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今年の軸は「自分の人生を編集する」

ビリギャルが今伝えたいこと(3)

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NIKKEI STYLE

2018年になりました。2017年はみなさんにとってどんな1年になりましたか?私は、たくさん迷って、たくさん失敗し、たくさん学べた1年になりました。もうすぐ30歳という節目を前に、今までにないほどいろんなことを考えた時間が多くあったように感じます。あっちに行ってはこっちに行き、いろんな人に相談してみたり、やってみて「うわーちがったーやっちゃったー」ということも正直たくさんあったり、でも手探りでちょっとずつまえに進んでいく中で、たくさんたくさん勉強になることがありました。2016年の私よりはるかにパワーアップした!!と言い切れるほどです。いくつになっても、学び続けるってこういうことなんだなあと思ったし、だから人生って楽しい!って思った!そんな1年でした。

先日、ある方々と忘年会をしたんです。そのときに、心に残る話をきいたのでみなさんにもお話ししたいのですが、その前に、私がまだ大学生だったときの話を少しだけ。

1冊の本との出合い

大学3年生の、まさに就職活動中の私は、「やっぱり私は人が大好きだから、人にたくさん関われるお仕事がしたい!」と、サービス業のお仕事に就きたいと考えていました。それを、恩師坪田信貴先生(ビリギャルの著者)に電話で話したんです。すると、「だったらこれ読んでみて」と1冊の本を紹介されたんです。『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間(高野登著/かんき出版)』という本でした。すぐに本屋さんに行って買い、家に帰るまでの電車の中で一気に読みました。電車の中でみんなが心配してくれるくらい涙がとまらなかったです。その本には、実際にホテルで起こったエピソードを挙げながらサービス業の神髄とはなんなのかが書かれていました。その光景が、実際にみてもいないわたしの目の前に鮮明に浮かんでくるような、わたしもホテルの従業員の一員になったような。とにかくもう、ワクワクと感動が止まらなくて、本を読み切った時、私は一つの決心をしました。「私もリッツ・カールトンホテルの一員になる!!」と。

そして、次の日、リクルートスーツを着て、東京の六本木にあるリッツ・カールトンホテル東京のフロントに行きました。ネットで検索しても、リッツ・カールトンホテルの求人情報が見つからなかったんです。じゃあ、もうそこに行ってみるしかない、と思って迷わず履歴書を持っていきました。フロントのお姉さんに、「ここで働きたいんです!面接をぜひ、していただけませんか?おねがいします!!」と思いをぶつけました。お姉さんはとてもびっくりした様子でしたが、「少々お待ちください、確認してまいります。」とにっこりして奥の方に入って行きました。5分くらいしたらお姉さんが戻ってきて、「大変申し訳ございません。当社は新卒採用は行っておらず、中途採用のみとなるようでございます。今回はご希望に添えかねますが、またいつか、一緒に働ける日を私どもも楽しみにしております。」と言ってくれました。

「そうか、他のところで修業を積んで、ここに受け入れられるサービスマンになったら入れるかもしれないってことか・・!」と納得し、「わかりました!!ありがとうございました!!!」とめちゃくちゃ元気に帰ってきました。

あれから約8年。結局リッツ・カールトンホテルの一員になることはなかった私ですが、「ウエディングプランナー」という天職に就くことができ、ビリギャルとして、いまは教育の分野で少しでも貢献したいという新しい目標もあります。

高野登さんからもらった言葉

さて、話を戻しましょう。先日、私が忘年会をご一緒した方というのが、私をサービス業に導いてくれた一冊の本『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』の著者、高野登さん(リッツ・カールトンホテル元日本支社長)だったのです。共通の知人が、私のそのエピソードを知って高野さんに伝えてくれ、すると、高野さんのほうから私に会ってみたいと言ってくださり、数年前に初めてお会いしました。「僕の本を読んで、すぐにフロントに行ったという話、とてもうれしかったです」とおっしゃっていただいたときは、なんだか不思議な気持ちがしました。リッツ・カールトンには入れなかったけど、何年も経ってからこうして、誰かがこっそり見ていてくれて、評価してくれたような、そんな気持ち。とってもうれしかった。意味がない事なんて、一つもないんだって、思いました。

本当に温かく、いつも私を応援してくださる高野さんは、私の人生におけるメンターです。そんな高野さんが、先日の忘年会でこんな言葉をくれました。「自分の人生を編集する力、これがとても大切です」と。理想とする未来をイメージし、それにより近いものにするために努力すること、行動すること、選択すること。ときにはつらい決断をしたり、新しい挑戦をしたり。一度きりの人生を、いつも全力で楽しむために自分自身で編集し続けること。あのとき、あの一冊の本を坪田先生が紹介してくれていなければ。あのとき、あの本を読んでいなければ。あのとき、リッツ・カールトンホテルに行っていなければ......高野さんとはお会いできていなかったかもしれないし、この言葉をもらえることは無かった。「それがまさに、人生を編集する、ということなんですよ」と高野さんが柔らかい笑顔で言ってくれました。私はその時、この言葉を絶対、一生忘れないようにしようって思いました。

自分の人生を編集する―

2018年の私の目標は、この言葉を軸に決めたいと思います。

みなさんは、この1年をどんな風に過ごしますか?

小林さやか(こばやし・さやか) 映画化もされた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(坪田信貴著)の主人公のビリギャル本人。大学卒業後はウエディングプランナーとし活躍。その経験を活かし、2014年に自身の結婚を機にフリーに転身。現在は全国の中高生や親御様向けに講演活動なども行っています。

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