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中国人留学生シューカツ体験記(2)仕事を通じ企業の理解深める
就職説明会できるだけ参加を

中国人留学生シューカツ体験記(2) 仕事を通じ企業の理解深める就職説明会できるだけ参加を
authored by 曹志遠

 皆さん、こんにちは!曹志遠です。連載2回目では、私が学生時代にリクルートスタッフィングの外国人留学生派遣『Japaning(ジャパニン)』で働いた経験と就職活動についてをシェアします。これから日本に留学する予定がある、もしくは日本で仕事探しに苦労している方にとって少しでも役に立ったら幸いです。

 初めて日本でアルバイトを探していた時は面接時の緊張で何回も断られたことがありました。その頃はまだ日本語がうまく話せなかった時期でした。その後友達の紹介で寿司屋のアルバイトを経験し、そこで日本語も上達しました。少し自信も出てきたころ、自分でアルバイトを見つけようと思い試みましたが、全くうまく行きませんでした。そして、大学1年生の時にやっと自力でアルバイトを見つけました。東京近郊に位置する隠れ家のような小さな居酒屋でした。面接してくれたのは当時の店長でした。優しく接してくれて本当に感動しました。その居酒屋で2年近く働き、キャンパスの移転と共に引っ越すことになりました。引っ越した後にアルバイトを探しましたが、全く見つからず、悩んでいる時にかかってきた一本の電話が私の未来を照らしてくれました。それがリクルートスタッフィングで派遣社員として働くことになった第一歩でした。

Japaningで働いたことが役立った

 仕事紹介の電話を受けた時は不安もありましたが、断らなかったことはラッキーだったと思っています。まさに光陰矢の如しで、Japaningで2年間、主に携帯販売ショップと家電量販店などで販売スタッフの仕事をしてきました。Japaningで働いた経験は大いに就職活動で役に立ちました。

携帯ショップでは接客マナーやコンプライアンスを学んだ

 まず、携帯ショップで販売スタッフとして一番初めに直面したのは接客マナーとコンプライアンスでした。日本ならではの接客マナーや身だしなみのルールをゼロから学び、社内の機密事項、個人情報の漏洩には重大な責任を負うことを学んだ上でやっと店頭に立つことができます。日本人から見るとこういったことは社会人としての常識かもしれませんが、僕の様な外国人留学生にとっては新鮮で不思議に感じることばかりでした。こういった経験を通じて私の日本企業に対しての理解も深まり、就職活動での企業研究にも役立ちました。

 また、携帯販売ショップや家電量販店で働くためには日常会話が問題なく出来るという日本語能力だけでは足りません。皆さんが知っているように、日本の携帯電話は契約に基づき販売されるという形式ですが、契約に関する日本語は恐らくどこの学校も教えてくれません。ですので、携帯販売ショップでの勤務は契約に関する専門用語を学ぶことも必要とされます。さらに、携帯販売ショップが取り扱う携帯電話に関する情報も大事です。機種名、型番、製造番号、機能などの情報は全て暗記する必要まではありませんが、調べるだけでもとても時間がかかります。ですが、調べれば調べるほど興味が湧いてきて、この時に情報収集の方法を学んだことはゼミナールの発表のデータ集めに役に立ちました。

 私が就職活動をした年は大学3年生の3月から就職活動が始まりました。もちろん3年生の前期から様々な就職講座やセミナーが開催されます。大学の先生には新聞を読む習慣をつけるよう言われましたが、今の時代はスマートフォンあれば何でもできる時代になっています。私はITニュースのアプリをインストールし、毎日3~5回程度でITに関するニュースをチェックしています。なかなかニュースを読む習慣をつけることが難しいので、自分の興味があるニュースを読むことから始めるのがいいのではないかと思います。

 一方、就職活動で多くの人が迷うのは企業選びだと思います。外国人留学生たちは日本の大手に入社したいと言う人が多いと感じましたが、大手以外には行きたくないという気持ちの背景には、そもそも大手以外の中小企業を全く知らない人がほとんどだとも思いました。自分もそうだったので、自分なりの作戦を練りました。

アプリで会社チェック

 毎日時間を見つけてアプリで上位からの会社をチェック。そこにはお給料はもちろん、会社の社風や全体的の雰囲気などの情報が詳しく書かれています。時間がないときはさっと目を通すだけでも十分です。そうすると自分に合った会社もしくはちょっと気になる会社が必ずあるので、そこからより詳しく調べていきます。

 また、それと並行して準備すべきことは自己分析です。自分を知ることが大事だということを就職活動をする中で実感できました。私は様々なツールを駆使し、自分を知ることができました。サイトのアンケートはもちろん、アプリや占いなども試しました。結果、自分はどんな人間か、どのようなタイプの仕事に向いているのかを全部表にまとめて、携帯電話に保存していました。

 最後にいいたいことは、とりあえずできるだけ説明会に参加することが大切だということです。私は大学が開催した説明会だけでなく、各就職サイトの説明会にも参加しました。朝から最後の部まで参加することは大変でしたが、出来るだけ多くの会社の説明を聞くことで、自分にあった会社を見つけることもできるようになると思います!

 就職活動は長いかつ辛いイベントで、留学生にとってはわからないことが多いかもしれませんが、どんな形であれ、それは自分自身の就職活動です。決して悔いのないように頑張って欲しいです。

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