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【日経イベントリポート】MS&AD・日立ハイテクからの挑戦④ファイナル・ステージ、プレゼンで競う

authored by 日経キャリア・チャレンジ・プログラム2015
【日経イベントリポート】 MS&AD・日立ハイテクからの挑戦④ファイナル・ステージ、プレゼンで競う

 日本経済新聞社主催の新しい形のインターンシップ「日経キャリア・チャレンジ・プログラム2015」(略称CCP)。その掉尾を飾るファイナルが12月12日、都内で開かれました。

 参加企業からの課題に対して、どのようなプランを練り上げてきたのか。練り上げたプランを企業の人たちに伝わる言葉でプレゼンできるのか。2カ月にわたってチームで取り組んできた成果が試されました。

資料抱えプレゼン準備

 11月半ば過ぎに開かれた中間発表からおよそ3週間、会場に設定された日本橋のカンファレンス施設に学生たちが三々五々集まってきました。受け付け前に建物の入り口の前で集まって、資料の束を抱えてプレゼン前の最終確認をしているグループもちらほら見かけます。学生たちは不安と自信を交錯させながら、課題企業ごとに別れた2つの会議室にそれぞれ向かっていきました。

 午後1時過ぎ、プレゼンバトルが始まります。それぞれの部屋でライバルチームと、これまでプラン作りをサポートしてくれたアドバイザーの社員たちが見つめる中、審査員を務める各企業の3人の社員を前に発表に臨みました。

プレゼンの様子(MS&AD)
MS&AD8チームのプレゼン。白衣のふん装が印象的
MS&AD2班のプレゼン
MS&AD2チームのプレゼンはビジュアルを多用した

 どちらの会場でも短い休憩を一度だけ挟んで8チームが次々と発表を進めていきます。7分という発表時間でいかに自分たちの考えたプランを訴えるか。強調するポイントで声をそろえてポーズを決めてみたり、寸劇をまじえてユーザーの感じるメリットを表現したり、思い思いの表現が会場の笑いを誘う瞬間もありましたが、パワーポイントを活用してのプラン発表には真剣勝負の緊張感がみなぎります。企業の審査員たちも自ら設定したテーマだけに3分間の質問時間を惜しむように鋭い質問を飛ばし、中には補足データを発表用のパワーポイントに加えて用意して質問に答える周到さを見せたチームもありました。

審査員(日立ハイテク)
事業に精通する企業審査員からは鋭い質問が飛んだ
企業審査員(MS&AD)
審査員の質問も真剣そのもの

企業ごとに2チームが本選へ

 8チームのプレゼンが終わると、審査員が別室に移って企業ごとに審査。企業ごとに2つの優秀チームと第3位に当たる奨励賞のチームを選出しました。奨励賞にはMS&ADからは卵活への保険という難テーマに挑んだ7チームが、日立ハイテクからはタイの水問題解決のプランを提案した1チームと、ナイジェリアの電力不足を地域資源のキャッサバ残渣利用の発電で補う提案をした3チームが選ばれました。

 優秀チームに選出されたのは、MS&ADホールディングスの課題「2020年、MS&ADグループが社会に提供する新たなサービスを創造しよう」に挑戦したグループからは、代理店コミュニティーと生損保を複合したマネーライフのサポート力を組み合わせたおひとりさま向けの保険総合サービスを提案した2チームと、IT技術の進展を見越して人工知能(AI)を活用したオーダーメイドの保険を実現し、世界で広めていくプランを発表した8チーム。

 日立ハイテクノロジーズの課題「日立ハイテクが持つ『メーカー×商社』の力を使って、新興国の未来を創造しよう」に挑んだチームからは、日立グループの技術を生かした耐震・免震ビジネスをトルコで展開する提案をした2チームと、同じくトルコを舞台にその地で多く収穫されるヘーゼルナッツから美容向けのオイルとパックを新たに商品開発し、トルコ国内市場や欧州、アフリカなど世界に売っていく「ナッツでゲッツプロジェクト」を提案した7チームがそれぞれ優秀賞に選ばれました。 最優秀賞はこの4つのチームが再度プレゼンテーションを行い、こちらを審査して決まります。参加した16チーム全員の前で、再び壇上に立った発表者は、もう一度力のこもった語り口で企業審査員に主催者を加えた4人の審査員に訴えました。

日立ハイテク「ナッツでゲッツ」に栄冠

最優秀賞を受賞した日立ハイテク7チーム
トルコ国旗を小道具に使い「ゲッツ!」のポーズで審査員の心をつかんだ日立ハイテク7チーム

 その結果、栄冠を掴んだのは「ナッツでゲッツプロジェクト」の日立ハイテク7チーム。「本当に僅差の勝負だった」と、審査員たちは各チームの健闘を称えました。チームリーダーの一瀬史華さん(法政大2年)は驚きを素直に表しながら「難しいものではなくて私たちの力で説明できるテーマにしたことが良かった」と自ら勝因を分析。みんなで声をそろえて「ゲッツ!」と叫ぶパフォーマンスを日立ハイテクの社員の人たちも一緒にやってくれたことに感謝を述べ、「皆さんのお陰で受賞できた」とも話していました。

記念撮影
優秀賞の日立ハイテク2チームは決めポーズで記念撮影

 戦い終わっての懇親会ではお互いがこれまでの苦労を振り返ったり、健闘をたたえあったり、すっかりなごやかなムードです。「サイゼリアで何度集まったことか」といった声も聞かれ、わずか2カ月で知らない者同士がビジネスプランを練り上げていくには、チームビルディングも含めて多くの苦労があったことがうかがわれました。審査員の1人が学生たちに「ここで経験したプロセスこそが貴重な体験」と呼びかけていたことが印象に残りました。

全員で記念撮影
参加者、関係者全員で記念撮影

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