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参加学生が年々増えている理由

インターンシップ成功術(上)

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NIKKEI STYLE

各就活サイトがオープンし、2018年春卒業予定者のインターンシップ情報が一斉に公開されました。3年生の中には、夏のインターンシップに参加した方がいいのか、参加しなくてもいいのか、悩んでいる人も多いでしょう。この連載では最近のインターンシップの傾向と、失敗しないインターンシップの選び方、インターンシップ参加前の準備を3回に分けて紹介します。

インターンシップ受け入れ企業数は5000社以上

就活サイトのプレサイトには現在、インターンシップ実施企業の情報が掲載されており、受付開始時期やプログラム内容、受け入れ人数などの情報が載っています。各サイトの6月1日時点の掲載社数はリクナビ5560社、マイナビ1712社と、前年に比べて掲載社数を大きく伸ばしました。各就活サイトは6月中にインターンシップイベントを開催し、企業と参加学生のマッチング機会を提供しています。

受け入れ企業の拡大と同様、参加学生も増えています。キャリタス就活を運営するディスコの「インターンシップ調査」によると、2017年卒のインターンシップ参加率は74.6%と、2016年卒に比べて8ポイント伸びています。2014年卒から2015年卒の伸びも約12ポイントあり、2年続けて参加率が伸びています。なぜ、こんなに参加する人が増えてるのでしょうか?

理由は、就職活動スケジュールの変更の影響があります。2016年卒の就職活動スケジュールから就活解禁時期が3年生12月から3年3月に3カ月後ろにずれました。2015年卒までインターンシップは3年生の夏休みに実施する企業が多かったのですが、採用広報が始まらない3年生の秋や冬にもインターンシップを実施する企業が増えたのです。その結果、学生がインターンシップに参加できる機会が大幅に増え、参加率が高くなりました。

インターンシップ実施企業・参加学生が増えた理由

企業が夏だけでなく、秋・冬もインターンシップを実施するにはワケがあります。単に時間があるからという理由だけではありません。就活解禁時期が後ろ倒しになったと同時に、選考解禁時期も従来の4年4月から4年8月にずれました。つまり、就活スケジュールの後ろ倒しは、企業側から見れば採用活動期間が短くなったことを意味します。

企業は採用活動期間が短くなったことによって、就活生との接点が減り、応募者数が減ってしまうのではないかという不安にかられました。そのため、従来の夏だけではなく秋・冬にもインターンシップを実施し、自社のファンを増やし、応募につなげようと考えたのです。加えて、インターンシップに参加した学生には、採用選考時には何らかの優遇策があることを伝え、選考を受けるように誘導しました。こうした作戦によって採用活動期間は短くなっても、多くの企業は前年並みに応募者数・採用人数を確保できたのです。

インターンシップの採用選考化は、選考時期が8月から6月へと前倒しされた2017年卒向けでも同じで、むしろより強まりました。ディスコが企業に実施した調査によると、2017年卒業予定者向けのインターンシップの目的は、「採用活動の母集団形成」という回答が昨年に比べて13.5ポイントも増えています。「優秀な人材の採用(採用直結型)」という回答も6.2ポイント増えており、インターンシップが採用活動の一環になっていると言えるでしょう。

選考ではこんな優遇策が!

ちなみに、採用選考でどんな優遇があるのかというと、選考免除型と早期選考スケジュール型の2つがあります。免除型は種類選考や筆記試験、初期の面接などを免除するもので、早期選考型は一般の学生よりも早い時期に選考をするというものです。今年の例では6月1日の選考解禁前に選考を実施する企業も多く見られました。

都内の国立大に通う女子学生は「ある損害保険会社のインターンに参加したら5月から面接が始まり、5月中旬には内々定が出ました」と話します。また、「就活解禁前の2月に内々定をもらった」と話したのは、専門店のインターンシップ参加した学生。

前出のディスコの調査でも、インターンシップ参加学生に対して「何らかの優遇策を講じる」とした企業は56.7%にもなりました。「インターンシップ参加学生限定のセミナー等を開催する」(33.2%)、「非参加学生の選考よりも早い時期に選考する」(32.6%)、「評価が同じ場合、インターンシップ参加学生を優先的に採用する」(31.8%)でした。

就業体験型は狭き門

インターンシップに参加したら選考で優遇されると聞けば、参加したくなる人も多いでしょう。でも、職場で働く「就業体験型」のインターンシップに参加するには、採用試験と同程度の選考が待ち受けています。エントリーシート、筆記試験、面接があるのは当たり前です。本番さながらの試験対策をする必要があるでしょう。

しかも、インターンシップの受け入れ人数は採用人数よりも少ないところも多く、採用選考よりも競争率が高いこともよくあります。大手電機メーカーの技術系インターンシップでは、数名しか受け入れないこともざらです。日経カレッジカフェの調査では、東大や一橋、東工大、早慶の学生でも、65%の学生がインターンシップの選考に落ちています。大手企業などの就業体験型インターンシップは、採用選考並み・もしくはそれ以上に通過するのが難しいと思っていたほうがいいでしょう。

次回はインターンシップの種類と目的別の選び方を紹介します。

渡辺茂晃(わたなべ・しげあき)
 日経HRコンテンツ事業部長、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科非常勤講師。91年入社。高齢者向け雑誌編集、日本経済新聞社産業部記者を経て98年より就職関連情報誌・書籍の編集に携わり、2005年日経就職ナビ編集長、2015年日経カレッジカフェ副編集長、2018年から現職。著書は『これまでの面接vsコンピテンシー面接』『マンガで完全再現! 面接の完璧対策』『面接の質問「でた順」50』など。

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