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就活リポート2019(7)就活生座談会(下) 不安は面接日時の重複と電話対応

就活リポート2019(7) 就活生座談会(下) 不安は面接日時の重複と電話対応
authored by 渡辺茂晃日経HRコンテンツ事業部長・桜美林大学大学院非常勤講師

 前回はこれまでの活動状況やインターンシップへの参加や優遇策、現在取り組んでいることなどについて話を聞きました。今回は志望企業の優先順位のつけ方や参考にしている情報源、就活への不安などを聞きました。

【参加学生】
Aさん(男性、明治大学、文系)
Bさん(男性、上智大学、文系)
Cさん(男性、首都大学東京、理系)

――皆さん、志望業界は決まっていますが、どのような基準を持って企業の優先順位を決めていきますか?

Aさん 鉄道に興味を持ったきっかけは身近にあったことなのですが、思いを強くしたのは海外経験の影響があります。海外に行って日本の良さを再認識したのですが、少子高齢化や過疎化などによって日本の良さが失われるのはもったいないと。それで鉄道インフラを使って地方を活性化できないかと考え、第一志望はJRに決めました。私鉄に関しては事業エリアが決まっているので、今後どのような展開をするのかを見て、それが自分に合っているのかどうかで優先順位をつけようと思っています。

Bさん 僕はその会社が何で稼いでいるのか、どのような働き方をしているのかを説明会やOB・OG訪問で詳しく聞き、自分が働いているイメージを持てるかどうかで優先順位を決めています。第一志望は新聞記者なのですが、他の業界は営業など職種を幅広く見て、どう働くかをイメージしています。企業が学生に見せたい働き方と実際の働き方に違いを感じることもあるので、そこは働いている人に話を聞くようにしています。それ以外にも、他の会社の人や親にも話を聞いています。

「OB・OGは大事な情報源です」

Cさん 自分にとってやりがいがあるかどうかが重要です。今はネットワーク関連の企業を志望しています。インターンを通してネットワークがどういう仕組みで成り立ち、今後どうなるのかを理解できたので、やりがいのある仕事だと感じました。他には会社の人とうまくやっていけるかどうかも重要だと思いますので、社員さんの話をよく聞いて参考にしています。

――皆さん、志望する企業で働いている人の話を参考にしていますね。他に何か役立つ情報源はありますか?

Aさん OB・OGの方は大事な情報源です。大学に紹介してもらった先輩から他の業界の先輩を紹介してもらうことも多く、いろいろな角度から見た企業や働き方の話を聞くことができます。それを自分で整理して志望するかしないか、志望順位を決めています。やはり、みん就などネットの情報はどこまで本当なのか不安がありますから、人からの話を大事にしています。

Bさん 私は「Vorkers」(https://www.vorkers.com/)の口コミは見ています。社員の方が会社の強みや弱みを書いてくれているので、それを見ながらエントリーシートを書くこともあります。転職理由なども書いてあるので参考にしています。あとは「ONE CAREER」(https://www.onecareer.jp/)も参考にしています。選考体験記が充実してるので。

――OB・OG訪問アプリなどもありますが、使っていますか?

Aさん あまり使ってないですね(他の二人もうなずく)。理由は自分が興味のない業界の人から頻繁にアプローチされたりするんです。特にベンチャーはどんどん来るので。

Bさん そうですね。うざくなってしまって......。

――では、就活サイトだけですか? 逆求人サイトもありますが。

Cさん 逆求人は使ってないです。情報がたくさんあり過ぎて。メールも就活サイト1社だけで相当な量のメールが送られてくるので見切れないです。

――最近ではエントリーシートや適性検査、面接などにAIが使われ始めていますが、AI選考を受けたことはありますか?

Aさん 適性診断の「GROW」はやったことがあります。でも5人以上の友人の評価が必要なので、面倒くさくなってやめてしまいました。

Bさん 面接などはまだありません。GROWは東京海上を受ける人、というイメージですね。

――3月1日以降の就活はどう動きますか?

Aさん 3月1日から学内セミナーと個別企業の説明会に参加します。合同企業説明会は先輩から「人が多過ぎてあまり話を聞けない」と言われました。今日もデベロッパーの合説に行ってきたのですが席が少なく、しかもサイトを見れば分かるような話ばかり。それなら大学に来てくれて大学向けの話をしてくれる学内セミナーのほうがいいと思っています。

3月上旬は学内セミナー参加が中心

Bさん 3月に入ると説明会がたくさんあるとは聞いているんですが、今のところ予定はそれほどありません。たぶん、学内セミナーに参加していくんだろうと思っています。合説はそれほど意味があるとは思っていませんが、大規模なものには行ってみたい気はします。

Cさん 私も学内セミナーには参加しようと思っています。ただ、OBの方からも「たくさん行っても疲れるだけだから」と言われているので、ほどほどにしようかと思っています。インターンに参加した企業からも選考の連絡が来ているので、選考を受けていくという感じでしょうか。

――就活本格に向けて不安なことはありますか?

Aさん 面接の日時が重なった場合の対応などはどうしたらいいのか不安があります。時間が重なってしまって片方を受けられなかったという先輩の話も聞きました。業種を絞って就活をしていると選考日程も近いと思いますので心配です。

Cさん 不安というか、電話の応対が苦手です。選考開始など企業からの連絡は電話が多く、あまり電話で対応をしたことがないのでどうやって話せばいいのか心配です。電話で悪い印象を与えていないかと。あと敬語も......。

Bさん 確かに電話で話すことは少ないかも。

Aさん うちの大学は就活手帳が配られるので、そこに電話の掛け方も書いてあるので役立っています。あとはキャリアセンターを使うのがいいと思います。大学のキャリアセンターにキャリアサポーターという内定者がいるので、そこで相談を受け付けてくれるんです。

――6月1日が選考開始となりますが。

全員 笑

Aさん 昨年は5月中旬でも大手から内定がバンバン出ているという話なので全く信じていません。90%ぐらいを早期に取ってしまって、残りの10%を6月以降の選考で決めるという会社もあると聞いてます。

Bさん 6月1日にから面接を開始する企業は限られていると思っています。

Cさん ITは早いですね。私の先輩も3月には選考が終わっていたと聞いていますので、私も今受けてる2社から内定をもらえれば3月中に終わらせて研究に専念したいと思っています。

――そうですか。今日はお忙しいところありがとうございます。3月1日以降、体調に気をつけて就活に臨んでください。
(協力 日経HR)