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career-働き方

生涯キャリアの選択肢(6)会社説明会の歩き方
内定者に学ぶ勝利の方程式とは

西山昭彦 authored by 西山昭彦一橋大学特任教授
生涯キャリアの選択肢(6) 会社説明会の歩き方内定者に学ぶ勝利の方程式とは

 インターンの説明会にしろ、3月1日以前のセミナーにしろ、本番の前に何回か説明会に出ることになる。1回目は、まず人の多さに圧倒される。人疲れだ。

疲れる1日

 服装自由とあっても、無難な恰好がいい。遊びではないので。場所が不慣れで、スーツを着ていくと靴も慣れてないし疲れる。大変な1日になる。学生によっては、1~2時間で帰る人さえいる。

 これから社会人になってやる仕事も同じで、準備8割だ。事前に会場の配置やトイレ、休憩、ランチ、セミナーなどを頭に入れておく。予約できるものはどんどん入れる。移動、メモ、休憩などのスキマ時間を作っておく。絶対に1人で行く。女性はグループで行く人がいるが、人生を選ぶのはそんな甘いものではない。同じ会社に行くわけないので。カップルは夕方の集合場所だけ決めておけばいい。

空いているブースへ

日立製作所の入社式に向かう新入社員(4月1日、東京・千代田)

 人気企業には長い列ができている。待っている時間が長いので、できれば避ける。参加リストから学生が知らない会社を事前に調べて、訪問先を決めておき、そこを中心に回る。学生が少ないブースでは、社員があなたにちゃんと対応してくれるメリット大だ。

内定者が気を付けたこと

 4年内定者に何に気を付けたか聞いてみた。

 「私が企業説明会を受ける際気を付けていたことは、とにかく多くの業界の説明を聞いてみることです。有名企業、人気の会社ばかりに目が行きがちですが、それでは並んでいるだけです。私はあえて業界を網羅するような時間の使い方をしました。金融、メーカー、IT、ベンチャーなどといった大別をして、有名企業を避けてまんべんなく説明を聞けるスケジュールを組んだのです」

三菱商事は女性社員の採用にも力を入れている(6月13日、東京・丸の内)

 この学生は業界を軸に計画を作ったそうだ。前半戦、広く知るにはいい方法だ。準備はここでも十分なされていることに注意。

 「また、説明を受けた後に、業界ごとに求められる人間像の違いをまとめました。それぞれの業種が求める能力は何か。積極性か、協調性か、リーダーシップか等を自分なりに分析し、どの能力を発揮できそうなのかをノートに整理しておきました」

 ここまでできると、合説の活用も十分だ。それをしてから、その先の個別説明会を選択していけば効率的だ。実は、この説明会の回り方でも、仕事ができる人とできない人の差は出ている。

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