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日本経済新聞「未来面」
セブン&アイHD社長からの課題
「あなたが考える
理想の小売業の姿は何ですか」

日本経済新聞「未来面」 セブン&アイHD社長からの課題  「あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか」

 日本経済新聞の未来面は、読者や企業トップの皆さんと課題を議論し、ともに作っていく紙面です。共通テーマは「革新力」です。今回の課題はセブン&アイ・ホールディングス社長・井阪隆一さんからの「あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか」。学生の皆さんからの投稿を募集します。締め切りは12月13日(水)正午です。優れたアイデアを経営者が選んで、未来面や日経電子版の未来面サイトで紹介します。投稿は日経電子版の募集ページで受け付けます。

セブン&アイ・ホールディングス社長・井阪隆一さんからの課題

「あなたが考える理想の小売業の姿は何ですか」

井阪隆一・セブン&アイ・ホールディングス社長

 皆さんはセブン&アイグループのお店に1日何人のお客様がいらっしゃると思われますか。

 答えは約2200万人(人口の約17%)です。これだけたくさん来店し、しかも、そのお客様は日々変化し続けています。かつてのコンビニは「若者のお店」と言われていましたが、現在のセブンイレブンでは50歳以上のお客様の比率が40%を超え、最大の顧客層です。全体の来店客の男女比では女性が47%にもなっています。

 当然、商品も変化し続けています。冷凍食品やフライドチキン、おでんなどの売り上げは10年前より大幅に増えています。お客様の層が広がり、コンビニの利用方法が変化しているのです。セブンイレブンでは今、創業以来約40年間基本としてきた売り場レイアウトの変更に着手するなど、よりお客様にとって必要な商品やサービスを提供するべく努力中です。

 そこで、すべての読者の方に「あなたの考える理想の小売業の姿は何ですか」と問いかけたいと思います。お客様の立場や目線で「理想の流通サービスを実現するには、どんな機能やサービスが必要なのか」「セブン&アイのインフラをこんな風に使えば、もっと便利なサービスを実現できる」といった、未来の流通サービス像を描いていただきたいと思います。

 私たちにはコンビニ、スーパー、百貨店、専門店、金融など多彩な業態があり、グループ全体で2万店を超す国内店舗網、ネット通販サイト「オムニセブン」などのEコマース、全国に構築してきた物流体制や専門工場のネットワーク、そして数多くの自治体との連携などがあります。これらをもっと有機的に結びつけていくことでさまざまな可能性が広がります。

 例えば、11月からセブン&アイ・ホールディングスはアスクルと組み、生鮮食品のネット通販を東京都内の一部で始めました。これは仕事や家事に忙しい女性を主な客層に、イトーヨーカ堂などで取り扱う生鮮食品やプライベートブランド商品を宅配します。交流サイトの普及、IoTの進展なども見逃せません。もはや実店舗とネットは境目なくつながっています。

 流通サービス業を取り巻く大きな変化に対応し続けるため、私たちは常にお客様から学び、新たな挑戦を続けていきます。赤ちゃんからお年寄りまで、よりいっそう便利にご活用いただける新たな流通サービスを生み出していきます。そのためには商品、サービス、店舗や売り場のあり方など、すべてのお客様の「いまのニーズ」や現状へのご不満に、謙虚に耳を傾けてまいります。いろいろな結びつきを視野に入れた革新的なアイデアを期待しています。
(日本経済新聞2017年12月4日付)

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