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[ career-働き方 ]

就活生の疑問、内定者が回答!(中)グループディスカッションにクラッシャーがいたら?

authored by 日経カレッジカフェ就活取材班
就活生の疑問、内定者が回答!(中) グループディスカッションにクラッシャーがいたら?

 前回は就活スケジュールなどについて先輩たちからアドバイスがありましたが、今回はグループディスカッションや面接の話など具体的な選考の話が盛りだくさん。インターンシップの選考にも役立つ内容です。

<内定者>
Aさん(私立大学文系、女性) 内定先:テレビ局
Bさん(国立大学文系、男性) 内定先:大手電機メーカー
Cさん(国立大学大学院理系、女性) 内定先:大手食品会社
<3年生>
森 一史さん 明治大学商学部
夏のインターンに参加しておらず、インターンへの参加を含めて就活全般に悩んでいる
大島文也さん 一橋大学経済学部
夏に損害保険会社のインターンに参加。金融に興味があるが、他の業界にも興味を広げたい
大山佳祐さん 学習院大学理学部
百貨店のインターンシップに参加。いろいろな業界を見ているが絞り切れていない

グループ面接は空気を読む

大島さん 僕は初めてのことが苦手なんです。就活は初めてのことばかりですが、皆さんはどのように克服しましたか?

Aさん 初めてのことに戸惑う気持ちは分かります。私はグループ面接とグループディスカッションに慣れるまで苦労しました。グループ面接は他の学生がいるから、どのくらいの時間話していいのか分からなくて。あまり短すぎるとアピールできないし。グループディスカッションもチームで乗り切るっていうことになれるまで時間がかかりました。グループ系は早めに練習したほうがいいですよ。

右から大山さん、大島さん、森さん

Cさん 3人で15分というグループ面接を経験しました。1人2、3問しか質問がなくて、計算すれば回答時間は1回1、2分。でも、私の前の人がずっと話していて、焦りつつも1分で話をまとめて何とか合格できました。グループ面接は周囲を気にしながら回答するという、空気を読む力も必要。ディスカッションは楽しむこと。「チーム全員で通ろうね!」みたいな雰囲気が大事です。

Aさん 私の大学の女子学生は「黙ってニコニコ笑ってればグルディス(グループディスカッション)は通る」なんて言われているんですけど、実際にはそんなことはない。グルディスでよくあるのは、みんなケガしたくなくて、お互いに様子を見合うような瞬間。話が弾まないと落ちてしまうので、私は積極的に司会をやってみんなが意見を言えるようにしていました。

しゃべりまくりマンの対応は?

Bさん 質問です。グルディスでクラッシャーが出たときはどうしていました。例えば、目立ちたいから他人の意見を否定するような人。司会としてどう対応していた?

Aさん あー、いました、いました。グルディスは正解がなく、企業の人も「正解はないので、とことん議論してください」って言ってくださっているのに、「いや、皆さんこうおっしゃってますけど、私はこう思う!」みたいな、流れを考えずに議論の方向を全く逆に変えてしまうような人。そんな人にはあえて優しく、「そういう意見もありますね!」というように受け入れる姿勢を見せていました。流れは変えませんけど。

Bさん しゃべりまくりマンはどうしていました?

Aさん 話をさえぎるのではなく、「つまり、こういうことですかね」というように話をまとめていました。

Cさん そうですね。私は司会ではなかったですが、話の長い人がいたら「私も○○さんの意見に似てるんですけど......」と話に入っていって止めていました。

Bさん なんで、こんなことを聞いたかというと、クラッシャーやしゃべりまくりマンがいると、全員落ちることが多いって聞いたからなんです。だから、3年生の皆さんもグルディスの対応策は覚えておいたほうがいいですよ。

いつになったら自信を持てるのか?

大山さん ESでも面接でも、どのくらいの数を経験し、いつ頃になって自信を持てるようになりましたか?

Bさん 僕は自信満々マンだったから(笑)。ESは自信を持って書かないと通らないと思う。そのためには自己分析して、自分の良さを理解した上で書くことが大事。面接も同じ。実際には不安もあるけれど、「自信満々です」って行かないと。だって、自分すら不安な人を企業が自信を持って採用しようとは思わないでしょ。

Cさん ESが通ったら自信を持っていいと思う。自分のことに興味を持ってもらえたんだって。

Aさん 私はテンパっていると大学名も出てこなかったり、噛んじゃったりしてました。そのため、自己紹介や自己PRは1分バージョン、3分バージョンを作って万全の準備をして臨みました。スタートがうまくいくと落ち着くので。集団面接で隣の学生が「僕はケニアでインターンやってきて......」とか「ビジネスをして社長と......」みたいな人だと、「ああ、死んだ~」って思っちゃうけど、自分の良さをまとめて準備しておけば、他人を気にせず自信を持って話せました。お守りみたいなもの。

Cさん 私は準備をすると忘れたときが怖いから、全部を覚えるようなことはしませんでした。ただ、言いたいことはまとめておき、それだけは頭の中に入れていました。覚えるか覚えないかは、どっちが自分に合っているのかですね。

Bさん ESは雛形を作っておくといい。200字バージョン、500字バージョンというように準備しておけば、あとはコピペで済むから。

Cさん 就活の最初の頃に分量の多いESがあるといいかも。私は最初に手書きで4、5枚のESがあったから、その後のESはそれを参考に書いたので楽でした。

華やかなエピソードがない場合には?

大島さん 面接などでよく質問される「学生生活で頑張ったこと」ですが、僕はサークルとバイトの話をしようと思っていますが、特に目立った結果などがありません。どうやって強みなどアピールすればいいのでしょうか。

Aさん サークルという集団の中で何を考え、どんな身の振り方をしたのかが大事。どんなサークルで、何をしていたの?

大島さん 100人規模のテニスサークルで、遊んで飲み会みたいなサークルではなく、練習をしっかりするサークルでした。

Cさん テニスはいつからやっているの?

大島さん 高校からです。

Cさん それなら高校の部活と大学のサークルとの違いやギャップがあり、それをどう克服したとか、100人規模のサークルを運営する際にどんな苦労があったか。100人もいたら何かしらの運営上の問題点があったと思うから、それを解決したというような話ができるといい。

Aさん 私は内定先の面接で「君の自慢話を聞きたいのではなくて、どこで、どんな苦労をしたのか、話を通して人間性を見たい」と言われました。キラキラエピソードではなく、サークルでの苦労や工夫の話があればいいのでは。

Bさん 企業の人は華やかなエピソードではなく、困難に立ち向かうときの人間の泥臭さをが見たがってる、と言われたことがあった。ESを見てもらった人にも話がきれい過ぎるって何度も言われた。困難を乗り超える時に人は成長するから、その時の意識や行動を説明できるといいんだと思います。

Aさん 私も留学のエピソードでは語学の話ではなく、カルチャーショックをどう乗り越え、現地の人たちとどのようにコミュニケーションを取り、理解し合えたかを伝えていました。

質問に答えられるように自己分析を

Cさん 何を聞かれても自信を持って答えられるように自己分析をしていた方がいい。面接官に「なんで、なんで」って質問されても、自己分析をしていれば圧迫とは感じません。むしろ「よくぞ聞いてくれました!」と思えるくらい。私は質問してもらって答えるという流れで自分をアピールしていました。深く質問されてもきちんと答えられる準備をしておいた方がいい。

大島さん ありがとうございます。もう1つあります。頑張ったことは高校の話でもいいのでしょうか。高校のときにテニスを頑張ったエピソードがあるのですが......。

Cさん 面接では「高校はどんな感じだった?」って聞かれたら話していたけど、基本的には大学生活でのことを話していました。高校のことを話すと、「最近はないの?」って思われちゃうし。

Bさん 大学の話をしていた方が無難かな。

次回に続く