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大学生観光まちづくりコンテスト2015山梨ステージ 
水辺の憩いで人を呼ぼう

大学生観光まちづくりコンテスト2015 山梨ステージ 水辺の憩いで人を呼ぼう
本選に挑んだ10大学10チームのリーダーたちが勢ぞろい
authored by 日経カレッジカフェ編集部

 大学生が考えた地域観光振興のアイデアを競う「大学生観光まちづくりコンテスト2015」(観光庁、文部科学省など後援、「日経カレッジカフェ」協力)が、全国の4会場で開かれている。大学生の感覚を地域の観光プラン作りに生かすのが目的だ。今回は、9月12日に開催された、山梨県の「笛吹市と富士川水系流域」を対象にした「山梨ステージ」の成果発表会をリポートしよう。

10大学10チームがプレゼン競う

 「いちのみや桃の里ふれあい文化館」(笛吹市)で開催された山梨ステージ。さわやかに晴れ渡った秋空の下、会場には朝早くから学生らが続々集まり、場内は熱気であふれた。文化館のホールにて、午前10時30分にいよいよ開幕。冒頭の挨拶で、笛吹市の倉嶋清次市長は「石和温泉を抱え、ぶどうも今最盛期を迎えているが、年間を通して観光客を呼ぶのは力不足」としたうえで、「アドバイスをいいただけたら」と、学生たちの柔軟な発想に期待をにじませた。

 予選を通過した10大学10チームが午前11時から、各10分間の持ち時間で本選のプレゼンテーションに臨んだ。大学生の視点から、川や水辺など地域の魅力を発信する斬新なアイデアが相次ぐ。

 一方で惜しくも本選に出られなかったチームには、会場ロビーの「ポスターセッション」で成果発表の機会が与えられた。ロビーでは、学生らがそこここで、ポスターパネルを用いてプレゼンを繰り広げた。

最優秀賞に山梨県立産業技術短大「チームこぴっと」

 熱気ある発表会を経て、ついに午後4時10分。表彰式が始まる時刻を迎えた。審査は大きく、「新規性・創造性」「効果」「実現可能性」「フィールドワーク」という4つのポイントからみる。この日は厳正な審査の結果、最優秀賞である観光庁長官賞に「ピンクのときめきstay ~恋する乙女の休日~」を発表した山梨県立産業技術短期大学校の「チームこぴっと」が選ばれた。

最優秀賞である観光庁長官賞を受賞した山梨県立産業技術短期大学校の「チームこぴっと」 

 「チームこぴっと」はピンクという色を前面に打ち出したまちづくりプランを発表。笛吹市、富士川町エリアにとって、弱いターゲットが女性であると指摘。桃や桜、ワインなどにちなんで選んだピンクという色を前面に出してイメージアップを図ろうとうったえた。林家ペー&パー子夫妻やハローキティなどもピンクに親和性があると主張、川に沿ったサイクリングロードで地域を結ぶなどの具体策も提示した。これに対して、審査員からは「ピンクという色に着目した点が斬新」などと評価された。

 「チームこぴっと」のメンバーは同短大1年の窪田梨乃さん、市川美咲さん、埴原真里奈さん、小宮山亜美さんの4人。リーダーの窪田さんは、日経カレッジカフェの取材に対して「受賞して本当にうれしいです。私たちの様子を見て、これから専門学校や短大の人たちも是非、参加してほしいです」と喜びを語ってくれた。

スポーツツーリズムやリトル東南アジア...斬新なアイデア続々

 「チームこぴっと」のほかにも、スポーツ施設が充実していることからスポーツツーリズムで発展させようという山梨英和大学ブランディング研究会チームB(山梨英和大学)や、インターンシップ型旅行を提案したhappiness project(フェリス女学院大学)、リトル東南アジアとして知名度アップをうったえた「ぱにゃにゃんはー」(東洋英和女学院大学)など、いずれも力作そろいだった。

リトル東南アジアをつくろう、とうったえた東洋英和女学院大学の「ぱにゃにゃんはー」
スポーツツーリズムを提案した山梨英和大学の「山梨英和大学ブランディング研究会チームB」 

 観光庁長官賞以外の主な賞としては、山梨県知事賞には明治大学の市川ゼミ、笛吹市長賞には跡見学園女子大学の篠原ゼミDチーム、富士川町長賞には山梨英和大学の山梨英和大学ブランディング研究会チームBが選ばれた。

全てのプログラム終了後、懇親会でなごむ参加者たち
ロビーでのポスターセッションも白熱した

本選参加の10大学10チームを紹介!

 山梨ステージの本選に参加した10チーム(10大学)は以下の通りです。(タイトル、チーム名、大学名の順)

※「富士川ウォーターワールド~ミズベと富士川の魅力を繋ぐ」
みったんず(亜細亜大学)

※「100年先に伝承したい山梨新ミズベリング構想」
篠原ゼミDチーム( 跡見学園女子大学)

※「 出会いの春 戀慕う秋~文学へのいざない~」
富士川文庫(静岡文化芸術大学)

※「川の上で宿をとれ―宿り橋を地域活性化の架け橋へ―」
都市文化共生計画研究室(筑波大学)

※「山梨県にどこよりも早く "リトル東南アジア" を創ってしまおう!」
ぱにゃにゃんはー(東洋英和女学院大学)

※「カワる、わたし。つなぐ、笛吹。」
市川ゼミ(明治大学)

※「とびだせ箱入り娘。ホンモノを知る。ホンモノで学ぶ。インターンシップ型旅行」
happiness project(フェリス女学院大学)

※「いかざー、富士川 ~スポーツツーリズムで広げる健康と観光のミズベリング~」
山梨英和大学ブランディング研究会チームB(山梨英和大学)

※「ピンクのときめきstay~恋する乙女の休日~」
チームこぴっと(山梨県立産業技術短期大学校)

※「水と人々の持続的関係 ―金川流域3集落におけるミズベリング実現にむけて―」
NEBUKURO(琉球大学)

参加者、関係者たちが一堂に会しての集合写真。皆さん、お疲れ様でした!

(取材は村山浩一)

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