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[ skill up-自己成長 ]

明大生、ベトナムで文具を売る(4)渡航直前で見えてきたチームの長所と短所

authored by 明治大学"ジャパネット冨田"
明大生、ベトナムで文具を売る(4) 渡航直前で見えてきたチームの長所と短所

 シンチャオ!という響きも懐かしくなってきました。ベトナムから帰ってきて約2カ月。スーパーでパクチーやナンプラーを目にするたび、「あっ。ホーチミン...」と懐かしんでしまう木村悠衣です。

 1~3回目までの内容で、今回のプログラムの大体のイメージは見えてきたでしょうか。ベトナムで文房具を売ることが私達の本題ではなく、ベトナムで売れる! であろうNEXT文具を探すのが私達の任務。企画、仕入れと順調に進んできましたが、ここで我が班に待ち構えるのは今までとちょっと毛色の違うミッション「企画会社社長へのプレゼンテーション」です。

 この企画、もちろん学生のみで進んでいる訳ではなく、このインターンシップの企画・運営を取り仕切っている企業の方々のアドバイスのもとで動いていました。販売文具や仕入れ方法が決まり、次は売り方・集客方法について発展させていくこのタイミングで、企画会社社長の前でプレゼンテーションをする機会を頂きました。

短い準備期間?問題ない!プレゼンで1位とるぞ!

実際のLINEノート。具体的に予定を立てていました

 プレゼンの規定事項は、企画骨子・施策方針・成果と提言を盛り込むこと、プレゼンは5分で行うこと、の2点でした。負けず嫌いの4人衆ジャパネット冨田、このプレゼンでも1位を取ることを目標に闘志を燃やしていました。

 まず、プレゼンの作成に至っては各項目を分担し、ベースとなるスライドを作成してからデザインや流れを統一する方法をとりました。個人でスライドを作り、統一、そして練習までに残された期間は約10日間。短い期間だからこそ、リーダーが細かくスケジュールを立ててくれました。

あれ、本番までに間に合う......?

 この頃から学校が夏季休業に差し掛かったため、ミーティングの予定もびっしり。8月の15日~26日までの12日中7日はミーティングをする予定でした。しかし、メンバーの全員がゼミやバイトなど他の用事にも追われていたため、実際に集まれたのは4日間! 予定よりもかなり少ない日数でしたが、個人個人が自分の担当にしっかり意識と責任を持って取り組んでいたため、滞りなくプレゼン作成を行うことができました。

 また、細かくスケジューリングをしたことで、完成までの段階ごとにある程度デットラインを共有できていたことも重要だったと思います。この期間は、集まれない日も毎日のようにチャット会議をしていました。LINEに気付かず放置していると、100件以上メッセージが溜まっている、なんてことも......。これまでにも増してジャパネット冨田漬けの毎日でした(笑)。

飛び交う意見、これがジャパネット冨田だ!

骨格として何が重要なのか、意見を統一しながら、それに応じてプレゼンを改善しました

 個人で作成したスライドのデザインを統一し、完成したスライド。ここで残された期間は2日間! 2日前にしてようやくプレゼンの練習を始めました。チーム内に少し焦りが出てくる一方、納得のいくプレゼンへのこだわりも非常に強く、練習を重ねる度に、改善を繰り返していきました。

 練習の際には「誰かが第3者の目線で見る」ことを強く意識しました。こうすることで、企画を熟知しているからこそ省かれてしまった内容の追加や、逆に詳しすぎて混乱を招く内容の削除など、「理解しやすいプレゼン」に導くことができました。こうして最終形が完成したのが、発表前日!(笑) 締め切りギリギリの焦りの中でも徹底して意見の交換ができたからこそ、全員が納得する自信作が完成しました。

いざ迎えた本番。反応は良好! だけど......?

発表直前の様子。余裕がありそうに見えて実は心臓バクバク(笑)

 後半、慌ただしくなってしまったものの、自信を胸に迎えた本番。特に大きな指摘は受けず、講評内容も良好であったため、「このまま突き進めばいいんだ!」とさらに自信がつきました。一方で、多くの指摘を受け、具体的な改善を求められていた班もあり、「本当にこのままでいいのか」と不安も生じました。他の班とのワークショップの内容の重複や、他の班の発表から得られたことと照らし合わせて、「足りないものは何か」と、振り返りをしました。

 他の班のターゲットは学生が中心であり、提言方針も「学習効率の向上」を掲げる班が大多数でした。その中で私たちの"女性"というターゲッティングや"趣味としての文房具の利用"といった提言方針は変わり種であることに気づきました。似ている班がないからこそ、しっかりと自分たちでまとめ上げた提言を残す必要があると感じ、よりやる気が湧きました。

さらなるチームの成長

我がチームの発表のトップバッターを飾ったのは、もちろん冨田リーダー。絶賛、熱弁中

 今回のミッションで私たちは大きく分けて2つの観点からチームの成長ができました。

1. 企画の筋が明確化
何度もプレゼンを練り直す中でターゲットやコンセプト、提言方針を話し合うことにより、メンバー全員が明確な意識を持つことができました。実際にプレゼン発表後は個人の活動が多かったため、このタイミングで企画の筋を共通理解できたことは大きかったと感じます。

2. 自然とできた役割分担
女性陣は主にプレゼンのデザイン、男性陣は全体構成の強化というようにプレゼン作成において、個人の得意に合わせた役割分担ができていました。これにより、改善点を互いに1歩引いた立場で指摘し合うことができました。

ジャパネット冨田の弱点、発見!

 こうして個人とチーム全体としての両方の活動が活発になる中、初歩的だけど致命的な「時間管理」という弱点が露呈しました。集合時間に全員が集まれた試しはなく(主犯は女性陣です。ごめんなさい!)、またプレゼンの当日発表も5分以内に収めることができませんでした。チーム内の甘えや「どうにかなるだろう」という楽観的な考えが少しでも充満してしまうと、悪い結果を生むことがわかりました。今までは長所を意識する場面が多かったのですが、ここで一歩立ち止まり短所も認識することができました。ベトナム渡航までの短い準備期間の前に、時間管理の甘さについて認識できたことは大きな収穫でした。

 こうして今回もミッションクリア! 成功です。バタバタしていてもどうにかなるのがジャパネット冨田? いやいや、この期間特にリーダーが中心になりチームを効率よく動かしてくれました。そして何よりも、1番重い仕事を率先してやるリーダーですから、そんな姿勢を見ていたら、ついていく他ないですよね。

 また実はこの期間、プレゼン作成だけでなく仕入れや販促品の調達なども同時並行で行なっていたため、様々な締め切りが毎日のように待っていました。大学のミーティングルームに朝から晩まで、そして家に帰ってからも作業......。正直、体力的にも精神的にも少しずつ追い込まれていきました。それでも頑張れたのは、チーム全員で分業をして取り組んでいたからだと改めて感じます。みんなで頑張れば、乗り越えられるのですね。

 ついに、ベトナム渡航まで残された期間は約1週間!みなさんお待たせいたしました。次回、「ジャパネット冨田、ベトナムへ! ようやく言えるシンチャオ」、乞うご期待。