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ハーバードと日本の架け橋(7)Skype面接ではもったいない 
ボストンでハーバード生の熱意に触れる

ハーバードと日本の架け橋(7) Skype面接ではもったいない ボストンでハーバード生の熱意に触れる
authored by HKIC

 HKICは「米国ハーバード大学と慶應、東大を始めとする日本の大学との交流をもっと盛んにしたい」という想いから、HCJI(Harvard College Japan Initiative)の支援を受けて、2015年に創設されたハーバード大生と日本人学生による少人数の合宿型国際交流プログラムです。8月の開催まで残すところ約1か月となり、待ち遠しいばかりです。

 先日、HKIC2018の開催につき、今年度代表の舟橋拓巳(慶應大3年)が米ハーバード生の選考のために実際にボストンまで面接をしに行ってきました。今回は現地での選考で感じたこと、代表としてHKIC2018にかける思いをインタビューしてみました。

120人を超える応募、1・2期生が駆けつけ応援も

――なぜ、わざわざ現地にいて面接をしようと思ったのですか?

舟橋 拓巳(ふなはし・たくみ) 慶應義塾大学法学部法律学科3年。今年度HKIC代表。HKIC1期の参加者で2期のオペレーション担当。高校時代は米国ハワイ州のIolani High Schoolに留学し、水球に打ち込んでいた。現在は開発法学を専門とする研究会に所属し旧フランス領インドシナ諸国の法体系を研究している。2018年9月よりフランスUniversité Toulouse 1 Capitoleに留学し同国とベトナムの法制度を研究予定

 今年は一次選考に120人を超えるハーバード生の応募がありました。そこから面接に残ったのが60人とはいえ非常に多く、こんなに熱意のあるハーバード生とSkypeを介した面接でしか評価できない、さらに本番の限られた人数しか会えないのはもったいない、そう感じたからです。代表として実際に彼らに会って選考したいという強い想いから、現地に行くことに決めました。

――実際にハーバード生と対面し、どんなことを感じましたか?

 みんなとにかく優秀で、質問に対しての一定の論理的な回答を導くまでの速さと知識量の多さに関してはさすがハーバード生だなと感じさせられました。さらに面接官である自分に逆に質問されることもあって、こちらも本気で臨みました。一方で、日本人の学生がハーバード生に全く歯が立たないということはないなと感じました。彼らはアウトプットに非常に慣れていますが、日本人も同じくらいの機会を得て実践を積めば、決して対等に戦えないなんてことはないと思いますし、HKICという場がそういうきっかけになればと思います。

――今年のハーバード生に前年度までのハーバード生とは違った点はありましたか?

 今までの参加者の口コミを聞いて応募してくれた人が多く嬉しかったです。来年、再来年とこういった広がり方をしてくれたらいいなと思いました。去年までは実際に選考を勝ち抜いてきた数少ないハーバード生にしか会えなかったですが、こうして直接面接に行き、様々な国籍を持った人たちやバックグラウンドも全く違う人がこんなにもいるのかと予想以上で、選考は甲乙つけがたく、本当に難しかったです。最終的にはこの子が来てくれたらHKIC2018が面白くなるだろうなと当日のイメージを膨らませ、考え抜いたうえで16人を合格とさせて頂きました。

――1・2期生のハーバード生と再会したそうですね

選考を手伝ってくれたHKIC2期のPeter(ハーバード大4年、左)と、ハーバード大学サイエンスセンターで

 はい。Facebookにボストンに選考に行くことを投稿すると、すぐに1・2期生から泊まりにきていいよとか、面接を手伝ってくれたり、ボストン市内で偶然会って声をかけてもらったりと嬉しかったです。プログラムが終わってもずっと続く一生ものの関係を提供するということはHKICの理念の一つでもあったので、まさにその願いが叶いました。卒業する4年生のシニアウィークに潜らせてもらいましたが、その際には、彼らもやはり大学生なのだなと改めて思いました。一生懸命勉強する分、遊ぶときも精一杯遊んでいて、そのメリハリがちゃんとしているからこそ彼らが輝いて見えるのだと思いました。

渡航費援助へクラウドファンディングに挑戦

――最後に、代表としてHKIC2018をどのようなプログラムにしたいですか?

 このプログラムを通して、お互いの国の魅力をもっと知って欲しいです。お互いの国の為に何ができるか、そして、日米の学生は世界の為に何が出来るか考えるきっかけを提供する事を通して、HKICが日米の学生の友好関係の架け橋になれればと思います。

 また、国境を越えて、日米の学生が協働して1つのものを創り上げるという経験が、今後のグローバル社会で生き抜くにあたっての糧となり、ここでの人と人との出逢い、そこから生まれた絆が彼らの一生の財産になると信じています。そして何より、参加者・運営メンバー・協賛企業の方々をはじめとする、このプログラムに携わった全ての人が笑顔でHKIC2018の最後を迎えることができるような充実したプログラムになればと思います。

 さて、HKIC2018では現在、クラウドファンディングに挑戦しています。優秀でありながら、日本に来るために金銭的に厳しい状況のハーバード生の渡航費の援助を募集しています。ぜひこちらのリンク先(https://readyfor.jp/projects/hkic2020)から私たちの挑戦を知って頂けたらと思います。皆様の暖かいご支援をお待ちしております。

第1回勉強会にて参加者と協賛の(株)TeaRoomの社員の皆さんと