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ハーバードと日本の架け橋(2)日米の学生がANAの課題に
答える提案をプレゼン

authored by 舟橋拓巳
ハーバードと日本の架け橋(2) 日米の学生がANAの課題に答える提案をプレゼン

HKIC×ANA

 去る8月21日、第2回目となった今年度のHKICは無事に開催を迎えることができました。今年度のHKICは全日本空輸(ANA)をメインパートナーとして、参加者にはANAの課題を解決するプロダクト案を考え、プレゼンしてもらいました。実際に優秀な案については、それをANAが運営するクラウドファンディング事業であるWonder flyに出展することになりました。そうしたコンテンツを用意することで、参加者に本気になってもらい、また、それらのプロダクト案に日本のphysical/mentalな文化的要素を取り入れてもらうことで、日本文化に目を向けてもらうことを目指しました。今回の記事では、ANAとのコンテンツを詳しくご紹介していきます。

スルガ銀行ANA Financial Centerにて

Day2 ハーバード生と日本人学生が意見交換

 プログラム2日目の8月22日はスルガ銀行ANA Financial Centerを訪問させて頂きました。そこではまず始めに、ANAの担当者の方から参加者に対して説明がありました。航空会社として航空サービスに従事しているのはもちろんのこと、その他にもクラウドファンディングサービスWonder Flyの運営、ロボットAVATARの開発支援等様々な事業に携わっているとのことでした。またHKICの本番前に、ハーバード生には「Mind wellnessの研究がどれほど進んでいるのかリサーチしたうえで、旅をする際に空港、機内、宿泊先で健康面での負担が大きい部分をリストアップしてください」という課題を、慶應・東大の学生には「人はなぜ旅に出るのか、逆になぜ旅に出ないことがあるのかを考えてきてください」という課題が出されていました。

 これらの事前課題に関してもディスカッションの時間を設け、ハーバード生と日本人学生で意見の交換、共有を行いました。旅(Travel)と健康状態(Wellness)という異なる観点からハーバード生と日本人学生が意見を交わしていたのが大変印象的でした。そして最後に、最終日にANAに対して参加者が行うプレゼンテーションのテーマが発表されました。そのテーマは「旅行をする時に、それを使えば機内で良好な健康状態を保つことのできるプロダクトを開発してください」というものでした。評価基準の一つに提案の実現可能性があり、参加者は実際に開発を前提としたプロダクト案を考えなくてはならず、かなり苦戦していた様子でした。

 また、その日の午後にはKMD(慶應メディアデザイン)のEMBODIED MEDIAを訪問しました。そこでは、実際にAVATARを体験するコンテンツを準備していただいていたため、日本の最新技術に触れることができ、参加者にとっては良いインプットとなったのではないかと思います。

KMDのEMBODIED MEDIAにて、研究者の方々と一緒に

Day5 機内で快適に過ごすプロダクトを提案

 プログラム最終日の8月25日はANAに向けてチームごとに最終プレゼンテーションを行いました。どのようなプロダクトがあれば機内を快適に過ごすことができるか。KMDのEMBODIED MEDIAで目の当たりにした日本の最新技術や、鎌倉建長寺の坐禅会で体験した日本の伝統的精神など、参加者は5日間のプログラムで得た知見を活かし、ユニークなプロダクトを考案していました。

最優秀賞を獲得したteamD、ANAから豪華景品を頂きました

 日本の良さや強みに触れるコンテンツを通して、そこから得た学びを問題解決に活かすCreatorを輩出する、というのは我々がこのプログラムを通して目指していたものそのものであり、コンテンツを作った我々としては願ってもないことでした。プレゼンテーションの後はANAからのフィードバックと、優秀賞の発表がありました。

 この最終プレゼンテーションをもってHKIC2017のすべてのコンテンツを終え、参加者、運営一同すがすがしく今年度プログラムの閉幕を迎えることができました。

 次回はプログラムを終えて、ハーバード、慶應・東大の参加者それぞれに行ったインタビューの様子をお伝えしたいと思います。

最終プレゼンを終えて、ANAの社員の方々、参加者、運営全員での一枚

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