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自分に合った会社に出会うチャンスを広げよう  知らない中小企業の世界も見てみる

人事部の視点(8)

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NIKKEI STYLE

学生の皆さん、こんにちは。株式会社モザイクワーク高橋実です。就職活動開始から約1か月が過ぎましたが、活動状況はいかがですか?

さて、皆さん「求人倍率」って言葉、知っていますか? 一つの経済指標で、「求職者(仕事を探している人の数)」一人当たりに、どのくらいの「求人(採用したいと思っている人の数)」があるかを指し示す指標です。一般的に、景気が良くなれば、企業の仕事の幅が増え、お金もあるので「求人数が増える」ことになります。しかし、景気が悪くなれば、企業は儲からないので「求人数が減る」ことになる。皆さんから見れば、一般的には「景気が良くなれば就職はしやすくなり、悪くなれば就職しにくくなる」ということになります。

求人倍率の状況を見てみよう

リクルートワークス研究所が毎年出している「大卒求人倍率調査」によると、2018年3月卒業の学生の皆さんの求人倍率は「1.78」となっています。つまり「学生一人につき1.78社の求人がある」ということになります。求人倍率はここ4年ほど毎年上がっていて、今のところ(過去バブル崩壊や経済成長率の鈍化などで下がる場合もありました)皆さんの就活状況は「売り手市場(学生にとって有利な状況)」と言えるでしょう。「就活は大変だ」と思っている人も、この数字だけ見るとあまり悲観的になる必要はないと思います(2018年新卒学生の内定率は92.7%と、過去最高を記録しています)。

この「1.78」という数字は、新卒採用市場全体の数字なのですが、この調査報告にもあるとおり、細かい数字を見ていくと、興味深いデータがたくさんあります。

この中で、僕が特に注目してもらいたいのが、「従業員規模別の求人倍率」です。全体として「1.78」だった求人倍率は、この従業員規模別にみると、従業員5,000人以上の企業では「0.39(つまり3人に1人しか内定が取れない)」、一方で、従業員300人未満の企業は「6.45(つまり1人に対して6社以上の選択肢がある)」ということです。皆さんから見ると、小さな企業は圧倒的に競争がない就職環境になっているということです。

中小企業ってなんだろう

もちろんこれは、あくまで統計データ上での話。人気が高い企業もあれば、そうでない企業もあるので、個別企業を見れば様々です。就活市場が「売り手」市場の時は、全体として就職しやすい環境ができるため、大企業の人気が高まる傾向があります。そのため、学生にとっては馴染みがない中小企業は、採用に苦戦する、という状況が生まれます。実際、僕も周りの中小企業の人事の方から「今年の採用をどうしたらいいか」と相談に来る方が増えています。それほど、中小企業の採用担当者は採用人数の確保に悩みを抱えています。

じつは、日本で「大企業」と言われる企業の数は、1%にも満たないのです(経済産業省2017年版中小企業白書)。残りの99%以上は、中小企業。日本のほとんどの企業は中小企業で、皆さんから見える「大企業」は、氷山の一角なのです。その中には、山ほど優良企業もあるし、知られていないがじつは日本の根幹を支えている事業をしている企業など、社員の人数が少なくても優良企業が山ほどあるのがこの日本なのです。

もちろん、最後は「自分に合った企業を決めること」これが就活のゴールです。一概に大企業がいい、中小企業がいいとは言えませんが、せっかく就職環境がいいこの時代、自分の知っている世界だけでなく、知らない世界も見てみるのはどうでしょうか。

今の時代は自分の可能性を広げるチャンス

昨年のコラム「人事部長のひとりごと 200社企業訪問して分かったこと」。当時は好景気で就職環境は良く(当時の求人倍率は「2.86」でした)、就職は比較的簡単にできたにも関わらずこんなに企業訪問をしたか。それは「自分の可能性を広げるチャンス」と考えたからです。

就職環境が厳しければなかなか企業は門戸を開いてくれない。でも、この環境は、企業が採用に困っているからこそ、学生の皆さんは企業を見られる選択肢が増える。僕は、はじめは大手志向で就活をしていましたが、最終的には就活を始めたころは考えてもいなかったクレジットカード会社に入社し、自分にとって素晴らしい成長ができました。今でも、その選択は正しかったなと思っています。

その企業は、今では毎年就職人気ランキング30位前後の企業に成長しました。でも当時は全くといっていいほど無名の会社。時代は変われば企業は変わります。自分が本当にチャレンジすべき企業を、しっかりと自分の眼で見て、そしてあなたにとってベストな企業を選んでほしいと思います。

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