検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

最新 留学事情 迷っているなら挑戦を!

私たちのリアル(12)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

一時期に比べ、大学生の留学希望者数が減っている話を耳にしますが、一方でインターンシップ留学やサマースクールなど、海外経験を求めて動いている学生の話も聞きます。ということで、今回は『海外留学』リアル事情をご紹介します。

インターネットの普及や安価な海外旅行によって、昔に比べて海外は随分身近になりました。学校によっては海外修学旅行、交換留学やホームステイなど、早いうちから海外生活を経験できる環境が整っています。海外に姉妹校を持つ高校の中には、夏休み中の海外滞在が必須で、全ての教科を英語で勉強するところもあります。日本でJKをしながら海外の高校の卒業資格をもらえるという魅力的なコースです。海外経験の低年齢化で、「留学」はもはや特別なキーワードではなさそうです。

では、大学生になってからの留学のきっかけや目的は何でしょうか。留学の主な目的は、第一に英語力の向上ですが、使える英語を身に付け、様々な国の人と触れ合うことによって、自分を変えたいという声をよく耳にします。自分自身を見つめ直すきっかけにしたいなど、自分探しを目的として留学プランを立てる人の背景には、就活事情も見えてきます。

就活時のエントリーシート(ES)では英検やTOEICスコアだけでなく、海外経験の有無を書かせてコミュ力や適応力をチェックする企業も多い時代。面接では自分について話すよう求められますが、語れることがないという人が結構います。勉強はコツコツまじめにやってきたけど、それ以外サークル活動やアルバイトなど何もしてこなかった人です。そうした人が「やばい自分にはなんにもない! 何か語れることを見つけなきゃ!」と、海外留学に期待するようです。

インターンシップ留学、ワーキングホリデー、交換留学、留学センターを通した完全オリジナル留学プランなど、選択肢が増えている今、予算、目的、自分の留学へのモチベーションに合わせた留学プランを立てています。以下では留学する予定のCさん、留学中のAさんの話を紹介します。

留学初心者のCさんは「留学サポートセンター」を利用

2016年4月から1年間休学し海外留学するというCさん。自分自身は留学を全く考えたことがなかったのに、両親の勧めで興味を持った。本格的に留学を考えるようになったのは留学経験のある先輩や仲の良い友達から、いろいろな話を聞いたことが大きかったと言います。さらに、街で観光客などの外国人と触れ合う機会が増し、英語を話せないもどかしさを感じて留学を決意。大学の留学サポートセンターで話を聞き、自分のやりたいこと(学びたいこと)を確認して、現実的にプランを立てはじめたそうです。

大学を通した留学のメリットは費用を抑えられ、大学の単位がもらえる点。学校によって様々ですが、奨学金制度や留学中の大学のサポートがあります。しかし、単位取得のためには一定のスコアや事前の語学力も求められるほか、学校が定めたスケジュールしかないので、目的地や時期の選択肢は絞られてしまうなど条件が多く、ハードルが高い点は注意しなければなりません。

留学初心者のCさんは民間の「留学サポートセンター」を利用したそうです。サポートセンターは全ての手続きを代行してくれ、楽に安心して留学できる反面、費用は高くなってしまいます。「両親に出世払いで出してもらった」(Cさん)そうです。

留学中にはスカイプなどのビデオ電話で、衣替えの時期に送ってもらう服をチェックしたという子もいました。留学には家族の協力が不可欠といえますね。ちなみに、届いた荷物のパッキングの美しさにルームメイトたちが感動し、日本人ママへ拍手喝采だったなんてエピソードもありました。

さて、留学先を選ぶ時に何を重要視するかは、大学のネームバリューやコースや教育の質、治安、気候、予算、映画ドラマの中での憧れなど......人それぞれ。アメリカ、イギリスやヨーロッパへの留学は、高額なイメージや治安の心配から、希望者が減ってきているようです。

最近の人気はカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そして、注目はフィリピンの「セブ島」。比較的物価も安くリゾート地でホリデー気分で英語のスキルアップができる! アジア好きな若者の"プチ留学先"としても人気が上がっています。Cさんも4月から4カ月間はセブ島の語学学校に通い、英語力と海外生活に身を慣らしてから、カナダ留学へと向かう予定です。

交換留学でフランス留学のAさんの場合

現在フランス・リヨンに留学中のAさんは、大学の交換留学派遣に合格して留学のチャンスを手に入れました。「留学の目的はフランス語の習得と、有名大学で学ぶこと」というAさんが心がけていることは、「フットワーク軽く! なるべく日本人で固まって行動しないこと」。日本人の友達とは手続などで困ったときに助け合える程度の関係にしています。

留学して良かったなと思うことは、「日本ではなかなか出会う機会のない国籍の友達ができること。日本のことを自分以上によく知っている海外の人たちに会って、日本人としてもっと勉強しなければと刺激を受けている点です」。やはり、留学の醍醐味は"人との出会いやコミュニケーション"です。

日本では新しく仲良くなった人とはLINEの交換から始まりますが、留学先では「LINEを知らない人が多い」という話も聞きました。世界ではWhatsApp(通称WA)やFacebookメッセンジャー(通称PM※Private Message/プライベートメッセージ)がポピュラーなメッセンジャーアプリ。アジアや北米の一部ではLINEの認知もかなり上がっていますが、日本を出れば「LINEやってる?」よりも、「Do you have WhatsApp?」がお決まり文句になっています。

また、「働くだけの人生で終わりたくないなと思いました。海外・国内の多くの場所を訪れて、より多くの人と出会いたいし、やりたいと思ったことには素直に挑戦することが大切だと考えるようになりました」(Aさん)。海外経験を機に価値観も変化し、自分軸で物事を考えられるようになったという話をよく聞きます。

留学経験者からのアドバイス

その他、留学経験者からは次のようなアドバイスをもらいました。

「日本について発信したい、学びたいと思う人や一人行動のできる人で少しでも留学が気になっているなら、日本に来ている留学生や経験者とコンタクトを取って会うところから始めてみるといいと思います」

「留学には向き不向きがあると思いますが、自分の幅を広げるためにいろんな人と出会いたいのなら、国外に積極的に出た方がよいと思います」

「留学中は吸収することしかありませんでした。迷っている人には絶対に挑戦してほしい!」

「今の時代、完全な"別れ"はなく、海外で出会った地球の真裏に住んでいる人とも友情を築き続けられる」

帰国後もスマホで繋がる友情はまさに「新Frendships」といった感じで、とても面白いものです。海外で知り合った友達が日本に観光に来て再会することもあります。SNS上で"CANADA Reunion!"などと投稿すると、カナダで知り合った共通の仲間がその投稿に集まってきてSNS上での再会が生まれ、大盛り上がりするそうです。普段は「いいね!」をあまりしない友達からも「Reunion」投稿には「いいね!」がくるなど、ネット上でもとてもホットなネタになります。留学時代の仲間とのチャットやSNSでのやり取りが増えたことで、むしろ帰国後の方がライティングスキルが上がっているという子もいました。

ふわっとプチ留学から長期留学まで、自分にあった留学で人生の視野を広げるきっかけを作ってみるのもいいかもしれません。間口が広くなった留学、グローバル時代をしなやかに生きるためにもやはり経験できるものならしてみたいものですね。

中村泰子(なかむら・やすこ)
 ブームプランニング社長。山口県出身。1986年に企画集団「スキャットクラブ・オブ・ジャパン」を発足、女子高生ビジネスを立ち上げる。88年、株式会社ブームプランニングを設立し、女子高生を中心としたマーケティングやセールスプロモーションを展開。現在、未就学児から小・中・高生、大学生、OL、主婦、シニア層まで全国1万人以上ネットワークを広げ、様々な業種で企業の商品開発にかかわる。活動に関係した女子高生は10万人。著書に『「ウチら」と「オソロ」の世代 東京・女子高生の素顔と行動』など。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_