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liberal arts-大学生の常識

ワカモノの気分(2)ハロウィンはどうだった?
で、クリスマスはどうする?

ワカモノの気分(2) ハロウィンはどうだった? で、クリスマスはどうする?
authored by 伊藤忠ファッションシステム

 「やっぱり一度は体験してみたかったんです! 」と、10月31日ハロウィンの夜、友人と2人で渋谷の「スクランブル交差点デビュー」を果たした都内女子大3年生のKANAさん。高校生の頃から、大学生になったらやりたいことリストに挙げていたとのこと。ハロウィンに人が集まる場所としては、スクランブル交差点やディズニーランドが注目されますが、皆さんはどこでどのように過ごしましたか?

 今年も様々な形で話題にのぼったハロウィンですが、日本では20年ほど前から登場、現大学生が小学生の頃には既に地域コミュニティの季節イベントにも組み込まれていたようです。

大学時代に一度はやっておきたい

 仮装も今ではすっかり定着した感があります。KANAさんはネットで「ハロウィン」「仮装」と検索し上位に挙がったものの中から一番似合いそうと仲間からも好評だった警官スタイルに。安い衣装がいろいろ出ていますが、ファッションが大好きなKANAさんは、質にもこだわり、素材をちゃんと見たいと実店舗へ行き購入、警官帽と手錠などがセットで4,000円だったそうです。来年は妹さんが着るかもしれないと大切に保管。「大学生活では趣味嗜好の似た者同士が集まりがちなので、世の中にはいろいろな人がいるという実態を妹にも実感して欲しい」と言います。

 ただ、渋谷スクランブル交差点は、メディアからも大混雑予想が伝わってきたので、いきなり渋谷駅には行かずに原宿からスタート。記念にプリクラを撮りアプリで加工、寄り道を楽しみながら徐々にスクランブル交差点に近づいたとか。人の流れに合わせて練り歩くこと約2時間、会えたらうれしいなーっと密かに期待していたyou tuberとも遭遇、一緒に写真撮影できたことが今回一番の収穫だったようです。「来年は絶対にディズニーランドでのハロウィン体験を目指すけど、行けなかったら、仮装はせずどこかのカフェで友人とハロウィン仕立てのスィーツを食べるくらいかな」とも。やってみたいことリストの「渋谷スクランブル交差点」はクリアした感がうかがえます。

 本格的に仮装してハロウィンを楽しむという行為は、大学時代に一度はやっておきたいことの一つになっているようですね。

クリスマスはライブ

 さてさて、ではクリスマスを皆さんはどう過ごされますか?

 KANAさんは、昨年、サークル主催のクリスマスパーティにトナカイ&サンタに仮装して参加したそうですが、友人たちもそれぞれアルバイトやインターンなどで忙しいため皆で一緒に集まるといった計画はなかなか立てられないのが現状とか。
だからと言って、何もしないわけではありません。

伊藤忠ファッションシステム調べ

 日常では味わえない体験を数多くしたいと好奇心旺盛で一人行動も得意&音楽が大好きなKANAさんは、今年も、自分にとってのクリスマスイベントとしてライブに行く予定。クリスマスに限らず、気になるアーティストが出るライブやフェスなどのイベントには積極的に参加して、季節感と合わせて楽しんでいると言います。

 伊藤忠ファッションシステムのWEB調査では、20歳前後の若者が自己表現を意識して生活に取り入れているものとして「音楽」がトップに挙がり(36.7%)、他世代よりも10ポイント以上高いという結果が見られます。KANAさん自身は「私は広く浅くなので」と、特定のアーティストというよりも、さまざまな音楽を楽しむことで充実感を得ている様子。音楽は五感への刺激だけでなく、その場の一体感による人とのつながりや、グッズなどの思い出消費とかなり幅広い体験を得られるものとして位置づけられています。

 ハロウィンやクリスマスといった世の中の風潮に踊らされているわけではなく、いろいろな体験を楽しみたいという思いを実現するきっかけの一つが季節イベントであり、そこに乗りながら、自分の"興味"や"好き"をうまく融合し、その時々を満喫する時間に自ら仕立て上げている様子がうかがえます。
(ナレッジ開発室室長 小原直花)