大学に1時間数千円払っているのに時給1000円のバイト?
バカこそものの上手なれ(4)
はい、ハヤカワ五味です。前回はお金の話をしましたが、今回はお金っていったい何なのかということについて、私の考えをお話したいと思います。思います。お金の話は日本ではなかなかしづらい話題かと思いますが、思い切って話します。
大学2年間で82単位を取得!
もう一つお金について大切にしていること、「お金は時間の切り売り」についても話します。これは大学生とアルバイトの話にもつながってきます。
せっかく、お金を払って大学に通っているのに、大学に出ずに、その時間を犠牲にしてアルバイトに明け暮れる人。アルバイトの目的もいろいろあると思うので、一概に良い悪いと論じるつもりはありませんが、目先の優越感や遊びのためにお金を稼いでいるのであれば、早めに大学を辞めるかバイトを辞めるかした方が良い気がします。
「ハヤカワはどうなんだ! 大学行ってないんじゃないか!」と言われそうですが、これまでの大学2年間で82単位を取得し、1科目も落としていません。授業外の時間や通学時間、本当にこれ要らないなという授業でのみ仕事をしています。
だって、1時間数千円のコストで通っている大学に行かずに、目先のお金が欲しいがためにバイトで1000円前後のお給料もらうって非効率的じゃないですか? 勉強するために大学に通って、大学に通うために生活費を稼ぐ、でもその結果勉強ができなかったら意味なくないですか? 4年間頑張れば生涯年収が増えたり、自分の本当にやりたいことができるかもしれないのに。
お金は時間の切り売り
ちなみに、私は実家に学費を用意する余裕があったので、借りているつもりで実家に学費を出してもらってます。なぜなら、自分で学費を出すよりも、大学を卒業してから返したほうが早いから。今は高校を卒業したら大学に入って、その後就職してというのが当たり前になってますが、私はそれで在学中にバイトでいっぱいになって学べないくらいなら就職してから入学するのでもいいと思います。実際、就業環境もここ数年で変わってきているので、全然ありなんじゃないかな。ちょうど、ベンチャー企業やら新しい働き方が提唱され始めているタイミングなので、過去の当たり前を疑って、本当にいい選択肢を見極めてみた方がいいのかもしれません。
なぜ、こう考えるかというと、私はお金とは「第三者からの時間の置換」だと思っているからです。他の人がやるのにかかる時間を自分が巻き取ったから、そこに対しての時間の置換としてお金がある。そのように考えていくと、色々なお金の流れが諸々時間の切り落とされたものに見えてくるので、面白いですよ。結局、お金は絶対的権力でも、求め続けるべきものでもないと思っています(価値観は人それぞれですが、私の場合は)。
お金は時間の切り売りでしかないですからね。結局、六本木ヒルズとかに住んでいるような、世間的に言う金銭的に"今"成功している人も過去にどこかでかけた時間的コストをお金として回収してるってことだと思ってます。何もせず、楽してそのようになれるのはほんと稀ではないかなと。なので、時間を度外視してお金にだけ執着していると、ザラザラと時間は流れ落ちていきます。
それで本当に人生いいのか? って考え直すためにも、早いうちからお金と向き合い、なんでお金を稼ぐのか、お金を何のために使うのかを考え直すと楽になります。私は、以上のように、お金に固執したくないし、お金は時間の切り売りでしかないと思っています。今後は爆弾のような新しい事業も何個か控えているので、時間がストックできる今のうちに自分へのエールとしてお金を稼いでいきたいです。もちろん、就職も(NO残業勤務でいいところ限定だけど)する気です。
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