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新卒フリーランスってあり?

フリーランスで生きていく(9)

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NIKKEI STYLE

4月になり、今年度も多くの学生が社会人としての1歩を踏み出しました。社会人という新たなステージで、楽しい経験や、もちろんつらい経験もあると思いますが、それは誰もが通る道です。

4月にはどこの会社でも新入社員研修が行われます。そこでまずは社会人としての心得やマナーを学ぶわけです。この研修も社会人ならば誰もが通る道。しかしこの道を通らずに、社会人になる人もいます。最近では「新卒フリーランス」という道を選ぶ人もいます。

新卒フリーランスで自由になる働き方

有名私大に通っていたある男性は、在学中にブログで収益を得ることに成功しました。しかし「まずは新卒で入社して、とりあえず3年働け」という一般的な周囲の意見に従い、エンジニアを目指して就職活動。そして見事に内定をゲットしました。その後、内定先で2カ月ほど研修を受けたのですが、どうも違和感を覚えたそうです。そして結局そのまま就職せずフリーランスになるという選択をしました。今後はブログの収益を軸にしつつ、キャンピングカー生活をスタートさせるのだとか。

他にも、こんな「新卒フリーランス」がいます。ある女性はフリーランスのライター・日英翻訳家として活動しているのですが、なんといきなり海外でフリーランス生活をはじめたそうです。日本の4年制大学を卒業したあと、留学の経験を活かしつつ、コネなし、正社員経験なしの状態でドイツへ。インターネットが普及し、ネット環境さえあればどこでも働けるようになったのが、「新卒フリーランス」の可能性を広げていると言えそうです。

あなたは新卒フリーランスに、賛成?反対?

このように働き方が多様に変化する昨今。新しい選択肢として注目される「新卒フリーランス」に関しては賛否両論あるようです。まずは賛成意見から。

「所属する会社によっては何も身に付かないリスクがあるので、自分でやれるバイタリティーがあるなら、わざわざ会社に入る必要はない」

「ただノルマに追われるだけの営業になったり、上司に恵まれなかったりした場合は才能を潰すことになる。意味のない会社のルールを覚えるだけなら辟易するので、新卒フリーランスには賛成」

「フリーランスと聞くと、一見わけがわからず、難しそうに思えるけど、実績がなくても少しは稼げる。意外となるようになるものなので、若いうちに挑戦するのはいいと思う」

ネットなどではこのような意見がありました。確かに「話が通じない上司」や「意味のない会社のルール」にとらわれてしまったら、もしその人に才能があっても、それを発揮できない可能性もあります。種があっても水や栄養がなければ花は咲かないようなものです。

しかしフリーランスは、「水」や「栄養」を自分で作り出すことができます。逆に言えば作り出さなければいけない状況になるのです。そのため、外的要因に左右されることが少なく、自分らしさを発揮するチャンスは多いでしょう。しかし一方で、そこに伴う責任は新卒新入社員よりもはるかに大きなものになります。

やっぱり一度は会社組織を経験すべき?

賛成意見もあれば、やはり反対意見もあるようです。Webデザインやプログラミングで学生時代に稼いでいた人でも、いざ社会人になって本格的に仕事をするとなると、求められるクオリティーに慣れるまで時間がかかってしまうそうです。そして、なかにはこんな反対意見も。

「学生と社会人は立場が大きく違うので、一般的な常識をまずは学ぶべき。会社に入ると最初は学ばせてもらっているのにお金がもらえるという嬉しい状態になるので、新卒で一度は会社に入ったほうがいい」

「会社組織というものを肌で感じたほうがいい。フリーランスは企業とのやりとりも増えてくるので、会社の事情を察知できない人や、社会人としての最低限のマナーができない人は実力があっても不利になる」

「会社という組織を利用しない手はない。会社の看板を背負ってみて、ダメだったらやめることはできる」

反対意見もそれなりにたくさんあるようですね。今はフリーランスで働いている筆者も、この反対意見には納得です。特に大きな企業だと、中途採用よりも新卒採用のほうがぐっと入りやすいことも少なくありません。

入社してから辞めてフリーランスになることはできても、フリーランスで活動してから会社に入社しようとすると難易度はグッと高くなってしまいます。そう考えると、新卒というチャンスを使わないで捨ててしまうのはもったいない気がしますよね。

筆者が新卒で入社した会社の新卒研修はとても充実していました。みっちり1ヶ月間使って、社会人のマナーや、課題解決方法など、基本的な社会人スキルを叩き込んでくれたのです。その経験は間違いなく今の仕事の糧になっていると実感しています。

皆さんの中にも「新卒フリーランス」という選択肢に、興味がわいてきた人もいるのでは? 賛否両論ありますが、最終的には責任を負う覚悟さえあれば、どこでもやっていけるのではと思います。大人に意見を求めるのもいいかもしれませんが、時代はつねに変化していることを忘れずに! 「進路選択の最終決定権は自分にある」と覚えておきましょう。

八木彩香(やぎ・あやか)
 フリーライター。1991年2月、東京都出身。早稲田大学卒業。学生時代はサッカーに励み、大学女子サッカー選手権で優勝し日本一に。東証1部上場企業を2カ月で退職し、現在はライター、編集者として奮闘中。フリーライターでありながら特技はフリーキックです。ツチノコを探し求めて自転車で日本中を冒険しました。好きな言葉は「ハクナマタタ」(どうにかなるさ、の意味)。ツイッター(https://twitter.com/___hachimo___)はこちらから>>

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