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ライティングの壁突破には、「即読即書力」を磨く

TOEIC超勉強法(9)

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NIKKEI STYLE

前回は第6の壁「リーディングの壁突破法」をご紹介しました。今回は第7の壁「TOEIC950点〈ライティングの壁〉突破法」です。本稿を読む学生さんに一つ強調したいことがあります。それは、「使える英語」の定義です。

「使える英語」......というと、「聞けて話せる」をイメージする人が多いと思います。しかし、ビジネスの世界では世界中から飛び込んでくるemailを訳さず即座に読み、日本語を介さずに即座に英語で返事を書くという、「即読即書力」こそ「使える英語」の時代になりました。とくに「自在に書く力」が求められています。

英語学習の最終点は、「書く」こと

私は英語学習の終点は書くことだと思っています。書いた英語を見ると、どのように英語を学んできたかが見えてきます。書く力をつける基本は読むこと。読めない英語は書けないからです。ライティングはリーディングの一部に過ぎません。したがって、書く力をつけるためには読む力をつける必要があります。読む力をつける方法は、前回紹介した通りです。リーディングとライティングのトレーニングの多くはダブりますが、今回は書く力をつけるために特に重要な点を再確認したいと思います。

話すように書く=Write as you talk!

インターネット時代になって、書き言葉と話し言葉の差がほとんどなくなってきました。以前から、良い英文を書くには、「話すように書きなさい」といわれてきましたが、近年そのアドバイスが完全に定着した感があります。皆さんは、日本語でメールを書くとき、書き言葉で書きますか?ほとんどの方は話し言葉で書いていませんか?日本語でも、「書き言葉の話し言葉化」が一気に進んだ感がありますね。

そこで最初のアドバイスです。Write as you talk! (話すように書く)。英語を書くときは、格調や格式にあまりこだわらず、話すように気軽に書いてみましょう!

自然な英語を書くには、「音読」から

私は、TIMEやAIUといった外資系の会社で20年近く仕事をしてきましたが、ネイティブが英語を書くとき、また書いた英文をチェックするとき、喉元が動いているのに気づきました。彼らは音読しながら書いているのです。書いた後、校正するときは声の大小の差こそあれ、ほとんど全員が音読しています。言葉を変えれば、無意識に、音読を通して「話すように書く」ということをやっているわけです。

音読してリズムの変なところを修正しています。これは、私たちも書いた日本語を校正するときにやっていますね。音読はリズムによる文法チェックなのです。

基本構文の刷り込みは、「音読筆写」で

まずは、英文を音読しながら書く「音読筆写」をオススメします。音読筆写は、基本構文の刷り込みに必須のトレーニングです。音読筆写を重ねるうちに、身体に刷り込んだ英語がすらすらと指先から、またさっと口から出るようになります。音読筆写は、ライティングだけでなくスピーキングトレーニングの王様でもあるのです。

以下、音読筆写の代表的なやり方です。1文ずつやって行きます。

(1)大学ノートに、赤のボールペンで、覚えたい英文を正確に書き写す

(2)黒のボールペンで、音読しながら、なるべく早く5回書く

(3)5回書き終わったら、天井を見て言ってみる

(4)言えなかったら、英文を確認し、もう一回天井を見て言ってみる

(5)言えたら、次の英文で同じことをやる

大学ノート1ページに、5つの英文を5回ずつ書けます。1日5個ずつ英文を刷り込んでいったら、1年でいくつ覚えられますか?1年365日のうち65日はやらない日と決めましょう。すると、300日×5文/日=1500文になります。1年で1500の英文を覚え、指先と口からすっと出てきたらすごいと思いませんか?

大学生の皆さんには、大学の教科書の英文で、「使ってみたい!」と思った表現や、先生が「この表現は大切だぞ」と教えてくれた英文の音読筆写をおススメします。

忘れても気にしない

音読筆写を一生懸命やっている学生さんから必ず聞かれるのが、「前にやった英文を忘れました。こんなことを繰り返しても無意味じゃないですか?」という声です。

「ノート1冊終わったのに、何の変化も感じません」という声も出てきます。

そこで皆さんに言うのが、以下の2つです。

(1)5回を4周繰り返す。5×4=20回が刷り込みの最低回数

(2)2冊目までは何の変化も出ない。変化は3冊目から出てくる

このアドバイスは、25年間企業研修をやってきて体験的につかんだ法則です。考えてみれば、野球の素振りも、無限の繰り返しによって効果が出てきます。英語も野球と同じ実技科目ですから、基本動作を愚直に繰り返すしかありませんね。

仕上げは、「模写」で

書く力をつけるためのトレーニングも、基本も基本は物まねです。書く物まねは模写です。先に、「1文ずつの音読筆写」を紹介しましたが、950点突破を目指す人にはemailの英文の「全文模写」をお薦めします。英語表現だけでなく、論理構成等のメールを書くときの様々なルールを学ぶことができるからです。

「全文模写」は、email例文集などでやればいいのですが、大学で使っている教科書の気に入ったページを模写するのもおススメです。また、TOEICテスト公式問題集に出てくる例文を模写すれば、そのままTOEIC受験の実戦的な準備になります。

次回は、「TOEICテストと公式問題集の効果的な活用法」をご紹介します。

「英語トレーニングのICC」代表 千田潤一

http://www.icc-chida.com

千田潤一(ちだ・じゅんいち) タイム、AIU、TOEICを普及する国際コミュニケーションズを経て、現在英語教育コンサルティング会社(株)アイ・シー・シー代表取締役。2000年より那須高原に「英語難民救済センター」を主宰。トヨタ・SONY・富士通日本航空等の大手企業や英語教員・中高大学生向けの講演・セミナーは4000回以上、受講者は19万人を超す。NHK総合テレビの「英語でしゃべらナイト」や、教育テレビの「めざせ!会社の星」でも取り上げられた経歴を持つ。「TOEICテストスピーキング/ライティング問題集」や50万部を超すベストセラーとなった「英会話・ぜったい・音読」など著書多数。

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