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【PR】Special Interview――
アナウンサー 軽部真一(早稲田大学:1985年法学部卒業)
大学で何を学ぶべきか。

【PR】Special Interview――アナウンサー 軽部真一(早稲田大学:1985年法学部卒業) 大学で何を学ぶべきか。
Text:東 雄介、志村 江 Photo:松谷靖之

軽部真一さん――
個性をまとめるリーダーシップ。褒めて伸ばす力。

軽部真一(かるべ・しんいち)
1985年早稲田大学法学部卒業。同年、株式会社フジテレビ入社。94年『めざましテレビ』放送開始時より、エンターテインメントコーナーを担当(蝶ネクタイスタイルはこのときより)。現在、『めざましテレビ』、『ミュージックフェア』、『男おばさん!』(CS・BS)、『日曜邦画劇場』(BS)などを担当。「クラシックを身近に気軽に」というコンセプトで97年にスタートしたイベント『めざましクラシックス』では、バイオリニスト高嶋ちさ子と共にメインキャストを務める。

 私が卒業した早稲田大学には、振り幅の広さという魅力があると思います。「どんな個性も来るもの拒まず」で、学業三昧の学生もいれば、スポーツを頑張る学生もいる。また、部活動やサークル活動に情熱を傾ける学生もいる。そうした個性を受けとめて、学生生活をのびのびと送らせてくれる懐が深い大学でした。私も早稲田大学コール・フリューゲルという男声合唱団の活動に打ち込みました。コール・フリューゲルは、関屋晋先生という著名な指導者のおかげで、小澤征爾さんなどの名指揮者と公演する機会がありました。そうした"本物"を体験できたのは、早稲田のコール・フリューゲルだったからこそでしょう。

 その活動のなかで、人間的にもいろいろ学べたと思います。合唱はトップテナー、セカンドテナー、バリトン、ベースと4つのパートに分かれています。私のパートはバリトン。大学3年のときにパートリーダーとして「この合唱団のバリトンはいいね」と言われることを目標に、パート練習をまとめていました。チームをまとめるときは、パートのメンバーがこちらの話に耳を傾け、理解してくれるようにしないといけません。それには、褒めて伸ばすことが必要です。みんなの気持ちを乗せて、「軽部のチームは陽気で楽しいよね」と言われる雰囲気を作っていました。もちろん歌の上手下手、声の善し悪しはあります。それでも、その人のいいところをみつけて、「今のここが良かったね」と声をかけ、チーム全体を盛り上げていくことを心がけていました。

 学生時代を振り返ると、そうした音楽活動への没頭が、仕事の糧となっているのかもしれません。私は『めざましテレビ』のスタート時、エンタメ担当としてキャスティングされました。他局も含め、朝のニュース番組でエンタメコーナーが定番化していくのは『めざましテレビ』が先駆けだったと記憶しています。『めざましテレビ』、さらに『めざましクラシックス』『ミュージックフェア』など、私の音楽好きが今の仕事につながっているのはうれしい限りです。

 また、学生時代に身につけて今でも役に立っているかもしれないのは、いわゆるリーダーシップです。今年で放送25年めとなる『めざましテレビ』。ニュース、スポーツ、エンタメ、『ココ調』などで構成され、各コーナーの制作を専門班が担当します。私は、キャリアも個性もさまざまな何十人というスタッフが働くエンタメ班の"出役(アナウンサー)"。コーナーを引っ張る役割を担い、構成内容にも意見を述べます。そうした立場から、現場でのスタッフの動き方に対してダメ出しをするときもあれば、反省し合うときもあります。しかし、そればかりではチーム全体が萎縮し、いいコーナーは作れません。いい番組を作るという共通の目標をもち、多様な人が集まる現場では、褒めることは叱ること以上に大事。私は班を引っ張っていくために大切なそのバランスを、思えば学生時代に学んだのかもしれません。合唱団でパートごとに練習を重ね、それぞれの一番いい状態を出し合って一つの楽曲をコンサートで成立させるのと同じように、エンタメ班の各スタッフが楽しく厳しく仕事に向き合い、いいコーナー、ひいてはいい番組ができたと言われるよう、ベテランらしく責務を果たしていきたいと思います。



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