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ウーマンフォーラム 2017自分が輝ける企業を見つけよう! 女子学生限定セミナー

ウーマンフォーラム 2017 自分が輝ける企業を見つけよう!  女子学生限定セミナー

 女子学生限定のキャリア支援イベント「日経カレッジカフェアカデミー ウーマンフォーラム」が12月16日に開催されました。冬のインターンシップが本番を迎えるとあって、東京・大手町の日本経済新聞社のセミナー会場には熱心な学生たちが集まりました。オープニングセッションとなったパネルディスカッションの模様をお伝えします。

 登壇した3人の女性パネリストは、「私の未来は私が拓く」と銘打ったイベントにふさわしい顔ぶれでした。

結婚や独立、転職を経てキャリアアップ

 

3人のパネリストが登壇(左から嘉戸彩乃さん、戸嶋一葉さん、古河原久美さん)

 嘉戸彩乃さんは外資系証券会社やベンチャーを経て2015年にLINEに入社。新規のモバイル事業を立ち上げて軌道に乗せた立役者として知られ、入社からわずか1年で、子会社のLINEモバイルの社長に抜擢されました。

 日本マイクロソフトの戸嶋一葉さんは理学部卒の「リケジョ(理系女子)」です。広告業界のクラウドビジネス開発といった本職の分野にとどまらず、働き方改革のワーキンググループ活動などでも実績を残しています。古河原久美さんは結婚、夫の転勤で2度の退職を経験。現在は3つめの就職先となる大手企業向けソフトウェアメーカーのワークスアプリケーションズで、マネジメント教育の設計などを担当しています。

 前半のテーマは「就活」。大学時代の就活体験を中心に3人のトークが盛り上がります。

 嘉戸さんによると、会社選びの基準は「スピード感を持って仕事ができること」だったそうです。証券やコンサルタント......。嘉戸さんいわく「戦闘力の高そうな外資系の会社」に的を絞ったのは「独立や結婚といった5~6年後の自分を思い描いたとき、なるべく多くの貯蓄をしようと思ったから」。貯蓄とは「お金」と「経験」でした。

 戸嶋さんの就活は、古里の東北地方が東日本大震災に見舞われた2011年の話です。多くのIT系企業が被災地のインフラを支えていることを見聞きし、「ツイッターやスカイプなど、ITの力を多くの人に広める仕事がしたい」と、日本マイクロソフトを選んだそうです。

 古河原さんは「100社ほどエントリーして、手当たり次第に(面接を)受けました」と、当時を振り返ります。大手の証券会社を選んだ理由の1つに「挑戦」を挙げました。「背伸びしているかな」と思えるぐらいの高いレベルの環境の中で、あえて仕事をしたかったそうです。

「自分の軸」を探してほしい

 3人3様の就活体験ですが、就活で大事にすべき心構えの1つに、全員が「自分の軸」を挙げました。その会社に入って何をやりたいのか、この会社は自分にどんな仕事をさせてくれるのか――といった働き方にとどまらず、プライベートにまでイメージを膨らませ、どんな生活をしたいのか、自分の幸せとはなんだろう、ということを思い描くわけです。 周りの情報や友達の言うことに流されていたら、自分の軸は出来ません。戸嶋さんは「同じようなところを目指しているというよりも、情報交換の相手として、同じ熱量を持っている人を見つけてください」とアドバイスしました。

今の就活では、「まず5社落ちてみるべし」が鉄則の1つとされています。縁起の悪い言い方に聞こえますが、5社ほど落ちてみると、志望する業界や職種の「向き、不向き」が分かってくるという意味です。

 古河原さんは人事を担当する現在の立場から「人事が判断するのは、優秀かどうかではなく、会社に合うか合わないかです。落ちたからといって、就活のモチベーションを下げる必要はありません」と、声を大にしました。嘉戸さんも「きっと良い出会いがあるさと、前向きに考えてほしいですね」。企業のトップとして新卒採用の面談をしている経験を踏まえ、「自分を良く見せようとして経歴を頑張って作るよりも、自分の好きなことを熱意を持って伝えてください」と、付け加えました。

就活は楽しめたら勝ち

 後半のテーマは「シゴト・キャリア」でした。女性がキャリアを積むうえで大変なことはあるのか。今後、女性のキャリアはどう変化していくのか。経験豊富な3人の話は、最後まで飽きさせない内容でした。

 実は、戸嶋さんは2018年1月に転職。若い女性をターゲットに動画配信事業などを展開するIT系企業が新天地です。「20代で試行錯誤しながら30代に向かっていく」という戸嶋さんの選択の下地となるのは、「キャリアもプライベートも諦めない」という古河原さんや、「失敗してもいいからチャレンジしてみる」と力説した嘉戸さんと相通ずるキャリア観のようです。

 「最初に内定をもらった企業に、エイヤで就職を決めてもいいのではないでしょうか」「どこの会社に入るのかはもちろん重要ですが、長い視点で物事を考えください」「選択しなかったこと、やらなかったことの後悔はしてほしくないですね」――。自分の軸を持つ3人ならではの発言はいくつもありました。最も印象に残ったのは「就活は楽しめたら勝ち」でした。

 3人の共通の思いは結びのメッセージにつながっています。これから社会人になる学生たちに対して、 「20代も楽しかったけれど、30代の今はもっと楽しい」「学生時代より大変だけど、社会人は楽しい。自分が選んだ人生だから」と語りかけました。

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