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[ liberal arts-大学生の常識 ]

世界のスゴい工場航空機部品の重さ半減、
常識破りの金属3Dプリンター

authored by 日経ものづくり
世界のスゴい工場 航空機部品の重さ半減、常識破りの金属3Dプリンター

 今、世界のものづくりが大きく変わろうとしている。最新の生産技術や加工技術、生産方式などを導入し、従来にない造り方をする工場が世界で続々と誕生しているからだ。キーワードは「フレキシブル」。生産数量や納期などで顧客の要望に柔軟に対応することこそが、これからの工場に求められている。世界の「スゴい工場」がここにある。今回は、金属3Dプリンターを使用して金属部品を量産している、イタリアAvio Aeroの先端工場を紹介する。

 イタリア・ミラノ市郊外にあるカメリに、金属のAdditive Manufacturing(AM:付加製造)造形装置、いわゆる「金属3Dプリンター」を駆使して特殊な金属部品などを量産する工場がある。それが2013年12月に稼働を開始しているAvio Aeroのカメリ工場だ(図1)。最大60台のAM造形装置を設置できる世界最大級のAM工場である。

部品質量を半減

 カメリ工場は、電子ビームを使ったEBM(Electron Beam Melting)とレーザーを使ったDMLS(Direct Metal Laser Sintering)という、いわゆる「パウダーベッド方式」と呼ばれるAM造形装置を用いて、主に航空機部品などを量産している。

図1 イタリアAvio Aeroのカメリ工場。ミラノ市から50kmほど西にある。AMによる量産工場としては世界最大規模

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