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ジョブヨク(9)キャリア・はたらくを考える
活動リポート@横浜市立大学

ジョブヨク(9) キャリア・はたらくを考える活動リポート@横浜市立大学
authored by ジョブヨク

 2015年10月24日、ジョブヨクヨコハマスペシャルが開催された。ジョブヨクとは、「働き方」「生き方」について学生が大人メンターと対等な立場で語り合い、仕事や社会と向き合うきっかけを創る場である。参加学生は横浜市立大学はもちろん、桜美林大学、青山学院大学、産業能率大学、帝京大学、和光大学から13人、大人メンター参加者21人の合計34人となった。

 前回のヨコハマスペシャルに比べると小規模なものになったが、前回は私、南優香(横浜市立大学1年)を含め2人だった1年生が今回は4人に増えた。私は4カ月ぶりの参加で緊張していたが、それもつかの間、参加者がテーブルに集まって話し始めると気持ちが和らいだ。ジョブヨクで大人も学生も関係なく自分の考えを言えるのは、そんなアットホームな雰囲気のおかげだ。

 本題に入る前に、まずはアイスブレイクでグループ内の距離を縮める。今回は「他者紹介」。グループ内で2人ないし3人でまとまって自己紹介をした後に、それを基に他のメンバーに相手を紹介する。話を聞き、自ら相手を紹介することによってお互いの理解が深まった。

セッション1 「学生たちは働きたいのか?」

 各自が「キャリア」「働き方」について気になっていることを付箋に書き出し、それを共有する。大人メンターの石井さんは大きな視野で公と私・個人と企業といった軸を設け、「企業の責任」「2020年問題」「地域貢献」「ワークライフバランス」などの社会的な問題を挙げた。複数の肩書を持つ布井さんは自分の仕事や経験を通じて、「自立的なキャリアをどう築くか」に関心を寄せていた。仕事柄新卒の学生と関わることが多く、学生に対して、「何を基準にして仕事を選ぶのか」「そもそも学生たちは働きたいのか」など、学生のキャリアに対する考え方を知りたいと語った。

 横浜市立大学2年の木皿さんは「自分の価値」や「起業のような就職とは違う選択肢」といったことを挙げ、他の学生からは「社会人の仕事に対する考え方、モチベーションの保ち方を知りたい」「多くの人に受け入れられるライフスタイルがあるのではないか」という声があった。

 グループで考えを共有したところで石井さんが「女性は結婚、子育てに関心があるんですね」と呟いた。確かに私も含めた何人かが結婚・子育て・家庭について書き出していた。キャリア形成に関して男女で視点の違いがあることに気づかされた。

 ここで1人を残して各自自由に好きなグループに移動し、新しいメンバーに前のグループで話し合った内容を伝える。家庭について伝えたところ、「うちもそういった話をしたよ」「私のグループは全くしなかったな」といった声が上がった。グループによっても視点の違いがあったようだ。

セッション2 重視するのは仕事?生活?

 新しいグループで取り組むセッションは、将来「キャリア」「はたらく」について「こうしたい」「こうなっているだろう」と思うことを書き出し共有するもの。自分が職場で先輩になった時どういう人でありたいか、自分が携わっているロードレースチームの長期的な目標、自分が就職する時どういう仕事をしたいかなど、さまざまなシチュエーションで考えが出た。

 次に書き出されたものを基に、グループの理想の働き方をしている架空の人物のプロフィール(ペルソナ)を作成して発表する。メンバーの理想の妻や年商数億円の社長など、個性的な人物が発表された。面白いことに各グループが作り上げた人物像は家庭や趣味を大切にする人物と仕事で活躍する人物というように、正反対の人物に分かれた。生き方の軸を生活に置くのか仕事に置くのか、まさにワークライフバランスに対する各グループの考え方がこのセッションを通して垣間見ることができた。

 性別・社会的立場・性格などによって観点や軸が異なり、理想の働き方は数多くそして幅広く存在する。今回のジョブヨクはそんな働き方、ライフスタイルの多様性を知り、"自分の働き方"について考えるヒントを得られる場になった。
(www.job-yoku.net)

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