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「再生エネ比率3割超」
EVの次を狙うテスラの野心

「再生エネ比率3割超」EVの次を狙うテスラの野心

 米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズが順調にEVの販売を伸ばしている。エネルギー事業の拡大を狙う「次の一手」として蓄電池販売にも本格参入を決めた。「今年中に本州を縦断できる充電環境を整える」「3年以内に蓄電池の価格を3割下げる」とシリコンバレーを代表する経営者、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は力を込める。4月30日には安倍晋三首相がシリコンバレーの同社を訪問し、EVに試乗した。その直前となる28日、日本市場を攻める戦略や未来のエネルギーのあり方について聞いた。

 ――日本市場では依然としてハイブリッド車(HV)や値ごろ感のある価格帯の軽自動車が人気だ。テスラはセダンEV「モデルS」と今年発売予定の多目的スポーツ車(SUV)EV「モデルX」の2つの高級車しかない。どう市場を開拓していくのか。

 「我々は日本でシェア首位を狙っていくのではない。『モデルS』は技術的に最先端の特別な高級車であり、部分的には自動運転も備える。独アウディの『A8』や『A7』、独メルセデスベンツの『Sクラス』などと競合する車種だ。日本でも400台程度まで安定して販売は増えてきたが、もっと売れる可能性がある」

インタビューに応じるテスラのマスクCEO(4月28日、カリフォルニア州パロアルト)

 「テスラの車のソフトは随時更新され、新しい機能が追加される。古びないため、買い取り価格も高止まりしている。都市部などに設置する無料の急速充電スタンド『スーパーチャージャー』を使えば維持費用は競合よりも低い」

 「日本には長期的に投資を増やすつもりだ。修理などを担うサービス網を広げ、充電スタンドを数百基の規模で整備する。時間はかかるが日本のどこでも使える状態にする。まず今年中に本州をスーパーチャージャーの充電だけで縦断できる状態にする」

 「全ての充電スタンドの電気は太陽光発電で供給される。日本の電力網の負荷になることはない。太陽光パネルをつけて直接発電するか、他社が太陽光発電したものを買ってくる」

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