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代ゼミ敗戦記(下)代ゼミ、現場軽視の代償
代ゼミ敗戦記(下)

代ゼミ敗戦記(下) 代ゼミ、現場軽視の代償 代ゼミ敗戦記(下)

 JR代々木駅の北口に、白い巨大ビルが竣工したのは、今年8月のことだった。

 鉄緑会新本部ビル。一般的な知名度は低いが、東京大学を目指す中高一貫校の関係者にはその名がとどろいている。今年の東大合格者は、この代々木校舎1校で271人に上る。最難関といわれる定員100人の理科3類(医学部)には34人を送り込んだ。

 宣伝費はほとんど使ってないが、口コミで生徒が増え続け、現在は3700人に上る。それは、生徒数が落ち込み、公表すらできない状態の代々木ゼミナールとは対照的だ。

「学歴エリート」の再生産

 「代ゼミさんは、この地を教育の中心というイメージにした」。鉄緑会会長の冨田賢太郎は、そう代ゼミを持ち上げてみせた。その代ゼミは、2010年にY-SAPIX東大館を同じく代々木駅前にオープンしている。傘下に収めた中学・高校受験の名門塾SAPIXと組んで、東大合格に向けたカリキュラムを作成し、その後、Y-SAPIXを全国展開していった。だが、今年の東大合格者は12人にとどまる。

東京・代々木駅前の鉄緑会新本部ビル

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