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経営者ブログサイバーエージェント社長悩んでいます
社員の副業を認めるべきか

藤田晋 authored by 藤田晋サイバーエージェント社長
経営者ブログサイバーエージェント社長 悩んでいます社員の副業を認めるべきか

 今回も、私の中でまだ答えが見つかっていない経営上の「悩み」について書きたいと思います。それは、社員の副業をどう認めるべきなのか、という問題です。本題に入る前に、まずは前回の「退職者の『出戻りOK』をどう伝えるべきか」というブログ記事について、多数のコメントをお寄せくださり、ありがとうございました。

 前回の話と似ていますが、社員の副業について考えるきっかけとなったのは、ある社員がSNS(共有サイト)上で「うちの会社、副業OKだったらいいのに」と書いていたことです。私は副業を禁止にした覚えはなかったので、どうなってるか調べてみたところ、規程には「会社の承認を得ないで他の職業に従事してはいけない」とだけ定めていました。一方で、社員に対して「副業OK」と告知したこともありませんでした。

 そこで、役員会で話し合い、2015年2月に社員に対し「事前申請で副業OK」の告知をすることにしたのです。基本は、副業をしても構わない、就業時間以外の社員の時間は社員のものであり、会社がどうこう言うべきではない、という考え方からです。

 ただし、やりたい放題にならないように、副業が「本業にプラスになる」「本業の邪魔をしない」ことであり、かつ、人事部門に申請すれば、副業を認める、というルールを定めました。しかし、5月、このルールも見直すことになります。ある社員が副業で行っていたネット上の企画でミスがあり、「炎上」してしまったのです。

 その社員に悪気はなかったのですが、怒れるユーザーの矛先はサイバーエージェントにも向きました。この炎上を引き起こした社員に対し、今後副業を禁止するのかどうか。合わせて、副業規程はこのままで良いのか。再度、役員会で議論することになったというわけです。

 多くの会社が副業を社員規程で禁止している理由のひとつは、まさにこの件のように、会社のレピュテーション(評判)にかかわるリスクがあるからでしょう。

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