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NPOの虎の穴(39)観覧車理論~頑張り次第で速度が変えられる自分だけの観覧車

NPOの虎の穴(39) 観覧車理論~頑張り次第で速度が変えられる自分だけの観覧車
authored by 立花 貴公益社団法人MORIUMIUS 代表理事

 観覧車理論と勝手に名前をつけた考え方があります。今、あなた自身が観覧車にのっているとします。観覧車が最上部の時もあれば、下にいるときもあります。あなたが乗りこんだ観覧車自体は変わらないのですが、見える景色の違いで、自然と気持ちが上がったり、下がったりもします。

 すると突然、最上部まで上がった時、今乗っている観覧車の上に、あらたな別の観覧車が見えてくるときがあります。タイミングよく乗り移れる、または成長のために自然と誰かにポンッと押し出される時もあります。時には、乗り込もうとしたときの観覧車の屋根が壊れていたり、床に穴が開いていたり、ボルトが今にもはずれそうだったり。よく見るとあらたに見えてきた観覧車全体で普通に乗れる観覧車はなんと1個あるかないかではないですか!どうみても、乗り移れるタイミングが合わないことのほうが多くあります。

 ここでイメージしてみてください。自分が乗り込んだ観覧車の基本速度は、1年で一周します。タイミングが合わなければ来年まで待たなければなりません。しかも、またタイミングが合うかどうかは運次第です。しかし、自分が乗っている観覧車には手動操縦で速度を調整できる足で漕げるペダルがついています。もちろん、力は必要ですが目の前のペダルを一生懸命漕ぎ続けると、自分の乗っている観覧車は、なんと半年で1周できると気づきます。

 そして更に、ペダルの速度を速めると3か月で1周、つまり1年で4回転するほどまでに速めることができるではありませんか!そのため観覧車の最上部に行った時に見えてくるかもしれない観覧車も、4回見えてくるチャンスがあり、また乗り移れるチャンスも4回巡ってきます。

 大学生活や就職活動、社会人生活も実は、このような観覧車の連続なのではないか?と。与えられた環境で瞬間瞬間、一生懸命に目の前の観覧車のペダルを漕ぎ、そのスピードは自分で上げられ、チャンスはその分だけ多く巡ってくる。これがふと浮かんできた観覧車理論です。全力で漕ぐことでチャンスはその分だけ巡ってきます。

 就職活動に臨むみなさんの今の観覧車の速度、いかがですか?

登山家・栗城史多さんを偲ぶ会
~自分の山登り(人生)を楽しめる人を増やしていく~

 登山家・栗城史多(くりき のぶかず)さんを偲ぶ会がグロービス堀さんの声がけのもとG1メンバー有志で行われました。4年前のお土産という賞味期限切れの熟成したエベレスト・ビールで献杯をしました。第一報がネットで流れ誤報であって欲しいと願いつつ、ほどなくして、所属事務所からの公式な発表で真実であることを認識せざるを得ませんでした。気持ちの置き場のない報道当日、その翌日夜に急遽行われた偲ぶ会に参列した友人有志はそれぞれに心の置き場を見つけたような心境でありました。

 栗城さんの生きざまに、心を動かされ、背中を押された人も多く、文化人や経営者、様々な業界業種の幅広い年齢層にも影響を与えました。思いたくはなくても、いつかこのような日が来る、のでは、と心のどこかで感じながら会っていたのは私だけではないと思います。栗城さんと初めてお会いしたのは、10年ほど前、恩師・西田文郎先生が主催する会イベントに参加していた時のことでした。その後、様々な集まりやイベントでの登壇やご一緒することもありました。今年2月沖縄で開催されたG1サミットでも8度目の挑戦のことを語っていました。

 無謀に思えることでも、何かを伝えたい、後世の人にも伝えたい、自分の死後でも続いていって欲しいことを、何らかの形で伝えたい。伝えたく行動してきた人は歴史上の人物にいます。

「春に種を蒔き、夏に苗を植え、秋に実り、冬には蓄える。
 ひとにも同じように四季があります。
 ひとの命とは歳月の長さではない。
 それぞれ春夏秋冬があり、実を結んでいる。
 私は30歳ですが、収穫の時を迎えたと思っております。
 どうか一粒の籾として、次の春の種となれますよう。」
(吉田松陰 留魂録/四時ノ順環・現代語訳)

 決して死を肯定するものではありません。最後の最後まで人として生ききる、自分の命を全うする責務が人にはあると思います。

「何かに挑戦するということは、成功・失敗、勝ち・負けを超えた世界が必ずあるということです。しかし、挑戦そのものを否定してしまえば、成功も失敗も何も得ることはできません。その否定という壁を冒険の世界を通して少しでも無くし、応援し合う世界に少しでも近づきたい。その想いから、2009年からは「冒険の共有」という秋季エベレスト生中継・配信に挑戦してきました。冒険の共有は、ただ登る姿を見せる登山でも、流行りの配信でもありません。挑戦における、失敗と挫折を共有します。なぜなら本当の挑戦は、失敗と挫折の連続だからです。それを共有することで自分と同じように今、否定という壁に向かっている人、見えない山を登る全ての人達の支えになり、自分の山登り(人生)を楽しめる人を増やしていく。それが、僕が目指す頂の世界です。冒険の世界では、自然における未踏や未開の地で己の限界に挑戦しますが、僕は人間社会も自然の一部と考えています。自分の限界に挑戦しながらも、人間と社会が持つ心の壁を登ります。ヒマラヤのような青い空の世界を目指して」
(栗城史多・オフィシャルサイト より)

 日々挑戦し、一生懸命、もがきながら、あがきながら、本気で生ききる、ということが残された私たちの使命なのではないか、そのように思います。

 ご冥福をお祈りいたします。

<お知らせ>

その1
新著『ひとりの力を信じよう』英治出版
Amazon、全国書店にて発売
この本の印税は全て公益社団法人MORIUMIUSに寄付されます。

ひとりの力を信じよう――「今あるもの」で人と地域の未来をつくる

著者 : 立花 貴
出版 : 英治出版
価格 : 1,620円 (税込み)

この書籍を購入する(ヘルプ):Amazon.co.jp楽天ブックス


その2
『(株)雄勝そだての住人 』よりお知らせです
いよいよ今年もお中元の季節がやってきます。予約受付開始しました!
お世話になっているあのかたへ感謝の気持ちをこめて。
心を込めて育てた三陸・雄勝の旬の海の幸を産地直送!
パーティーやご馳走の食卓にも!
ご注文はこちらから
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その3
自然と共に生きること、持続可能で無理のない、生活の知恵を活かした昔ながらの暮らし。田舎と都会、日本と海外の仲間との共同生活を通じて多様性を学び、持続可能な社会を創るこどもたちの学び場がモリウミアス・ルサイルです。7泊8日を基本プランとし、2泊3日のMEETモリウミアスという短期間の体験プランも実施、週末1泊2日でこどもと一緒で参加できる家族コースも用意しています。詳しくはHP、FBをご覧ください。
ホームページ
http://www.moriumius.jp
https://www.facebook.com/moriumius.ogatsu

その4
・「奈良町バルAMRIT」
奈良県奈良市椿井町45
0742-20-0090
18:00-23:00(不定休)
Instagram フォローよろしくお願いします!
https://www.instagram.com/naramachibaramrit/?hl=ja

・「薬師寺門前 AMRIT」
奈良市六条町410
0742-32-5777
ランチ 12:00~15:00 (L.O.13:30)
ディナー 一棟貸のプライベートレストランとして団体貸切時営業
http://amrit-nara.jp