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ジョブヨク(69)テーマを決めるのはキミだ!@オカムラ

ジョブヨク(69) テーマを決めるのはキミだ!@オカムラ
authored by ジョブヨク

 こんにちは!ジョブヨク学生幹部副代表、横浜市立大学ジョブヨク企画運営チームリーダー3年の大坂優里奈です。今回、初めてジョブヨク学生幹部で企画運営チームを結成しました。そして、チームの主催で2018年4月14日に株式会社オカムラで、ジョブヨクオカムラスペシャルVol.12「テーマを決めるのは君だ!」を開催しました。会場は同社オフィスの一角にあるOpen Innovation Biotope "Sea"です。かつての岡村製作所という社名を4月に変更した「オカムラ」さんのWORK MILLプロジェクトとのコラボによる企画でした。その様子をご紹介したいと思います。

「自分が深掘りしたいテーマ」を熱く語る

 ジョブヨクとは、学生が大人メンターとともにフラットな立場で「働き方」や「生き方」を語り合うワークショップです。これまでは毎回異なる主催大学を決めて、その大学の学生が自分たちで企画し運営してきました。今回は初めて、複数の大学が参加している「学生幹部チーム」による主催という方式を試してみました。私たち学生幹部は、ワークショップとは別の機会に学生参加者同士が交流し合えるように月に1度、学生交流会を都内で開催しています。私もその一員ではありますが、幹部メンバーは発想が豊かで企画力があり、ファシリテーションも上手く、とても頼りになる存在です。

 そんな私たちが企画するジョブヨクは、今までに無いような面白いジョブヨクにちがいない!そう思った方も多いのではないでしょうか。まさに、そのとおりです。今回はこれまでに無かったジョブヨク取り組みました。それは、「参加者自らがテーマを決めて、考えて、語り合い、最終的には参加者がファシリテーターとなってワークショップを行う」というものです。通常は事前に主催者がテーマを設定しています。今回、学生が集まったその場でテーマから決めていくというやり方を採用することで、各人がより積極的に討論に参加するという結果につながったようです。それぞれの参加者が「自分が深堀したいテーマ」について熱く語り合ったからでしょうか。セッション終了時には、皆さんが新しい学びを得たというような満足げな表情を浮かべているように感じました。

 ラウンド1では、まず周囲の人と5〜6人のグループを作り、アイスブレイクを兼ねて「Rememe Wiki(レメメウィキ)」というグループワークを実践しました。これは、ひらがな50音が1文字ずつ書かれた小さな紙を入れた袋を使います。袋から1人1枚ずつ紙を引き、引いた順番に文字を並べます。そこに完成した新しい言葉の意味や活用の仕方、その言葉が誕生した背景を自分たちで創り出すのです。例えば、あるグループでは順番に並べたら「してたかい」という文字の並びができました。このグループは、言葉の意味は「意識高い系」だと発表。例えば「あの子、してたかいよね〜!」と褒める時に使うと紹介しました。

 ラウンド2では、中央に置かれたステージに自ら登壇して語るという新しいディスカッションスタイルが展開されました。自分の座っている席から各人が発言するという、一般的な討論の仕方とはまったく異なります。ステージに登っている人は「語り手」、ステージを囲む人は「聞き手」という環境が出来上がるのです。ステージ上で語られている話題について意見のある人は、自ら立ち上がって登壇してステージにいる誰かと席を交換していきます。対話が進んで行くにつれてほぼ全員が入れ替わり立ち代わり登壇して意見を述べていました。我々幹部は、その対話からキーワードを書き出し、分類しました。その結果を参加者の皆さんに提示して、キーワードへの投票によってラウンド3で話し合うテーマを決定しました。

 ラウンド3では、ラウンド2で投票数の多かったいくつかのテーマをもとに、ミニジョブヨクを行いました。話したいテーマが同じ人同士で5人グループを作り、各グループ内でファシリテーターを決定しました。ホワイトボードや、模造紙、付箋紙などの話し合いに必要な材料を用意してセッションを行いました。私のグループでは、「働き甲斐」をテーマに話し合いました。最初は、達成感、成功失敗体験、笑顔など、具体的にはどの場面において「働き甲斐」や「やりがい」を感じられるかを挙げていました。そのうちに、働いていて自分が楽しいかどうかがキーポイントであるという発想が出てきました。最終的には、これからの働き方を考えながら、自分がどう行動すれば楽しいと感じられるのかという議論に発展しました。

メンターの一言で議論の幅が広がる

 議論が転回したのは、大人メンターの「must、will、canを図に表してみたらどうだろう」という一言からでした。やらなければならない仕事に追われていると、楽しくないし辛いことも多い。自分自身を高める時間を取りにくい。もし、マストな仕事をAIに任せることができたらどうなるでしょうか。自分の時間を確保して自分自身のスキルが上げることにつながれば、出来ることが増えて、もっと働き甲斐を感じられるのではないかという結論に至りました。大人メンターの一言によって、議論がより深まりとても充実したディスカッションになったのです。

 ジョブヨクは、いつでも相談できる大人との関係性を構築することや、この経験を通して、自ら考え、行動する次世代のリーダーを育成することを目的としています。ジョブヨクに参加する学生の多くは、首都圏の大学を中心に各大学がジョブヨクを主催する企画運営チームを作ってワークショップを開催したり、他大が主催しているジョブヨクに参加しています。言うまでもなく、初参加の方々は毎回大勢いますが、実は学生、社会人を問わずリピーターも多いのです。昨年秋には開催回数が100回を超えました。

 これまで数多くのワークショップが様々なテーマで開催されてきた背景には、ジョブヨクを通じて繋がった多くの大人メンターと学生のコミュニティーがあります。この出会いによって学生時代には未知な世界である「社会」に触れることができます。その結果として、知らないからこそ生まれる「不安」を少しずつ解消していけるのではないでしょうか。企画チームがテーマを決めて運営を行うのではなく参加者自身がテーマを決めた今回のジョブヨクは、各人が話したいことを話したいだけ語り尽くす場だったように思います。また、学生幹部チームでジョブヨクを主催したいと思っておりますので、ぜひご参加ください!お待ちしております。