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一度しかない人生。やりたいと思うことを諦めないことが大切

これからの女子キャリと生き方(20)

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NIKKEI STYLE

こんにちは。manmaの新居日南恵(におり・ひなえ)です。現役ママへのインタビューをもとに、様々なライフコースをご紹介するシリーズ。今回は、「やりたいことをやろう!」をモットーにするママについてお話しします。家庭と仕事の両立の難しさは、多くのママが語るところかもしれません。その中で、様々な工夫をしながら日々を彩るたくさんのママたちですが、「やらないで後悔するより、やって後悔する」ことを貫いてきたライフコース。そこには、いつまでも忘れたくない「当たり前だけど大切な」教えが詰まっていました。

井出さんのライフコース

今回ご紹介するママは東京都世田谷区在住の2児のママ、井出さんです。都内の高校を卒業した後、1年間の浪人を経て関西大学へ進学しました。卒業後、東京の会社で営業職としてご活躍し、主任まで務めた後、27歳で退社。その後、当初お勤めだった会社のお客さんのところで社長秘書として勤務しました。

東日本大震災をきっかけに、東京と東北を行き来する生活を続けたと言います。現在のご主人と出会ったのは2011年の秋。翌年5月に結婚し、2人の娘さんに恵まれました。現在は、インターネット広告代理店の管理本部で時短勤務中で、もうすぐ4歳と2歳になる姉妹の子育てにも奮闘中です。

「やりたいと思った時が、やり時」

そんな井出さんの人生の転機は、フランス旅行にあったと言います。新卒から勤めていた会社を退社するか悩んだ時、一人でフランス旅行に出かけました。フェミニズムの発祥地としても知られるフランスは、その歴史からも自由や権利を重んじる国。そんなフランスでは、自由な気風が日本に比べて強く尊重されています。平日はもちろん、週末ですら飲食店は21時にはどこも閉店。日曜日は、ほとんどのお店が休業します。働くこと以外に、自分の自由な時間を持つことが一つの特徴でもあるんですね。

さて、そんなフランスで井出さんが出会った人々は口々にこう言ったそうです。「27歳なの? じゃあまだまだやりたいことはなんでもできるわ」。そんな一言で、井出さんは「やりたいと思った時がやり時であり、もう遅いなんてことはない」と感じたそうです。

「日本では18歳で高校を卒業して大学や専門学校などそれぞれですが、就職活動は"みんなで同時に"行います。22歳前後で就職や年齢を理由に「こんな人生になる」というものが決まってしまう傾向があります。また、そこから外れると王道のライフコースに戻ることは難しいとされています。フランスで話を聞いてから、再度、それまでとは全く違うライフコースを考えるようになったんです」。こう当時の心境を振り返ります。27歳で転職、そしてその後の東北での活動は、そうした経験がきっかけとなったそうです。

「一度しかない人生なので、やりたいと思うことを諦めないことが大切だと思います」

井出さんのモットーは「やらないで後悔するよりやって後悔しよう」だと言います。そして、その理由を次のように話してくれました。

「あれをやってみたい。これをやってみたい。そう思うことはたくさんあるでしょう。ただ、タイミングや様々な事情で実際に行動に移せることと移せないものがあると思います。以前にやりたいなーと思ってできないでいたものも、ある時、タイミングよくできたりすることもあります。

フランスでの経験とも通じますが、会社に勤めている状況を含め、何かに所属していると大きく枠を外して考えることができません。新卒で入社した会社を退職しようか悩んでいる時、いまひとつ決断できませんでした。でも、フランスで1人の時間を持ったことで「やりたいこと」が色々できてきました。その中には以前にやりたいなーと思ったことも入っていました。

その後、勇気を持って一歩を踏み出すと、そのやりたいことに関してたくさんの情報やお誘いが舞い込んできました。大学を卒業して仕事を始めると、日々はあっという間に過ぎ去ります。人生一度きりなのでやりたいことは諦めないでほしいと思いました。本当にやりたいことは時間が経っても再び"やりたくなる"ものだと思います!」

「今を楽しんで、たくさん遊んでください!」

そんな井出さんが語る、女子大生へのメッセージ。それは、「今を楽しんで、たくさん遊んでください!」ということです。井出さん曰く、仕事を始め、家庭を持ち、子供が生まれると「自分の時間」というものが本当に減るそうです。「あの時こうしていれば...」と思わないためにも、「やりたいことにどんどん挑戦してほしい」と語ります。

井出さんが家族留学に来た女性大生に必ず話していること。それは「未来日記」を書きなさい、ということです。未来日記とは、この先自分がどんな将来を過ごしたいのかをビジネス・プライベート共に記していくもの。10年後こうなっていたい。だから5年後にはこうなっていて、3年後にはここまで、1年後はここまで...。たとえ途中で変わったとしても、ザックリなものでも構わないと言います。

「学生の時の"将来"はとても可能性に満ち溢れていて、"今"の先にある"将来"は飛び石のように先に点在している感じがします。しかし、卒業して社会人になると"将来"は"今"の延長なんだと気がつきます。だからこそ、この先、自分はどんな"将来"を過ごしたいのかを時間軸で区切りながらイメージすることが大事なんです。私は毎年、お正月に手帳に書いていました。仕事を始めると毎日があっという間に過ぎてしまいます。頭の片隅でも"自分の将来"を意識しながら生活することは大切だと思います。自分がその時何を求めているのかということもわかって面白いですよ」

飛び石の先にある、理想のライフコースをイメージしながら、たくさんのことを吸収していける女子キャリを積んでいきたいですね。

新居日南恵(におり・ひなえ) 1994年生まれ。東京出身。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在学。2014年に"いまの女子大生の手で安心して母になれる社会をつくる"をコンセプトに掲げ、任意団体「manma」を設立。2015年1月より学生が子育て家庭の日常生活に1日同行し、生き方のロールモデルに出会う体験プログラム「家族留学」を開始。

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