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ジョブヨク(48)コミュニケーションを楽しむには
活動リポート@立命館大学

authored by ジョブヨク
ジョブヨク(48) コミュニケーションを楽しむには活動リポート@立命館大学

 学生と大人が「生き方」と「働き方」を語り合うイベント「ジョブヨク」。世代、性別、職業、立場を超えて、フラットに学びあい、語り合うワークショップだ。2013年10月に初めてイベントが開催され、これまでに計80回以上、4000人近くが参加してきた。今回は関西では3回目(過去に同志社、立命館で開催)となる立命館大学での開催となった。

コミュニケーション能力ってよく言うけど

立命館大学では2回目の開催となった

 2017年4月22日(土)。立命館大学主催のジョブヨクが開催された。今回のテーマは「コミュニケーションを楽しむには?」。このテーマに至った発端は、就職活動中の4回生である私たち運営メンバーが抱いた単純な疑問からだった。就職活動中の私たちは企業の説明会や採用ホームページなどで、「コミュニケーション能力のある学生を求めています」という言葉を飽きるほど見聞きしている。経団連が発表している企業調査では、企業の採用担当者が「選考時に重視する要素」1位は「コミュニケーション能力」と書いてある。

 ただ、コミュニケーション能力と言われても正直よくわからない。ただ、なんとなく普段私たち学生が思っているコミュニケーション能力と企業が求めるコミュニケーション能力は違う気がする。社会人としての経験がない私たちは、社会人や学生が考える「コミュニケーション」についてもっと聞いてみたい。「人はそれぞれどんな価値観を持っているのだろうか」「コミュニケーションを今より楽しむには何ができるだろうか」という疑問から「コミュニケーションを楽しむには」というテーマを選んだ。

 参加者のほとんどは初対面同士、また学生にとっては慣れない社会人と何を喋ればいいかわからない。そこで、アイスブレイクとして「ハイタッチ自己紹介」を行った。教室を歩き回り、目が合った人と自己紹介をしていくのだが、このときハイタッチを加えることで、自然と笑顔になり打ち解けるというものだ。参加者たちが盛り上がるかどうか不安視していたが、このアイスブレイクにより和気あいあいとした雰囲気になり、これから始まるワークショップの準備が整った。

わたしっ!! こんなヒトです

 最初のセッションではまず、自分のコミュニケーションスタイルを客観的に分析するため、コミュニケーションの要素を記したチャート図に記入してもらった。話好き、聞き上手、社交性、協調性、表情豊か、気配りの6つの項目を6段階で評価してもらった。次に、グループ内でチャート図をもとに自分のコミュニケーションスタイルの特徴について発表していってもらった。社会人の方の自己評価が印象的だった。目標を込めてのことだったが、普段仕事としてコミュニケーションをしている自信を感じた。自分を深堀りする機会や、他人に自分を受け止めてもらう機会は有意義な時間なのか、自然と参加者の笑みのこぼれる顔が印象的だった。

社会人と学生でコミュニケーション能力について考え方に差はあるのか

 参加者それぞれの理想のコミュニケーションについて考えてもらうべく、自分や相手のコミュニケーションスタイルなどを少し客観的に見てみた後、それ以外で、自分の周りにいる人の上手だな、いいなと思うコミュニケーション術や、その要素について考えてもらった。「合コンで狙ったを百発百中落とせる」と書いた社会人の方がいた。その方の周りに実際にいるのだそうだ。なぜその人が成功しているのかを考えていく中で、褒め言葉が上手いという話になった。議論していく中で褒め言葉はフレーズの内容よりタイミングが重要であるという意見が出た。話し合うことによって新たな視点や発見を実感した瞬間だった。このように楽しく、豊かな会話ができることがジョブヨクの面白さのひとつだと改めて感じた。

理想とするヒトになるためには

 最後に、これまでのセッションを踏まえて、自分の望むコミュニケーションとそのためにできることについて考えてもらった。このセッションは特に難しく苦戦している人が多かった。自分の望むコミュニケーションとは人が一生絶えず考えていくものであり、答えがないからだ。理想のコミュニケーションを考えるうえで、SNSとの付き合い方をもっと意識すべきと問題提起された社会人の方がいた。

 私たちはSNSのコミュニケーションについて学んだことがない。そもそもほとんどの人はコミュニケーションについて学んだことがない。今回のジョブヨクは意識的にコミュニケーションについて考え、いろいろな人の価値観に触れ、お互いが学びあう貴重な機会になったと思う。参加者も「仕事上のコミュニケーションと、人としてのそれを大切にすることは同じ」と最後に言っていた。このようにして無事にイベントを開催することができた。

 他人とのコミュニケーションなしには誰も生きていくことができない。コミュニケーションは本当に奥深い。正解がないからこそ、私たちはこの「コミュニケーションを楽しむには?」というテーマを扱った。学生、社会人、多種多様な人との価値感に触れ合い、自分なりの生き方や目標をもって生きることを再発見してもらえた時間になったと思う。

 みなさんも、一度「コミュニケーション」を意識してみれば、いつもとは何か違う瞬間に出会えるのではないでしょうか?? 今後とも、様々な場所、人と開催する「ジョブヨク」にご期待ください。皆様の参加もお待ちしております!!

ジョブヨクの詳細はこちら

それぞれがコミュニケーションについて考えた