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ハロウィーングッズ値下がり
PBなど広がる

ハロウィーングッズ値下がり PBなど広がる

ドン・キホーテは100円未満の品ぞろえも強化(東京都渋谷区のMEGAドン・キホーテ渋谷本店)

 10月31日のハロウィーンを前に、コスプレなどの仮装グッズを店頭でよく見かけるようになった。かつては雑貨店での販売が中心だったが、ネット店舗や100円ショップの品ぞろえ拡大と相まって安価な商品が増加。仮装にチャレンジしやすくなってきた。

定価の93%引きも

 「安価なコスチュームを増やしている」と話すのはディスカウントストア大手、ドン・キホーテ(東京・目黒)MD開発本部の落合大輔さん。今年の目玉は昨年の売れ筋商品と比べ1000円安い、2980円(税抜き)のプライベートブランド(PB)品。「シスター(修道女)やドラキュラのコスチュームが人気となっている」(落合さん)

 加えて東京・渋谷の「ドン・キホーテ期間限定ショップ」は、同社として初めてアウトレット品のコスプレを販売。定価の93%引きの商品も並んでいる。低価格に注力する背景の一つに、電子商取引(EC)のネット店舗や100円ショップを通したグッズ販売の増加がある。

「アマゾン・ドット・コム」や「楽天市場」などのネット店舗では、1000~2000円台のコスプレ商品も多く見られる。近年は100円ショップも売り場を拡大。大手のセリアは今年、3年前の3倍近い約700アイテムを品ぞろえした。その3割は帽子やアクセサリーといった仮装グッズだ。

予算の平均は3691円

 ネット上の中古品売買の存在感も高まっている。ネットオークション比較サイト運営のオークファン(東京・渋谷)によると、競売サイト「ヤフオク!」でハロウィーン関連商品の取引は、9月に前年同月と比べ1.7倍に増えた。過去5年で最高の取引数だ。1000円未満の商品が全体の36%、1000~2999円の商品が22%を占めている。

 生活雑貨店大手のロフトは従来のコスプレに代わり、お化けなどに仮装できるメークキットの販売が好調だ。1000円以下の商品が多く、気軽に使えるシールタイプの商品もある。コスプレと比べ顔などのワンポイントを強調できるため「SNS(交流サイト)映えしやすい」(バイヤーの井戸貴士氏)のも魅力だ。

 調査会社のマクロミルが全国15~69歳の男女2000人を対象に実施した調査によると、2017年のハロウィーン予算は平均3691円。他の主要イベントと比べまだ低い水準にある。安価な仮装用品は財布に優しいだけでなく、本格的なコスプレと比べ心理的ハードルが低い商品も多い。マナーは忘れず、お得に仮装を楽しみたい。
(商品部 龍元秀明)[日経電子版2017年10月19日付]

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