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早稲田祭への想い2017(4)創部104年、伝統のマンドリン楽部の魅力とは

authored by 早稲田祭2017運営スタッフ
早稲田祭への想い2017(4) 創部104年、伝統のマンドリン楽部の魅力とは

 今年で104周年、2018年5月には第200回記念演奏会を行うなど、伝統ある早稲田大学マンドリン楽部。マンドリンの魅力、そして早稲田大学マンドリン楽部の魅力とはいったい何なのでしょうか。早稲田大学マンドリン楽部の部員、清宮和峰さん(早稲田大学教育学部2年)に話を聞きました。

(聞き手は早稲田大学教育学部1年、早稲田祭2017運営スタッフ広報制作局 山中綾菜)

幅広く自由な音楽

――早速ですが、早稲田大学マンドリン楽部の活動について教えてください。

清宮和峰さん

清宮 普段は火曜日と金曜日の週2日、定期演奏会に向けて練習をしています。演奏会は年に3回あって、本番直前になると練習は週5、6回になりますね。他にも被災地へ出張演奏しにいったり、OB・OGとの交流として早稲田大学卒業生の集まりである稲門会の演奏イベントに参加したりすることもあります。104年続いているサークルなので、OB・OGとのつながりが深いことが特徴です。

――では次に、マンドリンという楽器について教えてください。

清宮 マンドリンを知らない人は打楽器のマリンバと勘違いしがちなんですが、マンドリンはイタリア発祥の弦楽器で、コロコロとした音色が特徴の楽器です。最近芦田愛菜ちゃんが始めたことでも話題になっています!

――マンドリンを使うことで、ヴァイオリンなどを用いた一般的なオーケストラとどのような違いがうまれるんですか?

清宮 マンドリンのかわいらしい音色で全体の雰囲気が柔らかくなって、オーケストラの雰囲気がガラッと変わりますね。マンドリンオーケストラでは基本的に、マンドリン、マンドリンより一回り大きいマンドラ、それにマンドロンチェロ、マンドローネ、コントラバス、クラッシックギターなどの弦楽器だけで構成されているため、普通のオーケストラと違って激しい感じの曲は合わないんです。でも、その分柔らかい雰囲気にアレンジを加えやすく、幅広いジャンルに対応することができます。特に早稲田大学のマンドリン楽部はフルートなど、弦楽器以外の楽器もあるので、より多くのジャンルの音楽を演奏できるんです。

――マンドリンが加わることでアレンジのしやすさにも関わってくるんですね。では幅広いジャンルから曲を選ぶときのこだわりはありますか。

清宮 マンドリンはマイナー楽器なので、お客さんが集まりにくいことがあるんです。だからこそ来てくださったからには楽しんでいただきたいという想いがあって。できる限り楽しくお客さんが盛り上がれる曲を選んでいます。

定期演奏会

――演奏会では他にもなにか楽しませるパフォーマンスをしますか?

清宮 定期演奏会では演奏に集中していますが、部内演という部員向けの発表会では、とても自由な発表を楽しんでいます! 例えば、B'zの『ultra soul』の演奏中に、みんなで立ちあがって「HEY!」と叫ぶこともあるんですよ(笑)。

――聞く側も演奏する側も楽しめるということですね。演奏を楽しむために練習が必要だと思うのですが、特に大変だったことはありますか?

清宮 僕は音楽経験がなかったので、どこから演奏するのか、どのように演奏したらいいのか、合奏中に飛ぶ指揮者の指示がわからないことも多くて。そこが大変でしたね。

アットホームであたたかい雰囲気

――ところで、どうしてマンドリン楽部に入ろうと思ったのですか。

清宮 高校時代から歌が大好きで、大学では弾き語りをやりたいと思ったのがきっかけです。部内演でしか弾き語りのパフォーマンスをやる機会はないので、少し騙されたというのはあるのですが(笑)。一番の理由は、サークル内の雰囲気がとても良かったことです。楽譜を全く読めない初心者でも、見捨てず先輩が基礎から教えてくれる、そんなアットホームな雰囲気に惹かれました。

マンドリン楽部の練習の様子

――マンドリン楽部に入って良かったと思うことはなんですか。

清宮 音楽経験のない自分を拒むことなく、魅力的かつ未知の世界をたくさん見せてくれたことです。僕にとってマンドリン楽部は毎日が新たな世界でした。あっ、新たな世界といえば、ドヴォルザークの「新世界」を来年行われるマンドリン楽部200回目の定期演奏会でやるんです! 楽しみですね~。

――マンドリン楽部愛を感じますね! 今、どんな目標を持って練習していますか?

清宮 個人としてはまだまだ基礎が甘い部分があるので、知識をつけて楽しみながら技術を向上させたいと思っています。サークル全体としては、来年の春に浅草の大ホールで行われる200回記念の演奏会を成功させたいですね!

あなたもきっと恋をする

――早稲田祭2017のキャッチコピーは「その一瞬に華ひらけ」なのですが、清宮さん、そしてマンドリン学部にとっての「華ひらく一瞬」はいつですか?

清宮 やっぱり定期演奏会ですね。最初は何もわからなかった自分が、楽譜を読みながら弾けるようになっているのを実感できますし、最後の曲で最後の音を弾き終わって拍手を貰える瞬間、サークルが一つになって「華」を咲かせたように感じます!

――それでは最後に早稲田祭2017への意気込みを教えてください。

清宮 マイナーな楽器、マンドリンだからこそ奏でられる音楽で、来てくださったお客さんを満足いくまで楽しませます! あなたもきっと恋をする、マンドリンの音色に。

マンドリン楽部のメンバー