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早稲田祭への想い2017(1)広報と制作、二人三脚で早稲田祭の価値を高める

authored by 早稲田祭2017運営スタッフ
早稲田祭への想い2017(1) 広報と制作、二人三脚で早稲田祭の価値を高める

 来場者約18万人を誇る早稲田祭。2017年は11月4、5日に開催されます。日本最大級の学園祭を運営しているのが、早稲田祭2017運営スタッフです。今回は広報制作局の澤田啓局長(早稲田大学文学部3年)に話を聞きました。局員数が100人を超える組織をどのように率い、どのような理念のもと早稲田祭の広報を行っているのでしょうか。

(聞き手は早稲田大学文化構想学部1年、早稲田祭運営2017スタッフ広報制作局局員 篠原桐香)

さまざまな角度から早稲田祭のイメージを提供

――早速ですが、広報制作局の活動について教えてください。

澤田啓局長

澤田 広報制作局はその名の通り、早稲田祭の広報をする局です。広報部門と制作部門の二つに分かれていて、メディア対応や記事の執筆などを行う広報部門と、キャンパス内に設置する装飾物から動画・Webページ・ポスターまで、さまざまな制作物のデザインを行う制作部門という編成で活動しています。

――広報部門と制作部門では異なる分野を扱っているように感じますが、どのように連携しているのですか?

澤田 広報と制作は二人三脚で活動しています。例えばフリーペーパーをつくるなら、広報は取材と記事の作成、制作はページのレイアウト・デザインを行うといった連携ですね。一見、制作が広報の下請けのように見えるけれど、モノづくりの経験から得た知識や感覚などは制作から広報へフィードバックされています。そもそも同じサークルの友人同士で仲も良いので、比較的スムーズに連携できていると感じますね。

――そうなんですね。次に、広報制作局での活動のやりがいを教えてください。

澤田 僕たちの活動は、実際にモノをつくる活動です。広報にとっては記事の作成だったり、制作にとっては装飾物の作成だったり。自分たちがつくったものに対して、目に見える形で反応が返ってくるところが広報制作局における活動のやりがいだと思います。

――なるほど。成果が目に見えると活動へのモチベーションも上がりますね!

制作部門が作った装飾物

外部の方との関わりが成長に

――話は変わりますが、なぜ早稲田祭運営スタッフ(以下、運営スタッフ)に入ろうと思ったのですか?

澤田 もともと、大学生になったら「日本一」と言われるようなデカいことをしてみたいと考えていて、「日本一の学園祭」と謳われていた早稲田祭に興味を惹かれたからです。

――では、運営スタッフにある八つの局の中で、広報制作局を選んだ理由を教えてください。

澤田 高校時代に文化祭や装飾物の制作に熱中していて、広報制作局ならその経験が活かせるかなと思いました。人より経験がある分、活躍して目立てるかも? と期待していました(笑)。

――そうだったんですね。では、運営スタッフとして今までどのように過ごしてきましたか。

澤田 広報制作局の中にある「装飾チーム」に2年間所属していました。1年生の頃からチーム運営に意見を言うタイプだったので、生意気な後輩だと思われてたかもしれません(笑)。2年生の時にはチームの意識を変えたくて、リーダー的ポジションであるチーフに立候補しました。正直なところ、学園祭における装飾物ってあくまで「+α」であって、存在しなくても学園祭自体は成立すると思うんです。だから、わざわざ予算を割いて装飾物をつくる意味とは何か、という活動の根本からチーム全員で考えていました。

――これまでの活動を通して自分自身が成長したと思うことはありますか?

澤田 「広報」は外部の人との窓口になることが多いです。早大生はもちろん、企業に勤める社会人の方々、さらに装飾物の設置に関して大学周辺地域や教職員のみなさんなど、活動を通してさまざまな人と関わらせていただきました。その中で外部の人と関わることの楽しさを知ると共に、コミュニケーション能力を身につけることができました。

サークルとしての楽しさを見出してほしい

――なぜ局長になろうと思ったのですか?

人気のワセダサイダー

澤田 理由は二つあります。一つ目は、100人を超える集団のトップとしてリーダーシップを発揮したり、責任を求められる立場についたりする経験が今までなかったので、挑戦したいと思ったから。二つ目は早稲田祭の大きさを局員に伝えたかったから。早稲田祭2016では装飾チームの責任者として、装飾が施されている所を見て回りました。その際に来場された方と同じように早稲田祭2016を楽しむことができたし、早稲田祭の大きさを肌で感じることができたんです。その経験を伝えることが、運営スタッフ全体の意識を変えることに繋がるのではないか、と考えました。

――不安はありませんでしたか?

澤田 ものすごく大きかったですね。局員に局での活動を楽しいと思ってもらうことも、みんなを引っ張っていく局長の仕事だと僕は考えています。だからこそ、それを全うできるだけの力があるのか、正直不安でしたね。

――局長としての理念があれば教えてください。

澤田 運営スタッフはあくまでサークル活動として早稲田祭を運営している学生団体です。だからこそ、まず局員にはサークルとしての「楽しさ」を見出してもらいたいと思っていて。その上で活動の意義などを伝えることが僕のポリシーですね。

多くの人の目に触れるものだからこそ正確な情報発信を

――話は変わりますが、近年SNSでの「炎上」が問題になっています。SNSによる広報活動において注意していることはありますか?

澤田 以前、早稲田祭でもゲストブッキングに関して説明責任を求められ、軽く「炎上」のような状態に陥ってしまったことがあります。再発防止のためにも、広報制作局では発信する情報を複数人によってチェックしています。情報発信のスピードは損なわれてしまいますが、いろいろな意見を反映することで、受信者の方に誤解を与えない広報活動を心がけていす。

――確実に情報が伝わるように工夫されているのですね。ところで、今年も多くの方が早稲田祭に来場されると思いますが、来場者の方々に注目してほしい点はありますか?

澤田 ずばり、早稲田文化の多様性ですね! 学園祭ってさまざまなジャンルが一堂に会するイベントとして、とても面白い場所だと僕は思っています。ダンスイベントや音楽フェスであればそれに興味のある人だけが集まるけれど、学園祭にはいろいろなジャンルのものがあちこちに散らばっている。来場者のみなさんには、さまざまな早稲田文化に出会い、その多様性を楽しんでほしいです。

――それでは最後に、運営スタッフとしてどのような早稲田祭2017をつくりたいかを教えてください。

 早稲田祭2017のキャッチコピーは「その一瞬に華ひらけ」です。「その一瞬」である2日間に早大生が全力を注いでくれるような、そんな早稲田祭2017にしていきたいです。

広報制作局のメンバー