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ハラケンの「政治を動かす」(11) 参院選までに準備したい2つのマイ争点(下)
~自分の興味・関心から探す

ハラケンの「政治を動かす」(11)  参院選までに準備したい2つのマイ争点(下)~自分の興味・関心から探す
authored by 原田謙介NPO法人YouthCreate代表

原田謙介のハラケンの「政治を動かす」

 前回は時代の変化に着目し、状況の変化を根本から解決する政策を見定めてはどうかという提案をしました。今回は時代という大きい視点とは真逆の自分自身について考えることから作り出すマイ争点についてお伝えします。

大事なことと、自分事なことの違い

 大事だと感じることと、自分事だと興味を持てることは違います。社会保障・憲法、経済に関わることなど多くの論点が参議院選挙にはあります。選挙が近づけば、これらに関して各政党・候補者が政策を掲げ、メディアなどが各党の政策の比較などの情報をドンドン出していきます。しかし、これらの争点について「大事なのはわかるけど、いまいち自分事として実感をもって考えることができない」。そんな人もいるのではないでしょうか? 政治は学ぶだけではなく、関わるものです。

自分の関心に関わる争点を見つけ出すという視点

 「自分に関わっている」と実感をもてる争点を、自分を起点として見つけ出すことがマイ争点の2つ目です。自分が興味・関心を持つことができる争点を、日々の生活・趣味・近い将来のことなどから導き出すという視点をお伝えします。政治はありとあらゆる物事に関わっています。「政治を知る」ではなく、「自分の関心と政治の繋がりを見つける」という視点を持つと選挙の際に限らず、政治がぐっと自分事になります。

 例えば、自分であればスポーツが大好きなので、各政党のスポーツに関する政策は選挙のたびに気になります。近年であればオリンピックに関わるものやスポーツ庁の設立などがありますし、また市民が気軽に使える街中のスポーツ施設に関わる政策だってあったりします。ニュースの中での扱われ方は主要な争点よりも上ではないかもしれませんが、多くの考えるべきことがスポーツ政策にだってあります。

世代によって政策への興味関心は異なる

 3年前の参議院選挙後に行われた調査によると、投票の際に考慮した問題は世代ごとによって異なるようです。20~30歳代では2位に来ている「子育て・教育」が、60歳以上ではベスト10にも入っていません。若い世代の皆さんであれば、他の世代の方と関心が違って当然ですし、若い世代の皆さんなりの視点が必要とされています。

「23回参議院通常選挙全国意識調査」より

マイ争点の見つけ方

 マイ争点の見つけ方はいたって簡単です。各党の政策やニュースを見る前に、まず自分のことを考える時間をとる。「私は何が好きなんだ」「何に問題意識を持っているんだ」。そんな問いかけをしてください。そして、自分主体の視点を持って政策を見ることです。

 また、一人でマイ争点を探してもいいですが、友達と一緒に互いのマイ争点を探して、シェアするのも良いかもしれません。一人で政策を見るというのはやや大変な作業かもしれませんが、友達とワイワイと話しながらやると盛り上がります。仲の良い友達でも自分と違うマイ争点を見つけ出すと思います。そうなればチャンスです。友達のマイ争点にも興味を持ってみれば自分の視野も広がります。

 受け身ではなく、自分なりの視点を持って選挙に関わってみてください。

【ハラケンの「政治を動かす」】
(1) 「どうせやったって変わらない」と思っている、あなたへ
(2) 若者たちよ、仕掛けよう 日本が危機から脱するために
(3) 「アウェー」の場に乗り込もう
(4) インターネットと政治① ネット選挙運動解禁まで
(5) インターネットと政治② 「投票日告知プロジェクト」の成否は...
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