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ジョブヨク(62)「チーム力」について考えた@首都大学東京

ジョブヨク(62) 「チーム力」について考えた@首都大学東京
authored by ジョブヨク

 今回のジョブヨクの主催大学は首都大学東京で、その運営団体のメンバーは2年生から4年生の6人である。テーマは、「チーム力」。抽象的すぎない、実践に活かせる意見が飛び交うように運営側は企画に力を入れた。会場は、人が集う環境づくりを幅広く手掛けている 株式会社オカムラ(4月1日に株式会社岡村製作所から社名変更)の共創空間「Future Work Studio "Sew"」。オフィスでありながら、まるでカフェのような癒しの空間が広がっている素敵な場所であった。

 その癒しの空間で白熱したセッションが行われた。まずはアイスブレイクから。「口」という字に2画付け加えて文字を作るというもの。例えば「田」が例に挙げられる。これもユニークな発想が多く生まれた。私が参加した班では「叶」を思いついた人などがおり、なかなか思いつかない面白い発想だということで班の中で盛り上がっていた。

成功・失敗体験

 程よく場が和んだ所で、チームで成功した、あるいは、失敗した経験について話すセッション1が始まった。このセッションでは全員が個々の体験を振り返ることができ、十人十色の話が飛び交った。その中の一つに、ジョブヨクを企画するサークルを自身の大学でゼロから立ち上げた人の話があった。

 その体験談を基に、なぜそれが成功したのかを班で話し合った。リーダーの熱意が人の心を動かしたことや、チームのメンバーの役割を明確にすることなどが挙げられた。チーム力を向上させるために欠かせないことだと私は感じた。そしてこの他、どの班でも熱い議論がされていた。

理想のリーダー、理想のメンバー

 セッション2では、理想のリーダー、理想のメンバーについて話し合った。理想のリーダーはどんなリーダーか。炊飯器のようなリーダーというユニークな意見を出している班もあった。多くの意見として上がったのは、メンバーの意見を聞く力、決断する力など能力のある人が理想のリーダーだという意見。一方、理想のメンバーについても様々な意見が生まれた。ユニークな班では、十六穀米のようなメンバーという記憶に残りやすいワードが生まれた。

 理想のメンバーについて話し合う時、「これってリーダーの役割に含まれるのかな?」といった声もちらほら聞こえてきた。リーダーとメンバーとで、どちらも真剣に考えていくと意外と難しい概念である。誰もがリーダーの気持ちでいることが良いチームだといった意見も出るように、そもそもリーダー、メンバーとを区別することが間違っているという極論にまで達する班もあった。

ジグゾーパズルでチーム力!

 そして、最後のセッションに入る。セッション3では、ジグゾーパズルに取り組んだ。話し合った理想のリーダー、メンバーを実践で体感してみることが目的だ。簡単そうにみえるジグゾーパズルだが、意外と時間がかかり、制限時間で終了した班はなかった。しかし、どの班も夢中になって取り組んでいた。みんなが一つの目標に向かって進んでいる、まさにチームであった。

 ジグゾーパズルにおいては、完成図形がチームの目標であり、誰がどのピースを組み立てるかは、チームのメンバーの役割に当てはまる。そのようにして班同士で組み立てられずに残ったピースの数が少くなるよう競い合った。

 セッションが全部終了した後は交流会が催された。美味しいお酒やドリンクを囲みながら皆思い思いの話に花を咲かせていた。

 私は今回のジョブヨクに参加したことで、大学の枠を越えて人と議論を交わすことができる貴重な経験ができた。会場は終始、和気あいあいとした雰囲気に包まれていたが、その中でも鋭い意見に何度も感心させられた。

 ジョブヨクでは、自分の意見を主張することもできる。さらに、人の意見をたくさん聞いて吸収し、尊敬の念を抱くことができる。様々な大学の大学生が自分たちで企画していることも魅力であると思う。そんな素敵な機会に参加することができ感謝の気持ちでいっぱいである。

参加者で記念撮影