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先輩たちが困ったのは「敬語」と「服装」

インターンシップ成功術(下)

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NIKKEI STYLE

インターンシップに行くことを決めたら、参加のための準備をしなければなりません。あいさつや簡単なビジネスマナーも分からず社員の方に迷惑をかけてしまうと、個人の評価だけでなく大学の評価まで落としてしまうことになります。ここでは、インターンシップに参加した先輩たちが「インターン中に困ったこと」を参考に、どんな事前準備が必要なのでしょうか。

大学で開催されるインターンシップ準備講座などは、インターンシップの目的、心構え、選考試験対策、ビジネスマナーなどのプログラムが多い。インターンシップに参加するなら、このような講座は必ず受けたほうがいいでしょう。

ただ、大学のインターンシップ準備講座に参加すれば十分かといえばそうではありません。インターンシップに参加した学生に「インターン中に困ったこと」を聞いた調査結果を見てみましょう。最も多いのは「敬語の使い方」、2番目が「服装」とあり、注目すべきは3番目の「雑談の仕方」です。

いくつかの大学のインターンシップ対策講座を見ましたが、「雑談」に関するプログラムが入っている講座はありませんでした。先輩たちがなぜ「雑談の仕方」に困ったのか、その理由を見てみましょう。

<雑談について>

●「業務開始前や昼休憩中に職場の方とどのような会話をしてよいのかわからず、積極的に話すことができなかった」
●「雑談の仕方については最近の話題から、相手の印象など、できるだけ会話が途切れないような工夫の仕方が必要なことが分かった。準備不足だった」
●「自分の知らないワードが出てきて、とりあえずその場では知ったかぶりをしましたが、実際はよく分からなかったので話題に困りました」
●「社員の方や内定者との座談会が多く設けられていたのですが、ある程度質問すると、ネタがなくなり、どういったことを話すべきなのかが分からず気まずくなった」

前回の記事で紹介した「就業体験型」や「同行・同席型」などは社員との接点も多く、雑談の機会が頻繁にあるのは分かりますが、「グループワーク型」や「見学型」でも、社員との懇談会・質問会や昼食時など、社員と話す機会は案外多くあります。ちょっとした空いた時間を埋めるための雑談は社会人でも難しいものです。学生と社会人との間には知識量や関心の違いがあるため、お互いが歩み寄らないと会話が成り立たなくなってしまいます。そのため、事前に雑談の準備は必要になります。

学生が社会人との距離を近づけるためは、まずは社会人が普段接している情報源に触れることです。つまり、日本経済新聞に目を通すことです。これは新聞にある記事の内容を理解するということではなく、共通の話題の糸口を持つという意味です。

例えば、自動車会社A社でインターン中と仮定して、新聞に自動車業界に関する記事やライバル企業B社の動向に関する記事が出たとします。そんな時には記事について分からなかった点やA社の現状や今後、B社との違いなどについて質問すれば、丁寧に教えてくれるはずです。他には、会社の周辺のオススメもしくは気になった店や場所などについて質問するのもいいでしょう。学生を受け入れる社会人も共通の話題を探すのに苦労しており、自分の仕事や日常生活に関することであれば話しやすいはずです。

雑談以外の敬語や服装では、先輩たちは具体的にどんなことに困ったのかも見てみましょう。

<敬語について>

●「自分が使っている敬語が果たして本当にあっているのか、失礼にあたっていないかが分からなかった」
●「社員さんがフランクにお話してくださるのは、こちらもリラックスできてありがたいが、どこまでフランクに話していいのか分からなかった」
●「大切な顧客に対してどう電話対応すれば良いかわからなかった」

敬語については知識不足の人が非常に多く見られました。大学で開催されるビジネスマナー講座などで基本的なことを学んでおく必要があります。

<服装について>

●「服装自由とあったが、どのような服装で行けばいいのか悩んだ」
●「服装が自由となっているインターンシップがいくつかあったので、スーツと私服のどちらにしたら良いのか迷いました」

服装については「私服で」と言われることが多く、企業の職場にふさわしい服装に悩んでいました。服装の許容範囲については「ビジネスカジュアル」「カジュアルデー」などで検索をしてみると、職場で許されるカジュアルな服装が分かります。

また、髪型については「髪を結ぶように注意された」「黒いピン留めやゴムで髪を固めるなど、徹底的に改善された」、化粧については「メイクは控えめにと言われたが、どれぐらいが適切なのかわからなかった」「普段通りの化粧がインターンシップに適しているのかわからなかった」といった声がありました。

以上が先輩たちがインターン中に困ったことです。これを参考にしっかりと準備をしてください。敬語に自信がなくて聞きたいことを聞けかなった、雑談が不安で社員と話せなかった、なんてことのないように。

渡辺茂晃(わたなべ・しげあき)
 日経HRコンテンツ事業部長、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科非常勤講師。91年入社。高齢者向け雑誌編集、日本経済新聞社産業部記者を経て98年より就職関連情報誌・書籍の編集に携わり、2005年日経就職ナビ編集長、2015年日経カレッジカフェ副編集長、2018年から現職。著書は『これまでの面接vsコンピテンシー面接』『マンガで完全再現! 面接の完璧対策』『面接の質問「でた順」50』など。

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