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トビタった!私たち(6)リーズ大学で社会学(下)
リーズ・トビタテで得た友が支えに

authored by トビタテ!留学JAPAN
トビタった!私たち(6) リーズ大学で社会学(下)リーズ・トビタテで得た友が支えに

 こんにちは。トビタテ生としてリーズ大学に留学した岩井凌太です。前回は主に留学の大変だった部分を切り取りましたが、留学中から一貫して留学をして良かったという気持ちが変わったことはありません。これは、ひとえに様々な支えがあり、ストレスが溜まった時に気晴らしができる、もしくは、自分のワクワクする気持ちを引き出してくれる環境が周りにあったからです。今回は、そんなワクワクするリーズ大学とその周辺環境などについて紹介します。

留学中一番仲が良かった留学生仲間!真面目なことからバカなことまで色んな事を一緒にしました。これが留学の醍醐味ですよね

佳子様が留学中の大学!

 リーズ大学と聞いて、ピンと来た人もいるでしょう。そうです。あの秋篠宮家の佳子様がこの秋から留学している大学です。リーズ大学は、英国版アイビーリーグとも呼ばれる「ラッセルグループ」に名を連ね、留学生の受け入れにも積極的な国際色溢れるイギリス屈指の名門校です。

 イギリスの中心に位置するリーズの街は、財政や商業においてもイギリスの中心として急速な発展を遂げている国内有数の国際都市で、ロンドンやエジンバラなど各都市へのアクセスも良好です。少し郊外に出ればヨークシャーの美しい田園風景も堪能できるため、立地面でも非常に魅力的な街でした。ファイナンシャル・タイムズ誌に「21世紀のヨーロッパの中心都市」と評価されるリーズの街は、ショッピングモール、バー、クラブ、ギャラリーなどの施設が揃い、学生都市として高い評価を受けています。

 私の住んでいた寮はセンチネルタワーズというリーズ大学の学生寮でした。そこでは定期的に社交イベントがあり、そのイベントを通してできた友達とはよく飲みに行ったり自分の国の料理を振る舞いあったりしていました。

世界各地のトビタテ生とも交流

トビタテ生+@での集まり(フィンランド) 楽しいだけじゃなく知的好奇心も刺激される会話に時を忘れ、気づけば夜通し話していました

 こうした環境に加え、すばらしい友人たちとの出会いがより充実した留学生活にしてくれました。例えば、リーズでできた外国人、日本人の友達と遊んだり、「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金を通して出会った友人と留学の節目節目で会ったりして気晴らしができたことです。同時に、頑張っている友人の話を聞き、活動へのモチベーションが引き出されたことも多々ありました。

 また、この奨学金は採択人数が非常に多く、世界各地にトビタテ生(トビタテの奨学金に採択された学生の総称)が散らばっています。近隣諸国に留学しているトビタテ生とその知り合いが集まってパーティーをしたこともあります。海外観光に行っても知り合い経由で簡単に無料ガイド(たまに宿も)をゲットできるといった特典もありました。

 トビタテ生の中には専門知識に深く精通している、もしくは特殊な経験を持った人も多く、会って話せば知的刺激がもらえることもあり、留学中はこの奨学金の価値を強く感じました。支えという意味では、そもそもこの「トビタテ!留学JAPAN」から非常に多くの給付金を頂きました。お金だけでなく留学前の研修で留学の目的やアクションプランが明確化され、新たなマインドセットや知識を得られ、留学中の活動をより意義のあるものにできたとも感じています。

トビタテの友達とアイスランドへ行った時の一コマ。寒すぎて死にそうだったけど、オーロラも見れ満足です

 現在は英国から帰国し、インターンシップ生の一人として大阪府四條畷市の市政改革に携わっています。これが市政に長期インターンシップ生として学生が携わる日本で初の取り組みということもあり、周囲からの大きな期待と疑念のプレッシャーにさらされています。しかし、ここでも留学での学びを活かして、市民の方々と私達よそ者の価値観をすり合わせ、意欲を行動で示し、より良いまちづくりに貢献するという結果を出すことで信頼を勝ち取っていきたいと思います。

走りながら、考える

 最後に、この頃よく感じることをメッセージとして文章を締めたいと思います。

 みなさん、行動だけ起こして満足していませんか? 何も考えないで走っていると、「こんなはずじゃなかった」という所にいつの間にか行き着いてしまっているかもしれません。一方で、頭でっかちになって自分の考えを行動に移せていない方、経験を含めたインプットが限られた中で考えられることには多分、限界があります。また、行動することで自分の考えの正しさを確認できることもあります。僕は、「とりあえず行動」と「頭でっかち」の両方を経験して、現在「走りながら考える」を試している最中です。まだまだできないことばかりですが、これからも経験を積みつつ考え続け、自分の価値観や目的地をブラッシュアップし続けたいと思います。

プロフィール
岩井凌太(いわい・りょうた) 1995年生まれ、東京都立三鷹高校卒、同志社大学スポーツ健康科学部に所属し、スポーツの身体性を用いたソーシャルキャピタルの醸成について研究。現在は大阪府の四條畷市で日本史上初と言われる市役所での長期インターンシップ生として市政改革に携わっている。身体を動かすのと、自然に囲まれた場所でゆっくりするのが趣味。