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[ skill up-自己成長 ]

NPOの虎の穴(19)ツール・ド・東北で
朝獲り帆立焼きを提供

立花 貴 authored by 立花 貴公益社団法人MORIUMIUS 代表理事
NPOの虎の穴(19) ツール・ド・東北で朝獲り帆立焼きを提供

 先日、ツール・ド・東北2016が開催されました。朝から小雨模様の中、3700人ほどのライダーが曲がりくねったアップダウンのあるリアス式海岸を駆け抜けました。最長170Kmのコースの最初のエイドである雄勝エイドでは、朝水揚げされたばかりの帆立を炭火焼きにして毎年提供しています。

「甘みが強い!」「プリップリ!」

 ドラム缶サイズの焼き台が14台並べられ、炭火で焼いた帆立がライダーに提供されました。新鮮な帆立を焼いて、雄勝産帆立の美味しさを宣伝する帆立焼きは4年目になります。今回も雄勝で出会った方、雄勝そだての住人の方、モリウミアスを訪れてくださった方、ご支援くださっている企業や財団の方ご縁があった方など、帆立の焼き台越しからたくさんの方々から声をかけていただきました。

焼きたての帆立を召し上がったみなさんからは、次のような感想をたくさんお寄せいただきました。

 「甘みが強い!」
「プリップリ!」
「こんなに美味しい帆立を食べたのははじめて!」
「去年のエイドの中で一番美味しかった!」

「応援してたら、応援されてた」

 ライダーがエイドを出発する際には、みんなで精一杯「いってらっしゃい!」「頑張ってください!」と声を張り上げ、旗を振ります。

 「沿道からの声援に背中を押されてここまで来れました」
「毎年参加して思うこと、沿道からの声援で自分が元気をもらった」

 そんなライダーの方の言葉が印象に残っています。

 震災を経験した人には、心のどこかで「震災後に応援してくれた人たちを、今度は自分が応援したい」という想いがあります。

 ツール・ド・東北のテーマ「応援してたら、応援されてた」

 この言葉だけでライダーの気持ちが伝わる感じがします。

雄勝産 活帆立は「(株)雄勝そだての住人」のオンラインショッピングからどうぞ!

"隣の芝は、青くない?"~他責でなく自責で考える

 先日は毎年来てくださっている企業の新入社員研修がありました。

 「熱量をもって今、目の前の仕事を全力でやりきる」という振り返りの言葉が印象に残っています。

 多くの人が入社半年、1年、3年目というタイミングで、「このままでいいんだろうか」「こんなはずじゃなかった」「もっとやりたいことがあったのではないか」「別の仕事のほうがいいのではないか」と思うようです。

 私は「隣の芝は、青くない」と考えています。このチャンスともいうべきタイミングを越えられない人に共通していること、それは、「自責ではなく他責」ということです。「あの人が悪いから」「この会社が悪いから」「今いる部署が悪いから」と自分ができないことを他人にもとめ、外に求め、自分への言い訳をつくります。

 目の前のことを本気でやりきる前に、会社や周りの人、働けているということへの感謝の気持ちがなくなり、成長への負荷を自分自身で外しているのだと思っています。「石の上にも3年」という言葉がありますが、私は5年と考えています。この諺は上記のようなことも含めて古の日本人が伝えているのかもしれません。

人生は観覧車。速度は自分で変えられる

 さて、私が社会人1年目の時に頭の中に浮かんできた構図があります。それは社会人の人生は観覧車のようなものではないかということです。これは大学生にも同じことがいえると思います。今、自分が観覧車にのっているとします。観覧車が上の時もあれば、下にいるときもある。乗っている観覧車自体は変わらないのですが、見える景色の違いで、自然と気持ちが上がったり、下がったりもします。

 一番上までいくと、突然、今乗っている観覧車の上に、別の観覧車が見えてきます。タイミングよく乗り移れる(または、成長のために自然と押し出される)時もあれば、屋根が壊れていたり、床に穴が開いていたり、ボルトが今にもとれそうだったり、ちゃんとした乗れる観覧車は1個あるかないかです。

 観覧車の基本速度は、1年で1周しますので、タイミングが合わなければ来年まで待たなければなりません。しかし、自分が乗っている観覧車には手動操縦で速度を調整できる手滑車がついています。もちろん、力は必要ですが目の前の滑車を一生懸命回し続けると、自分の乗っている観覧車は、なんと半年で1周できると気づきます。そして更に、滑車を早めると3カ月で1周、つまり1年で4回転するほどまでに早めることができます。

 そのため、観覧車の頂点に行った時に見える観覧車も4回の乗り移れる(または、成長のために自然と押し出される)チャンスが巡ってきます。社会人生活はそのような観覧車の連続なのではないか? と。与えられた環境で瞬間、瞬間、一生懸命、目の前の観覧車の滑車を回し、そのスピードは自分で上げられる、チャンスはその分だけ多く巡ってくる、そのようなものではないかと。

 みなさんそれぞれの、今の観覧車の速度はどうでしょう。

<お知らせ>
農林漁業などの一次産業体験を人と地域から学び、田舎と都会、日本と海外の仲間との共同生活を通じて多様性を学び、持続可能な社会を創るこどもたちの学び場がモリウミアス・ルサイルです。7泊8日を基本プランとし、2泊3日のMEETモリウミアスという短期間の体験プランも実施、週末1泊2日でこどもと一緒で参加できる家族コースも用意しています。詳しくはHP、FBをご覧ください。

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