検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

偏差値より経験値を 人との出会いが近道

ビリギャルが今伝えたいこと(2)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

皆さんこんにちは。すっかり秋ですね(というか台風ばかりですね・・)。何かに夢中になっている時って、時間が経つのが早いですね。さて、前回の記事で少しお話しした、私の新たな挑戦。無事大成功に終わりました!今日はその挑戦を終えて得た教訓や、今感じていることをお話したいと思います。

「渋谷でママ大学」盛況

10月11日(水)に人気の結婚式場を貸し切って「渋谷でママ大学」という親子イベントを開催しました。当日は、100名以上のスタッフと協力企業の方が集まってくれました。そして、300組を超える方が参加してくれました。

よくあるイベントってどうやって運営しているかというと、企業さまから「協賛金」と言われるお金をもらって、運営するケースが多いんです。なぜ企業がイベントにお金を出すかというと、お金を出す代わりに、そのイベントで自分の会社の商品の宣伝ができたり、話題作りができたりで、企業側にもメリットがあるからなんです。電車の広告やテレビのCMと一緒です。商品をたくさん売って利益を得るために、宣伝効果が見込めるものにお金を払うのです。だから、入場無料のイベントが成り立つんですね。

でも、私はあえて、今回は企業の協賛金はもらわずに、イベントをやってみたい!と思いました。理由は色々あるんだけど、純粋に、企業にお金をもらって宣伝させてあげるんじゃなくて、私がみんなに紹介したいものや人だけを集めて、参加者に知ってもらいたかったんです。だから、企業からは一切お金をもらわないことにしたんです。

ではどうやってイベント運営費を集めたか。前回話したクラウドファンディングです。結果は目標金額を大きく上回り、400万円近くの資金が集まりました。本当にありがたい結果でした。

自分の頭で考える

それと同じくらい嬉しかったこと。それは当日、たくさんの人が来てくれたということです。イベントができても、当日全然人が来なかったら意味ないですもんね。たくさんの人が来てくれるように、チラシを作ってポスティング(お家のポストにチラシが入っているでしょ?あれです)したり、配ったりもしました。いろんなお店に突然行って、チラシを置いてもらえるようにお願いしたりもしました。待っているだけでは、人は来てくれません。久しぶりにがむしゃらに、やれることを全部やろう!と思って頑張りました。だから、外に行列ができている光景は、私にとって泣けるほど、嬉しいものでした。

やりたいこと、実現したいことに対して、今何が足りないか?どんなことをするべきか?を試行錯誤でもいい、考えて考えて、行動することって、これからみんなが社会を生き抜いていくために、もしかしたら一番大切なことなんじゃないかと思います。学校の勉強ももちろん大切だけど、ただ「暗記する」だけじゃなくて、「自分の頭で考える」ってことをできる人になって欲しいです。もうすでにあるきれいな絵を、そのまま正確に写して上手に描くのではなく、真っ白なキャンバスに、どんな絵を描いたら人が喜んでくれるだろうか?と考えること。そのためにたくさん悩んで、失敗して、いろんな人に意見を聞いて、相談して、仲間を集めて、みんなででっかい、最高に美しい絵を描いた方が、はるかに楽しい。そしてそれが出来上がった時に、みんなで喜んで、感動して泣いて、感謝しあって、「ねえ、超楽しかったし、めっちゃいいものができたから、また同じメンバーで、もう一回やろうよ!」と誰かが言い出して、「イイネイイネ!またやろう!!」となることって、最高に楽しいし、嬉しいことです。今回のイベントは、まさにそんなイベントでした。

出会い通じ多くの価値観に触れる

そして、「人に出会いに行く」ってこういうことだと思いました。何か新しいことをしようと思うと、必然的に多くの出会いに恵まれます。そしてその出会いの多くは、この先もずっと続くものです。もしかしたら、人生を変える運命的な出会いになるかもしれない。今回、私はこのイベントの企画運営を通して、また新たな出会いにたくさん恵まれて、多くの人の価値観に触れ、その分たくさん悩んだけど、その中で、自分なりの答えも見つけることができました。そのおかげでこの先本当にやりたいことも、見えた気がします。

私は講演会で、「偏差値」よりも「経験値」を積んで欲しいと、いつも言っているんだけど、経験値ってどうしたら積めるかというと、「たくさんの人に出会いに行く」ことだと私は思っています。これが一番近道です。学校と塾と家の往復では、経験値は積めません。旅に出てみる。一人で暮らしてみる。難しそうに思えることに挑戦してみる。なんでもいいです。不自由な場所に自分の身を置いてみてください。困って、誰かに声をかけざるをえないくらいがちょうどいい。人って以外と優しいです。困っていたら助けてくれます。いろんなことを教えてくれます。私はこれからも、そんな風に生きていきたいなあって思っています。

参加してくださった方たちの満足度が予想以上に高く、「第2回も絶対参加したい!」とたくさんの方が言ってくれています。関わってくれたスタッフも「超楽しかった!次も必ず手伝わせて欲しい!」という声がたくさん出ています。なぜ、こんな大成功を収めることができたのか?それは、参加してくれるスタッフみんなに、熱い思いがあったからだと思います。「つまんないなあ、早く終わらないかなあ」と思いながら手伝ってくれているスタッフは、たぶん誰もいなかったです。全てのスタッフが、「このイベントを絶対成功させるぞ!!」と心から思ってくれていた。だから、参加者の皆さんのアンケートで一番多かった感想が、「こんなにスタッフさんが温かいイベントは初めてでした」というものでした。

社会に出ると、仕事をしてお金を稼いで生活していかなくちゃいけない。家族がいる人は、自分だけじゃなくて家族も養っていかなくちゃいけないです。そのためのお金を、こんな風に、楽しくてワクワクしながら大好きな仲間と仕事をして稼ぐのか、それとも、つまらないと思うことを嫌々やって、疲れたーと家に帰る毎日を耐えてお金をもらうのか、どちらがいいかというと、多分みんな楽しいほうがいいですよね。そのためには、「自分で考える」、そして人の心を動かせるくらいの真剣な想いと、それを自分の言葉で伝えられる力が必要です。学生のうちから、たくさんの人と話をしてください。何度も言いますが、いろんな人に出会いに行ってください。まずは、普段話さない人と話してみることから始めましょう。きっと、今まで見えてこなかったその人のいいところ、素敵なところがたくさん見えてきます。小さな出会いを、のちに運命的な出会いだったね、と周りに言われるような出会いにできるかどうかはあなた次第。周りの出会いに目を凝らして、人生を自分の力で大きく、広げていってください。

今日は、「人との出会い」のお話でした。

小林さやか(こばやし・さやか) 映画化もされた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(坪田信貴著)の主人公のビリギャル本人。大学卒業後はウエディングプランナーとし活躍。その経験を活かし、2014年に自身の結婚を機にフリーに転身。現在は全国の中高生や親御様向けに講演活動なども行っています。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_