 失敗を悪いこととする社風ではなく、成功を目指した失敗であれば咎めないという社風なので、失敗がもとで大変なことになったという経験はありません。ミスや失敗があれば、次にどう改善するかということを周囲が一緒になって考えてくれます。上手くいった時も失敗した時も、振り返ってそれを次にどう活かすかということを考えるということが重要だと考えます。

――新卒の離職率が三年間で4.5%と非常に低いと伺いました。

大久保 周囲の社員は良い人が多く、いつも笑顔で働いています。フレックス制や育休・産休制度などもあり、働きやすい環境が整っていると感じます。自分の目標があって、起業して辞めた方はいらっしゃいますが、人間関係や労働環境などが原因で辞めたという話は、自分は聞いたことがありません。先ほどお話しした、ジョブチェンという制度も影響していると思います。やはり転職というのは大変なことです。社内で、色々な経験をすることができ、可能性を広げることができるというのは、離職率の低さにも関係していると思います。

――今後の目標を教えてください。

小西 短期的目標は、自分が担当させていただいているストアの月商を一億にすることです。長期的な目標は、日本の教育のあり方を変えることです。「良い教育にはお金がかかる」という教育のあり方を変えたいと考えています。

大久保 日々、自分が成長出来ていると感じられる環境に身を置きつつ、それが社会に貢献できればいいと考えています。自分の出来ないことに積極的に関わっていくことで、自分の出来ることを増やし続けていきたいと思います。また、ヤフーで仕事をするなかで、消費者、ユーザーに貢献したいと思います。

――就職活動をしている学生に向けて一言お願いいたします。

小西 最初は配属希望が通らなかったのですが、実際に会社に入ってみると新たな自分の強みが発見でき、また、新たな出会いがありました。どこの会社に入社する、あるいは配属されたということは大きな問題ではなく、今目の前で起こっている出来事やタスクが、自分が思い描く夢にどう繋がっていることを意識することが大切だと考えています。

大久保 入るまでも大切ですが、入った後何をするかが重要になってきます。どの企業に就職したとしても、そのなかで自分に何ができるかということを日々考えて、やり続けることが必要です。

「日経College Cafe」のお勧め記事はこちら>>