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志望企業はどうやって絞り込んだのか?

就活生の疑問、内定者が回答!(下)

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NIKKEI STYLE

前回はグループディスカッションでの困った人の対応や「学生生活で力を入れたこと」の回答など、具体的な採用選考に関する話題が中心でした。今回は企業の絞り込み方などについてのアドバイスです。

<内定者>
Aさん(私立大学文系、女性)
内定先:テレビ局
Bさん(国立大学文系、男性) 内定先:大手電機メーカー
Cさん(国立大学大学院理系、女性) 内定先:大手食品会社
<3年生>
森 一史さん 明治大学商学部
夏のインターンに参加しておらず、インターンへの参加を含めて就活全般に悩んでいる
大島文也さん 一橋大学経済学部
夏に損害保険会社のインターンに参加。金融に興味があるが、他の業界にも興味を広げたい
大山佳祐さん 学習院大学理学部
百貨店のインターンシップに参加。いろいろな業界を見ているが絞り切れていない

現在の志望業界は?

Aさん ところで、皆さんはどういう業界を目指しているのですか?

森さん 大学に入った頃は映画関係の仕事に憧れていましたが、起業もありかと思ったり。

大島さん 経済学部なので金融かなと、ぼんやり思っていますが、企業のことを知ると、「あっ、ここもいいな!」って思っちゃう。これからどうやって絞っていくのか......。

Bさん例えば、大手企業の表面的な仕事を見るとカッコイイと思えるんだけど、その裏にある他の仕事を見れば、それは自分にはできないなと思える仕事も出てくる。自分が働くかという視点で仕事を見ると、「できる、できない」と分けられるんじゃないかな。

大山さん 僕は百貨店とテレビ業界を目指しています。

Aさん テレビは早くから動くし、インターンからの採用も多いので遅れないようにしてください。

Bさん ちなみに、百貨店を志望する理由は?

大山さん 百貨店は顧客に近いところで仕事ができると思ったので参加してみました。

Bさん 実際に参加してどうだった? ギャップとかあった?

大山さん 自分が思っていたほど、お客さんとの接点は多くないという印象です。裏方の仕事が多く、行く前のイメージとはだいぶ違いました。

Bさん そういう気づきはとても大事で、その気づきを「自分がそこで働けるのか?」というところまで持っていけるといいと思います。

Aさん ある企業の方が、就活中に「気づきノート」を作っていて、自分の心が動いた瞬間を書き留めておくと、自己分析にもつながって良かったと話していました。気づいたら書き残すことはいいと思います。

企業選びの軸は何?

大山さん 企業の絞り込み方や企業選びの軸はどうしていましたか?

Cさん 私の軸は「社会で頑張ってる人の身近にあって応援できるようなモノ作りをしたい」でした。食品、特にお菓子メーカーでは「生活をちょっと彩るようなものを作る仕事をしたい」と伝えていました。市販されているOTC医薬品の会社も受けましたが、そこでは「日常の元気を支えられる仕事したい」と話していました。共通するのは「人を支える・応援するモノを作る」ということでした。

もう1つ、大学では廃棄される原料を使っていかに人々を健康にできるかということを研究しているのですが、食品を作る過程で出る廃棄物を使って人々を健康にできる研究ができる会社という視点でも探しました。企業選びの芯が通っていれば、志望動機にも説得力が増すと思います。

Bさん 軸には本音と建前があると思うのですが、建前では「人の生活になくてはならない」です。これならどこの会社でも当てはまるかと思ったから。本音では「自分が活躍できるかどうか」ということ。僕は考えることが好きで、マーケティングをして今ある商品に付加価値を付けることを考えるような仕事を探していました。

大企業だけでなくベンチャー企業も見ました。大企業とベンチャーを比較した場合、ベンチャーは仕事の幅が広く、大企業は仕事の幅が狭いと言われることが多い。でも、僕は大企業でも他の人から仕事の話を聞くことで吸収できるのではないかと考えました。だから僕は大企業を選んだのです。

では、なぜ内定先企業に決めたかというと、就活で知り合った社員の方がとても頭が良かったということ。ESを添削してくれた際に、レスポンスが早く、指摘が論理的で、何度も見てくれたことから、会社での仕事の進め方や面倒見の良さが感じられ、最終的に決めました。

Aさん私は「人と話すのが好き」と「外国と日本を結びたい」が軸です。だから、国と国を結ぶ公務員や物と物を結ぶ商社、情報で人と人を結ぶマスコミを志望していました。最終的に今の内定先に決めたのは、ある総合商社の最終面接で「興味関心を聞く限り、マスコミの方が向いてるのではないか」と言われたんです。その時は「総合商社でやりたいことがある」という話をしたのですが、落ちてしまって。内定先の面接では一番素で、飾らずに話せましたし、本当にご縁があったという感じです。

Bさん なんかありますよね。素直に話せちゃう会社って。志望動機も簡単にできちゃうし。

Cさん そうそう。面接も楽しくなりますよね。聞いてほしいことを聞いてくれるし。面接受けながら、ああ、行けるかな、みたいな。

採用された決め手は?

森さん 選考を受けていて、ここが採用の決め手だったな、と思うことはありますか?

Bさん 笑顔! 笑顔でいると、いける気がするんですよ。あと論理性。企業の人たちはビジネスをしているから話の一貫性をすごく気にしていて、1つの質問での回答だけでなく、他の質問との整合性もしっかりと見ている気がします。僕が質問の回答を考えるときには論理性に気を使い、回答の根っこは1つになるようにしていました。もう1つは「他の企業とは迷っていないよ」と、第一志望であることをきちんと伝えること。

Cさん 私は笑顔と元気さです。笑顔もない元気もない人に入って来てほしい会社はないと思うので、若さと元気さをアピールするようにしていました。ただ、ヘラヘラしていると思われても困るので、締めるときは締めていましたけどね。内定をもらった会社のいくつかは「研究職だけど営業もできそう」という評価がありました。

Aさん 私も元気さかな。面接のフィードバックで「話していて楽しそう」と「叱っても大丈夫そう」と言われました。圧迫面接をされても食いついていったから、入社した後に叱ってもつぶれないと思われたんでしょうね。

Bさん やっぱり、自分の売り出し方を考えた方がいいと思います。

先輩からアドバイスを!

―― 先輩から最後にアドバイスはありますか?

Aさん ESは必ず誰かに見てもらってから提出すること。できれば働いている人に見てもらうように。働いている友達に見てもらい、「ちょっと偉そう」「よく見せすぎ」という指摘を受けました。

Cさん 説明会では必ず質問するようにしていました。説明会の規模にもよりますが、手を上げられそうなら手をあげて、難しければ終了後に個別質問していました。突っ込んだ質問をすれば深い情報が入ってきますからESのネタにもなりますし。また、人事の方の答え方によっては「この会社やばいかも」と思うこともありました(笑)。

Bさん 2つあります。1つは、パンフレットに書いてあることをそのままESに書いたり、面接で話したりする人が多くいますが、それではダメ。じゃあ、それ以外のことがいいのかというとそうでもない。パンフレットにあることは企業が学生に伝えたいことです。書いてある理由を考えて、面接で質問したり話したりしていました。

2つ目はインターンに行くことを目的にしないこと。なぜインターンに行くのかを明確にしないと、回数が増えるだけで何もならない。大学の同級生でも超人気企業のインターンに行ったから「オレはすごい」と勘違いしている人もいます。やはり、目的を持って行き、何に気づいたかを残すようにしてほしいです。以上。

3年生 ありがとうございます!

―― みなさん、お疲れ様でした。3年生は今日の話を参考に悔いのない就活を!

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