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早大レインボー(2)学生スタッフ対談(上)GSセンターってどんなところ?

早大レインボー(2) 学生スタッフ対談(上)GSセンターってどんなところ?
authored by 早稲田大学GSセンター学生スタッフ

 こんにちは! 早稲田大学GSセンター学生スタッフのうっちー(内田侑里)とはらしょー(原昇)です。今回は早稲田大学GSセンターの学生スタッフ2人による対談企画をお届けします。初回はテーマ「GSセンターってどんなところ?」について話し合います。

左がはらしょー、右がうっちー

はらしょー みなさん、初めまして! はらしょーこと、原昇です。2017年11月からGSセンターで働いています。昨年夏まで留学していたので4月のGSセンター開室時には大学にいませんでしたが、帰国後すぐにGSセンターを訪れました。これまでの経験から、様々なマイノリティの問題に興味があったからです。この問題に興味を持ち始めた経緯は次回以降の記事でお伝えしたいと思います。

GSセンターの特徴

うっちー 実際に、いち利用者としてGSセンターを訪れてみてどうだった?

はらしょー いくつかの意味で居心地のいい空間だなと思った。ひとつめが、何もしなくてもいいこと。GSセンターって学校の保健室みたいという言われ方をするけど、ほんとに気軽に立ち寄れるというか。別に、誰もが辛い経験や悩みを相談しないといけないわけではなくて、話したければ話せばいい。話したくなければ、雑談をしているだけでもよくて。だけど、大事なのがふたつめで、みんな実はジェンダー・セクシュアリティについての気配りを忘れない、ということ。

GSセンターの見取り図

うっちー 確かに、知らない利用者同士で会話が生まれるときも、いきなり「もしかしてあなたはゲイですか?」とか、話す相手のアイデンティティの核心に触れるようなことを言わないよね。

はらしょー そう、例えば僕が男性の見た目だからって「彼女いるの?」とかって、異性愛者だって決めつける人もいない。さらには、僕の自認が男性であるとも決めつける人もいない。性的指向(どの性を好きななるか/ならないか)と性自認(どういう性を自認するか)について、相手の見た目や仕草から決めつけないのがいいなと思った。これってキャンパスのGSセンター以外の場所ではなかなか見られない配慮だよね。

うっちー たしかに私もGSセンターっていうのはセーフスペースだと思う。ジェンダー・セクシュアリティを決めつけずコミュニケーションをする、というのは世の中にとって理想だけど、現実では、まだまだ達成できていない気がする。

はらしょー 例えばどんな場面で?

うっちー 例えば、就活を通して面接で「内田さんは"おじさん"と円滑にコミュニケーションをするためにどんなことを心がけていますか」と聞かれて困ったんだよね。質問をされたときに、たまたまその会社にミドルエイジの男性ジェンダーの人が多く働いていたとしても、接する人のジェンダーによって自分が態度を変える必要はないと思ったし、面接官がどんな答えを私に期待しているかわからなかった。というのも、ミドルエイジの男性にも私と同年代の女性にも、話好きな人もいればそうでない人ももちろんいるように、ジェンダーとその人の性格、個性は必ずしも結びつかないと思うから。GSセンターは、こういう出来事や疑問について一緒に悩んで批判してくれる環境だと思う。

GSが今後果たせる役割

うっちー でも、GSセンターができることはまだまだあるんじゃない? セクシュアルマイノリティ当事者のサポートだけでなく、当事者の周りの人の理解をサポートする役目も果たせると思う。

GSセンターは居心地のいい空間です

はらしょー それは同感。当事者のためだけのセンターじゃないもんね。セクシュアルマイノリティ当事者以外に、当事者っていう自認はないけど興味がある人とか、友だちからカミングアウトされた人とかにも来てほしい!

うっちー そうそう。「LGBTのことに少し興味があるからもっと知ってみたい」とか、「将来やりたいことがあるけど周囲に女の子はまず結婚して子供を産んで一人前みたいなことを言われてむかついたから話を聞いてほしい」とか、そういうのでも大歓迎で。いわゆる「LGBT」当事者以外の人の受け皿にもなりたいよね。

はらしょー そのためには、今以上に「LGBT」非当事者も興味を持ちやすいテーマのイベントを増やすといいかもしれないね。

うっちー うん。当事者に留まらず、色んな考え方、所属の人を巻き込んだ活動は多様性を認める社会づくりのキーになるのかな、と思った。

 以上で対談企画(上)は終わりです。次回は対談企画(下)。GSセンターが関わってきた様々なイベントについて話し合います。