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和歌山を輝かせる(4)チャレンジする人が増えればまちはステキになる

和歌山を輝かせる(4) チャレンジする人が増えればまちはステキになる
authored by 小幡和輝和歌山大学観光学部4年

 小幡和輝(おばた・かずき)です(@nagomiobata)。前回の記事では具体的にどのような仕事をしているのかを書きました。「和歌山を輝かせる!」が僕の活動テーマですが、それと同じくらい大切にしている「チャレンジする人を増やす」ということについて書きたいと思います(厳密にいうと繋がってるんですが)。

Chance(チャンス)・Challenge(チャレンジ)・Change(チェンジ)の「3つのC」が座右の銘です

 僕が不登校から変われたのは、頑張っている人に影響を受けたからです。人との出会いで人生は変わるということを、自分の人生をもって体感しています。だからこそ、チャレンジする人が必要なんです。チャレンジする人が増えれば、それは周りに伝染します。

 チャレンジは次のチャレンジを生む。

 地域を盛り上げるためには、チャレンジする人の存在が必要不可欠なんです。みんなが自分たちのまちを自分たちで作っていくためにチャレンジする。そんな人がたくさんいるまちが僕はステキなまちになると思っています。

人それぞれ憧れるポイントは違う

 もう少し書くと、人それぞれ憧れるポイントって違うと思うんです。自分のロールモデルになる人ということですね。年齢が近いということかもしれないし、同性ということかもしれないし、価値観や性格もあるでしょう。その人だからこそ憧れる人がいるはずなので、チャレンジしている人の数が多ければ多いほど、影響される人も増えると思っています。

『不登校から高校生社長へ』

 僕は不登校の経験があるので、不登校のロールモデルの1つになることができると思っています。先日、『不登校から高校生社長へ』というタイトルの本を書きましたが、この本は僕が不登校の経験があるから書ける本です。人それぞれ伝えることができるメッセージが違うからこそ、いろんな価値観、多様性を持ったチャレンジする人を増やしたいです。

人生で大切にすべき「3つのC」

 「3つのC」は僕が大切にしている座右の銘です。Chance(チャンス)・Challenge(チャレンジ)・Change(チェンジ)の頭文字をとって3つのCです。チャンスはいくらでもあります。興味があることはネットで調べればなんでも出てきますし、SNSを使ってロールモデルを見つけること、もっといえば会いにいくことさえできます。学生・若者向けの起業支援プログラムは数え切れないほどあり、留学にしてもトビタテ!留学JAPANといった奨学金制度があります。現代は若者や学生を支援するプログラムが溢れています。やりたいことを検索すれば、すぐにその答えと、それを支援する人や制度が見つかるでしょう。

 でも、ほとんどの人は行動しません。そのチャレンジをしません。しかし、チャレンジをしなければ、人生は変わらないです。僕は1回目の記事で書いたように、たまたま出会ったスーパー高校生に影響を受けて、彼の手伝いをする中で人生が変わりました。でも、彼が目の前に現れたときに、僕が手伝うというチャレンジをしていなければ人生は変わっていないでしょう。今もずっとゲームをしていたと思います。

 人生は誰かが変えてくれるものではなく、自分でチャレンジして変えていくものです。その機会(チャンス)は溢れています。もしかしたら、僕のこの記事をいま読んでいることが1つのチャンスかもしれません。いま、心に眠っているやりたいこと。それに対して第一歩のチャレンジを始めるのか、「まぁいいか」と動かずにそのままなのか。それを決めるのはあなたです。

 「こんなことをやりたいと思っていて......」という相談をよく受けます。「なるほど。じゃあこんなことはやった?」「これは?」「いま調べてみたらキミのやりたいことをこんな風に実現している人がいるけど、この人の情報は調べてる?」と、返すと、大体の人は「いや、やってないです」と言います。

 そのことをいま初めて考えた僕が、その場で思いつくレベルのことをやらずに、どうしてそのやりたいことがやれると思うんですか? 僕は運がいい方だと思うし、いろんなご縁に恵まれてると思います。でも、かなりの数の打席に立ってバットを振ってるし、打率が上がるように努力してるつもりです。

 チャンスがないとか、ネットワークがないとか言っている暇があったら動きましょう。この世界はチャンスに溢れているし、こんなに恵まれている世代はないです。頑張りましょう。僕も頑張ります。

失敗はストーリーのもと

 「失敗は成功のもと」ってよく使われる言葉だと思いますが、僕は「失敗はストーリーのもと」であるとも思っています。失敗は成功のもととは、失敗してもそれを反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるという意味ですが、失敗してもやりたいことを諦めず、チャレンジしていくことで、周りの人が応援したくなるし、そのチャレンジに「ストーリー性」が生まれます。

主催した「TEDxWakayamaUniversity」で

 最初からうまくいくよりも、失敗した方がネタとして面白いし、失敗がなければ感動は生まれません。僕も今でこそ、こうやって偉そうに記事を書いてる立場ですが、最初に開催したイベントは「50人を集めます!」といっていろんな人に協力してもらったのに、3人しか集めることができませんでした。当日は泣きながら運営していましたが、それでも諦めたくなくて、「もう1回頑張るので協力してください」と協力者を募りました。SNSを使っていろんな人に参加を呼びかけ、2回目は無事に50人以上が集まってくれました。本当に嬉しかったし、今ではいい笑い話です。

 ぜひ、記事を読んで終わりじゃなくて、何かのチャレンジにつなげてもらえると嬉しいです。次の記事は和歌山から全国へ。昨年立ち上げた「地方創生会議」について書きたいと思います。

Twitter @nagomiobata
小幡和輝 オフィシャルブログ