日本経済新聞 関連サイト

OK
information-お知らせ

日経カレッジカフェアカデミーはたらくフォーラム 東京・大阪で
学生「冬のインターン選びの場に」

日経カレッジカフェアカデミー はたらくフォーラム 東京・大阪で学生「冬のインターン選びの場に」

 優良企業が一堂に集まり業界動向や仕事の内容を説明する「日経カレッジカフェアカデミー はたらくフォーラム」が2017年12月3日に東京で、同9日に大阪でそれぞれ開催されました。東京会場(東京・新宿のNSビル)には90社以上の企業が参加、訪れた大勢の学生が各企業の話しに熱心に耳を傾けました。初開催となる大阪会場(大阪市のグランフロント大阪)では大阪、京都だけなく、九州や四国、北陸からも学生がつめかけ、学生のキャリア形成への関心の高さがうかがえました。

 「はたらくフォーラム 東京」には金融、商社、メーカーなど幅広い業種の企業が参加しました。受付には開場前から学生の長い列ができました。学生は開場を待つ間、手にしたリストをながめお目当ての企業にチェックを入れ、ブースの位置を確かめていました。午前11時過ぎの開場と同時に学生は企業ブースに向かい、席に座っていきました。各企業の担当者は各回30分ずつ、計9回のタイムスケジュールにそって仕事内容や社風、インターンシップなどについて説明していきます。学生は一字一句もらすまいとメモをとっていました。

 学生にとって合同説明会のメリットは、関心のある業種の情報を効率的に収集できるたけでなく、それまで知らなかった企業についても知ることができることのようです。

「一気に就活モード」

 「このフォーラムをきっかけに一気に就活モードに入ります」。早稲田大学3年の男子学生は金融、メーカーといった志望業種を回りました。しかし、印象に残ったのは訪問予定になかった生活関連企業。幅広い事業内容を聞いて「こんなことまでやっているとは知らなかった」と驚いた様子でした。冬のインターンシップに向け「もう少し業種の幅を広げて検討してきたい」と話していました。

 茨城大学3年の女子学生は「片道2時間かけて」参加しました。東京での就職を希望していますが、地元では東京の大企業が多く集まる説明会は限られるといいます。あらかじめ決めておいた航空、旅行、商社、食品分野の計5社のほか、他の業種の説明会にも参加し「いろいろな業界の企業の話を効率的に聞くことができた」と笑顔をみせていました。今後、本格的に就職活動を始めるうえで「こうした説明会はいい刺激になる」と気を引き締めていました。

企業「意識高い学生と話せた」

 「同じ業種のなかでいろいろな企業を見てみたい」といって参加したのは日本大学3年の男子学生。志望業種は金融で、特に「地域に密着した金融がしたい」とすでに信用金庫の夏のインターンに参加したといいます。この説明会ではクレジットカードなどの企業の説明を聞きました。「金融関連で気になる企業があれば冬のインターンシップに申し込みたい」とインターンシップ中心に情報を集めていました。

 企業側にとっては「意識の高い多くの学生と話すことができた」(B to Bメーカー)機会となったようです。多くの企業では、2018年春に入社予定の内定者が説明担当者の1人として参加していました。つい最近の自分の体験に基づいた内定者の話には学生の関心も高く、講演終了後も学生が内定者を取り囲み質問をしていました。あるB to B企業の内定者は「この企業を知ったのは実は合同説明会。今の3年生にもこうした説明会を通じていろいろな企業を見てほしい」とアドバイスしていました。

初の大阪会場、九州・四国の学生も

 今回初開催となる「はたらくフォーラム 大阪」の参加企業は35社。学生は大阪や京都の大学を中心に九州や四国、北陸などからも大勢集まりました。

 開始当初こそ、阪急・阪神ホールディングスや、化粧品のミルボン、商船三井といった関西でおなじみの企業に人気が偏りがちでしたが、ピークの時間帯を迎えたころは、企業のブースは満遍なく埋まりました。

 「なぜ関西での採用に力を入れているのか」の説明に時間を割いたり、内定者が就活体験を語ったりと、それぞれの業界・企業のカラーがにじみ出る内容でした。働き方改革の動きを反映してか、本題に入る前に「今月、育休を取ります」と自己紹介した男性社員もいました。横浜に本社を置く企業の担当者は「東京の会場に比べると、全体の数こそ少ないですが、わが社で働くことに興味を持つ学生さんに座ってもらえました」と、手ごたえを感じ取った様子でした。

 滋賀県の大学3年の女子学生は「業界・企業研究」と銘打ったイベントに始めて参加しました。自分も周りも「就活、就活」と口に出して騒いでいる割には、どこかのんびりしたムードがあるそうで、「はたらくフォーラムに来たのは正解でした」と、刺激を受けたようでした。

 2019年卒の学生の就活スケジュールは前年同様、3月にエントリー開始、6月に選考開始です。その前にある冬のインターンを控え、今回の「はたらくフォーラム」は参加した学生たちにとって、企業の内容やその企業ではどんな働き方をしているのかを知るきっかけになったようです。