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ジョブヨク(8)情報・メディアについて考えた
活動リポート@日経College Cafe

ジョブヨク(8) 情報・メディアについて考えた活動リポート@日経College Cafe
authored by ジョブヨク

 2015年10月16日、東京・大手町にある日本経済新聞社でジョブヨク@日経College Cafeが開催された。当日は日本経済新聞社の社員8人を含め、30人を超える学生と大人メンターが集まった。学生と大人メンターがフラットな関係で「働き方」や「生き方」を語るセッションの場であるジョブヨク。今回は大学ではなく、協力企業である日経College Cafe主催のもと行われた。

 それでも学生主体の企画運営という部分は通例のジョブヨクと変わらない。当日ファシリテーターを務めた上智大学の鈴木博子を筆頭に、桜美林大学の田中愛美花、能登谷和紀の3人が有志のチームを結成し、中心となって企画運営を行った。

 今回のジョブヨクでは「情報とは? メディアとは?」をテーマにセッションが行われた。ここでいうメディアとは、メッセージを伝える媒体すべてを指す。つまり「人」もメディアなのである。会が始まると、初めにファシリテーターの鈴木さんから諸注意があり、続いて主催者である日経College Cafe小口道徳編集長のあいさつがあった。その後、ジョブヨクの簡単な説明、テーマの紹介、主題に入る前のアイスブレイクと続いた。アイスブレイクは班ごとに行われ、それぞれの自己紹介に加え、当日中で一番驚いた情報を1人1つ発表した。どの班も盛り上がりを見せ、時間目一杯まで会話が続いた。参加者の緊張もかなりほぐれた様子。

接点の多いメディアを精査する

 さてここからが主題。セッション1では、ランキング形式で自分の触れる機会が多いメディアを3つ書き出し、さらにそこから得ている情報をワークシートで整理した。それらを班内で共有し、他の人の発表を聞く中で「そういえば」と思い出したことや気づいたこともシートにメモしていった。

 ここで特に興味深かったのは、それぞれにメディアをどこで分割するかが異なるということだ。例えば、「インターネット」と「ニュースサイト」に区別がある発表者がいたかと思えば、別の発表者の中ではそれらは同じ区分に包括されていた。こうしてセッション1が終了し、席替えが行われ、班がシャッフルされた。

 移動後、最初に新しい班のメンバーで、自己紹介も兼ねてセッション1のワークシートの内容をそれぞれ共有した。その後、各メンバーが挙げたメディアを付箋に書き出し、模造紙に貼った。そしてそれらの特徴をできるだけ多く挙げるというのが、セッション2の内容だった。

 私のいた班では、それぞれのメディアごとに焦点を絞り、1メディア1分程度でメリットやデメリットなどの特徴を思い思いに書き出していった。結果として、班によって多少差はあるものの合計で50個前後の特徴が挙げられた。

 次に、それぞれのメディアを特性によってグルーピングする。情報の双方向か一方向か、有料か無料かなどで分類されていく。その中で日経College Cafeから大人メンターとして参加していた村山さんからこんな話が出た。「昔はカフェにノートが置いてあって、それが今思えばFacebookなどのSNSと同じ役割を果たしていた」というのだ。そこからサークル内での情報共有の話(以前は部室にも共用ノートがあったこと)やSNSの位置づけなどについて議論が白熱した。

何が必要な情報か、それに適したメディアは何か

 最後のセッション3では、各自が今後1年間で「これだけは!」という必要な情報を理由と共に3つ挙げた。次に、その情報を得るのにどんなメディアを使うのかを情報ごとに書き出す。これまでのセッションで聞いた意見や自ら考えたことを踏まえつつ、必要な情報とそれにあったメディアを吟味していく。

 最後に全員でセッション1で作ったランキングとセッション3で作ったランキングを見比べる。すると、その内容や順序に変化があった参加者がほとんどだった。これはほとんどの人の日常的に使っているメディアや得ている情報が、各々自身が理想として必要とする情報やメディアとは異なるということを意味している。それを最後に示された参加者は、日頃の自分のそれらに対する認識を意識的に改めようと考えたことだろう。少なくとも私はそう感じた。また、自分にとって一番有益なメディアは「人」であるというのを再認識したという声も多く聞かれた。
(www.job-yoku.net)