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これからの女子キャリと生き方(29)今の大学生世代が会社選びで重視すること

これからの女子キャリと生き方(29) 今の大学生世代が会社選びで重視すること
authored by 新居日南恵manma代表

 こんにちは。manmaの新居日南恵です。今日はmanmaも参加させていただいた、さいたまスーパーアリーナで行われた「彩の国ビジネスアリーナ」の様子をご紹介させていただきます。

 彩の国ビジネスアリーナには、たくさんの企業さんの展示ブースが出展され、商談の機会として活用されています。

 「彩の国ビジネスアリーナ2018は、「見つける、ビジネスチャンス。見つかる、ビジネスパートナー。」をスローガンに、中小企業の受注確保・販路開拓、技術力向上等を目的とし、広域的な企業間ネットワーク形成による新たなビジネスチャンス創出の場を提供する展示商談会です。」(彩の国ビジネスリーナHPより)

彩の国ビジネスアリーナ2018に出展したブース

結婚・子育てを企業のみなさんと考える

 企業さんのブースに混じって、manmaも埼玉県少子政策課のブース内で家族留学の紹介をさせていただきました。埼玉県少子政策課は、埼玉県で少子化対策をはじめとした業務を担当しているところです。今回は、企業の皆さんとも交流を深め、事業について理解していただきたいということで出展されています。

 ブース内では「社員が笑顔の会社は成功する」をテーマに、manmaだけではなく一般財団法人 1 more baby応援団、そしてグリーンパパブロジェクトのみなさんも一緒に出展をしていました。それぞれの事業を紹介したり、出展企業さんや参加者の皆さんに結婚・子育てにまつわるアンケートをとったりしながら、交流を深めました。

 また、私自身も「いまどきの若者が会社を選ぶ基準とは」というテーマで講演をさせていただきましたので、そちらについてもご紹介させていただきたいと思います。みなさんにとっては当たり前のことかもしれませんが、他の世代と比べて、自分たちの世代の特徴が少しでも明らかになるお手伝いになれば幸いです。

会社だけではない、マルチな居場所を求めて

 いまの大学生世代は、中・高時代に東日本大震災を経験していますよね。学校内で募金活動の取り組みをしたり、被災地にボランティアで足を運んだりした人も多かったかもしれません。自分だけがいい暮らしをできればいいというだけではなく、誰かの役にたつことの面白さ、やりがいを知っている人も多いのではないでしょうか。社会のために、誰かのために、自分の仕事がどんな意味を持つかを重視する世代と言われています。

一緒に出展したみなさんと

 そして、最近ではメディアでしきりに女性活躍や働き方改革のことが取り上げられていますね。女性でも働き続けるのが当たり前の社会になってきているなか、長時間労働を強いられ、仕事だけの人生を歩みたいと思う人は減ってきているのではないでしょうか。平日は毎日ほとんどの時間を会社で過ごし、一生同じ会社に勤め続けるという価値観が大きく変わってきているように感じます。みんなが会社以外にも、趣味やボランティア等の居場所を持っていて、それを仕事にして副業を始める人も増えています。会社だけではない、マルチな居場所を求めている時代かもしれません。

 社外の人との接点も多いので、一つの会社の価値観に染まりきることのできる人ばかりでもなくなってきています。これまでの会社の価値観に違和感を覚えたり、社外の人との接点を活用して、転職したりする人もますます増えていくのではないでしょうか。

 そうすると、若い人が選ぶ会社は「一生もの」ではなくなります。一生その会社ですごすとなると、ブランドや給料も大事かもしれません。でも、数年間となると、時には給料よりもやりがいを重視したり、ブランドよりも社会性を重視したりするようになります。会社が中心ではなく、自分の人生や生活の一部として、その都度最適な居場所としての会社を選んでいくのがこれからの世代ではないでしょうか。

結婚や子育てを重視するのは仕事に縛られない人生設計の始まり

埼玉県少子政策課のブースで

 だからこそ、自分の人生のなかで重要な要素である家族との時間が作れるかどうかを意識して会社を選ぶ人もでてきます。仕事と子育ての両立ができるかを気にしたりするのは、決して仕事に対してやる気がないからではありません。仕事が最優先の人生設計ではなく、自分の人生全体の豊かさを考えた上での仕事選びになったがゆえに、当然プライベートの充実についても極めて重視しながら会社選びをしています。

 若い世代の考え方はまだまだ新しすぎて受け入れられないところも多いかもしれませんが、講演を聞きに来てくださっていた企業の担当者の皆さんなど、世代を超えて互いに理解を深めていける場が増えていくことがとても大事なのではないでしょうか。