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やり直せるなら、こんな会社に就職したい

フリーランスで生きていく(6)

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就職活動を経て、新卒で入社した東証1部上場企業を2カ月で退職し、フリーランスになった筆者。前回は自身の就活を振り返りながら、「失敗」した3つの理由を紹介しました。ではもし筆者がもう一度、就活をやり直せるなら? 学生時代から視野の広がった今の目線から、いつくかの考えとアドバイスを述べたいと思います。

どんな企業を受ける?

皆さんは何を基準にエントリーする企業を選びますか? ディスコが2017年3月卒業予定の大学3年生1084人を対象に行った調査によると、2017年卒の学生が就職先企業を選ぶ際に重視することは、

1位:「将来性がある」 46.4%

2位:「給与・待遇が良い」 41.9%、

3位:福利厚生が充実している」 39.4%

という結果になりました。「給与・待遇」「福利厚生」は前年調査より増加し、また、「休日・休暇が多い」というポイントを重視する人も増加傾向に。この調査結果をみてみると、エントリーする企業の待遇を重視する傾向が強まっていると言えるでしょう。

働いたことのない学生だと、ウェブサイトや会社説明会などだけで、企業ごとの特徴を比較するのは難しいのではと思います。そして当然ですが、企業側もたくさんの学生にエントリーしてほしいので、素敵なウェブサイトを制作したり、奇をてらった採用方法を取り入れたり、一生懸命に盛り上げています。社風や雰囲気を数字や文字で表すことは難しいので、エントリーする判断基準になるのは、どうしても「給与・待遇」「福利厚生」など、明確で比較しやすいものになるかもしれませんね。

少し横道に逸れましたが、本題に戻って、もし就活をやり直せるなら、筆者はどこを受けるのか......。それは「上場予想されている、もしくは上場したばかりのベンチャー企業」です。

ネットで検索してみたら

最近ではインターネット上の情報も豊富になり、「ベンチャー企業 上場」と、グーグルやヤフーの検索窓に打ち込むだけで、すぐに知ることができます、ズラッと一覧化されているので、まずその中から自分が気になった企業へお問い合わせしてみるのも、一つの方法かもしれません。ただ、新しい事業を継続的に成功させられる企業は少なく、上場したとしても、これからずっとうまくいくとは限らないことも覚えておきましょう。

筆者が決して安定しているとは言えない上場ベンチャー企業を選ぶ理由は、その「爆発的な成長スピード」です。筆者は今いくつかのベンチャー企業と関わりながら仕事をしているのですが、はじめは新卒で入社した東証1部上場企業とのスピード感の違いに驚きました。

「上場予想されている、もしくは上場したばかりのベンチャー企業」は、会社がどんどん大きくなっていく途上です。人も増え、組織も変わっていきます。そのスピードはめまぐるしいですが、人間は環境に慣れていくものです。スピード感のある環境に身を置くことで、一般的な企業に就職した人が数年間で経験することを、短い期間にギュッと凝縮したような濃い経験ができるのではと感じています。

(会社の経営者には申し訳ないですが、)もし会社がうまくいかなかったとしても、その失敗していく過程を身を持って経験することで、「なぜ失敗したのか?」「あのとき、自分はどうするべきだったのか」など、間違いなく自然と考えるようになります。大企業を批判するわけではありませんが、大きな組織では、様々な場面で「周りに合わせる」ことも求められます。周りの雰囲気に合わせる、上司の気分に合わせる、マニュアルにあるやり方に合わせるなど、「合わせる」ことに意識を取られると、考えるエネルギーがなくなってしまいます。合わせることに使うエネルギーを最小限にして、行動することにエネルギーを使える環境はとても魅力だと、個人的には強く感じています。

しかしリスクも!

しかしベンチャー企業には、リスクが常につきまとっているというのは覚えておいてください。データで明確になっているわけではありませんが、「起業した会社の10年後の生存率はわずか5%」「株式会社は30年でその99.98%が消える」などと言われており、生き残っていく確率は非常に低くなっています。実際に筆者の周りにも数名、経営難に陥り、職を失った人も......。

つまり、筆者が選んだ「上場予想されている、もしくは上場したばかりのベンチャー企業」とは、多くの人が希望するような「将来性がある」という要素を持ち合わせた企業ではないと言えるでしょう。しかし企業に将来性がなくても、自分自身の将来性を上げることができれば、問題ないのではと思います。会社に依存して、その恩恵をうけるのではなく、自分の力をつければ、どこへ行ってもやっていけるはずです。

筆者も学生時代は、上記のような考えは全くなく、ただ周りに流されて就職活動を行った身なので、あまり偉そうに大きな声では言えませんが、学生の皆さんには「いい企業に就職する」という一般的に成功とされている目標設定から、見直してほしいと思います。それは「自分にとっての成功になるのか?」という視点で、もう一度この時期に、考えてみてはいかがでしょうか。

八木彩香(やぎ・あやか)
 フリーライター。1991年2月、東京都出身。早稲田大学卒業。学生時代はサッカーに励み、大学女子サッカー選手権で優勝し日本一に。東証1部上場企業を2カ月で退職し、現在はライター、編集者として奮闘中。フリーライターでありながら特技はフリーキックです。ツチノコを探し求めて自転車で日本中を冒険しました。好きな言葉は「ハクナマタタ」(どうにかなるさ、の意味)。ツイッター(https://twitter.com/___hachimo___)はこちらから>>

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