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レジャー施設
ハロウィーン「プチ仮装」で入園料割引
アイテム、100円ショップで手軽に購入

レジャー施設ハロウィーン「プチ仮装」で入園料割引アイテム、100円ショップで手軽に購入

 非日常の仮装を楽しむお祭りとして日本でも広がっているハロウィーン。100円ショップで買える仮装アイテムを身につけるだけで入場料が割引になるレジャー施設も増えている。

ハロウィーン仮装で園内をパレード(富士急ハイランド)

 よみうりランド(東京都稲城市)では31日まで、ハロウィーンの仮装をすると、ほとんどのアトラクションに乗れる大人の1日券が30%割引の3800円になる。「SNS(交流サイト)に園内での仮装の写真を載せる人も多く、割引の特典が周知されてきた」(同社)といい、ハロウィーン期間中の仮装客は年々増加。今年は初めて2万人を上回る可能性もある。

 仮装といっても、全身でキャラクターになりきる「コスプレ」のような本格的なものでなくてもいい。よみうりランドはハロウィーンにちなんだアイテム2点以上で仮装とみなす。9月下旬に遊びにきた20代の女性は、かぼちゃ型のサングラスと黒い三角帽子の2点。「自宅近くの100円ショップで買ったので、かかったお金は216円。割引メリットのほうがずっと大きい」と満足げだった。

 横浜・八景島シーパラダイスを訪れた30代の女性は連れてきた子ども3人にマントや帽子で魔女の仮装をさせていた。「たまたま家にあったものを持ってきた。子どもたちがノリノリで楽しめるし、割引になるので一石二鳥」。女性本人は気恥ずかしさからか仮装はしていなかったが、子ども3人分だけで4630円もの割引になる計算なので十分にお得なのだろう。

 割引額が小中学生の場合で1800円と大きいため、エントランス近くの売店で魚のかぶりものなどを買って仮装する人もいる。「仮装割引の期間中は来場者数がぐっと伸びる」(広報担当)というのもうなずける。

 31日のハロウィーン当日に向けてパレードやホームパーティーに使う仮装アイテムの商戦も真っ盛りだ。100円ショップの店頭をのぞくと、魔女の黒い三角帽子やマント、ステッキ、頬などに貼るこうもり型のフェースシールなどがたくさん売られている。レジャー施設の割引がきっかけであっても、売り場にいるうちに仮装そのものの楽しさに目覚めるかもしれない。

 どのくらい仮装すれば割引になるかの条件はレジャー施設によってやや異なる。例えば白い恋人パーク(札幌市)や富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)はハロウィーンに関係のない仮装でもいいが、フェースシールなどのメークは仮装アイテムに数えない。富士急ハイランドは「全身の半分以上を覆うもの」という目安もある。事前にサイトなどで確認しておこう。

ハロウィーンでない仮装も特典の対象に(ひらかたパーク)

 ひらかたパーク(大阪府枚方市)では、「海賊」「魔女・魔法使い」といったテーマにあった仮装アイテム1点を身につけ、スタッフに「ハッピーハロウィーン!」と声をかけると対象アトラクションに無料で乗れる。

 本格的な仮装を楽しみたい人も少なくないため、期間中は園内の普段は休憩室として使っているスペースを仮装客の更衣室として開放。「キャラクターになりきって乗り物に乗れるのが人気」(同社)という。

 意外にも仮装特典の人気はシニア世代にも広がっているようだ。「かわいらしい猫耳をつけた50~60歳代の男女が園内にたくさんいる」と話すのはハウステンボス(長崎県佐世保市)経営企画室の牟田真也さん。800円で専用のカゴを買い、園内の売店で「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ!)」と言うと、猫の仮装客は2倍のお菓子がもらえるイベントを開催しているからだ。

 猫耳は園内で買ったものが多い。チョコレートやクッキーなどの増量のために猫耳を身につけるというより、これを理由にして童心に返って仮装を楽しんでいる面があるのだろう。
(田村匠)[NIKKEIプラス1 2017年10月14日付、NIKKEI STYLEから転載]

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