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「ありのまま」を体感できる上質な旅に行きたい!

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NIKKEI STYLE

夏も終わり、しっとり秋が始まる9月! 後期の授業も始まり、大学生の長い休みも終わってしまいましたね。夏休み中には旅に行く人もちらほら。基本的に学生の旅行ピークは冬休みや春休みですが、今回は夏旅事情をご紹介します。

旅の主流は「ちょこちょこ優雅」

最近の学生の旅行の傾向は? というと、ズバリ「ちょこちょこ優雅旅」。円高の数年前は、格安海外旅行の話をよく聞きましたが、この頃はたくさん国内単発旅行を楽しむ派が増えたように感じます。

国内のコアなスポットに1泊2日や2泊3日で行ったり、夏は避暑地へ彼氏とのんびり旅行しましたという大学3年生もいました。都内のホテルのナイトプールに長蛇の列ができるように、国内旅行でもサービスが充実したホテルへの需要が高いようです。

彼氏と伊豆に温泉旅行へ行ったというAさんは、「プール付きのホテルと近くのアウトレットを1泊2日で楽しむ!」といって、手作りのしおりを作成していました。普段はLINEのノートで旅のスケジュールを共有している子も、手作りにしてみたり、ホテルのランクを上げることで上質旅を演出しているようです。

夏休みだから特別! というのは社会人の感覚で、学生は仲良しの友達とスケジュールさえ合えば年中、気軽に小旅行を楽しんでいるようです。

お金をかけずに質の高いプチ旅

夏までにがっつりバイトをしてドカンと旅行! というよりも、質の高いプチ旅(小旅行)をちょこちょこと楽しむのが今流。国内旅行も海外旅行もかかるお金はさほど変わらないし、それなら地方出身の友達の地元を案内してもらう国内旅の方が充実していると言います。

理由の一つとして、普段は東京弁の友達が実家に着くと聞いたことのない方言を使うのがとても新鮮で、そこに一緒にいることで、自分も方言を真似してみたり、地方を生々しく体験できるのが楽しいのだとか。目的地が国内か海外かは重要ではないようです。

海外旅行が多いという子も次のようなことを話していました。

「留学している友達に会うためにロンドンに行きました。ロンドンへの憧れよりも、そこで暮らす友達と一緒に過ごすことでガイドブックに載っていない体験ができることが楽しい。どこの国でも、誰か知り合いがいるとか、なにか「ありのまま」を体感できるきっかけがないと行きたい気持ちは生まれにくいかも」

国内にしても海外にしても単なる観光旅行だと、結局ネットで得られる情報とあまり変わりがなく、新鮮味がないと感じるようです。ネットでは収集できない体験に価値を見出している子が増えています。

だからこそ、旅も目的地に行くだけでは満足できず、「ありのまま」が体感できる目的をいくつか欲しがり、その土地ならではのありのままの生活、文化や言葉の違いを肌で感じたいのが特徴のようです。なんだか、日本をまるごと満喫したい外国人の発言と同じですね。

短時間でプランを立てる弾丸旅行

ただ、相変わらず、弾丸旅行もあります。弾丸旅行といってもプランを立てないのではなく、超スーパー短時間でプランを立てる弾丸旅行という意味です。

学食でランチ中に「明日から学校もバイトもなくて3連休なんだけど~うぇ~い!」「えー! 私も! www」と盛り上がり、「じゃあ明日からどこか行けるところ探そうよ!」と、スマホを片手にちゃっちゃっと調べて翌朝には台北到着。弾丸台湾旅行なんてこともあるようです。素早く情報を得られる情報社会の時代ならではの旅スタイルですね。

大学4年生のMさんは、他大の友達と久々に会ったときに「学生のうちに青春18切符でぶらっとゆっくり旅してみたいよね~」という話になり、次の週末にはもう出発。1週間かけて東北・北海道の旅を楽しんだようです。仙台で1泊し、山形の羽黒山、青森で不老不死温泉、フェリーで函館。北海道をゴールに青春18切符を活用していました。

どの旅行もプラン期間はかなり短かく、お土産もあまり買ってこない。「旅行先でこんなに買っちゃた~」とお金をつかいまくるのはカッコよくないと思うなど、全てスマートにこなすのが若者の旅行事情の特徴といえそうです。

今回、ネットでは得られない情報、見ることが難しい場所への興味が高いことは、共通して見えてきました。宣伝されればされる程、興味がなくなるという若者心理は、旅事情にも影響していて、「皆が知らない場所へ行ったことがある」がちょっとしたステイタス、かっこいいことのようです。

完全に個人が一メディアとなった証拠と言えるかもしれません。

中村泰子(なかむら・やすこ)
 ブームプランニング社長。山口県出身。1986年に企画集団「スキャットクラブ・オブ・ジャパン」を発足、女子高生ビジネスを立ち上げる。88年、株式会社ブームプランニングを設立し、女子高生を中心としたマーケティングやセールスプロモーションを展開。現在、未就学児から小・中・高生、大学生、OL、主婦、シニア層まで全国1万人以上ネットワークを広げ、様々な業種で企業の商品開発にかかわる。活動に関係した女子高生は10万人。著書に『「ウチら」と「オソロ」の世代 東京・女子高生の素顔と行動』など。

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